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【連載小説】アヘアヘキングダム 3rd Season Story 60

<Dialog Koyuki and Piiko at Piiko's company コユキとピイコの会話 ピイコの会社にて>
ピ:コユキ。
コ:はい(´雪ω雪`)
ピ:どうだ?順調か。
コ:はい。予定していた原稿チェックとゲラ作成は終わりました。明日ライターさんと最終チェックしたら出稿します。
ピ:おっけ(´PωP`)b あと、帰る前にアタシの席寄ってくれる?ちょっとコユキに相談したいことがあって。
コ:わかりました!


<Dialog Yuimi and Kussan at cafe クッサンとユィミの会話 カフェにて>
ユ:クッサン、2往復大変だったね(´ゆωゆ`)
ク:いやほんとに。今回で貯めたマイル全部吐き出しちゃったよw
ユ:またすぐ向こうに戻るの?
ク:うん。でも、帰る前に1つやりたいことがあるから、それが終わってからかな。
ユ:やりたいこと?(´ゆωゆ`)
ク:・・・ユィミ、この後ちょっと時間ある?
ユ:うん。時間はあるけど、何するの?
ク:ついて来てほしいところがある。
ユ:え?どこ?
ク:着いたら分かるよ(*`ω´)
ユ:なにそれ・・・ちょっと怖いんだけど(๑꒪ټ꒪๑)



<Dialog Koyuki and Piiko at Piiko's company コユキとピイコの会話 ピイコの会社にて>
ピ:・・・どうだコユキ。
コ:はい。是非お願いします!
ピ:お、即決か。「少し考えさせてください」って言われるかと思ってたw
コ:(´雪ω雪ヾ ハハ
ピ:本当にいいんだな?
コ:はい。大丈夫です。お願いします。
ピ:おっけ。じゃ、今後の予定はまた改めて決めよう。以上!
コ:はい!ありがとうございますm(_ _)m お疲れさまでした!


<Dialog Yuimi and Kussan at studio クッサンとユィミの会話 レンタルスタジオにて>

スタジオ

ユ:(๑꒪ټ꒪๑) エ・・・
ク:入って。
ユ:(๑꒪ټ꒪๑) イヤ・・・
ク:いいからw
ユ:・・・何するの?
ク:久々に、ユィミとセッションしたいなと思って。
ユ:えwww それでここ借りたの?
ク:うん。
ユ:(´ゆωゆ`)オーマイゴッデス
ク:いいじゃん。
ユ:あたし引退・・・
ク:はい(*`ω´)つ🎤
ユ:🎤⊂(´ゆωゆ;) イヤ・・・え?いきなり歌うの?
ク:d(*`ω´)🎸 じゃ、始めようか。
ユ:てか、何歌うの?🎤(´ゆωゆ`)
ク:START(*`ω´)🎸
ユ:なっつw えー・・・いきなりで歌えるかな・・・
ク:ま、練習のつもりで気楽に演ってみよう d(*`ω´)🎸
ユ:(´ゆωゆ`)ウ、ウン・・・

 


<Dialog Neesou and Koyuki at Neesou's house ネーソーとコユキの会話 ネーソー宅にて>
コ:ネーソーさんただいまー(´雪ω雪`)
ネ:コユキおかえり。仕事おつかれ!!
コ:ありがとう。あ、ネーソーさんちょっとお話が。
ネ:なんぞ?(´◉◞⊖◟◉`)
コ:今大丈夫?
ネ:おう。俺っちはいいけど、コユキ今帰ってきたばかりじゃねーか。1回着替えて落ち着いてからでもいいぞ。
コ:ううん。今話したい。
ネ:そかw じゃ、どーぞ。
コ:私、決めた。1人立ちします(´雪ω雪`)
ネ:お!ついにきたか・・・
コ:うん。
ネ:そーかそーか。まーいーんじゃねーか?コユキが決めたんなら。ちっと寂しい気もするけどなw 
コ:え・・・私がいなくなって寂しいなんて、もしかして、ネーソーさん私に惚れてた?w
ネ:てめーふざけんなwww
コ:ごめん冗談w でも本当に、これ以上ネーソーさんに迷惑はかけられないです。
ネ:ま、もはや迷惑ってレベルはとっくに通りこしてっけどなw
コ:これがラブコメだと、ネーソーさんと私がくっついちゃうみたいな展開もあったかも知れないけど。
ネ:んだよ急にw
コ:・・・そういう展開も考えないことはなかったよ?
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ハ?
コ:でも、ネーソーさんには毬固さんがいるしさ。ちぇ( `³´) 
ネ:・・・・・・
コ:私に手を出すそぶりも一切なかったし。私ひとりで勝手にドキドキしてたっていうね。ちぇ( `³´) 
ネ:いやいやいや・・・ここにきて変なこと言いだすなよ・・・
コ:そもそも私を女として見てたかすら怪しいしw
ネ:そこは怪しむなよwww ちゃんとレイディとして、それなりに気ーつかってたんだぞ?
コ:わかってるw 気を遣ってくれたし、甘えさせてくれた。でも、私がここにいることで、ネーソーさんと毬固さんとの関係を、これ以上おかしくしたくないから。
ネ:ま、そこはまりこも分かってくれてるし、そこまで気にせんでも大丈夫だけどな。
コ:あとはね、私にとって、ここは居心地が良すぎる。
ネ:・・・そっか。
コ:うん。人生ハードモードだった私には、ネーソーさんとの暮らしは、ハッキリ言って楽園過ぎた。いけないことだけど、このままずーっとここにいたいなーって、コユキは思ってしまいました。危険水域を超えました。
ネ:・・・・・・
コ:ハルトと出会って、同棲を始めた時も同じだったの。あの時も、真っ暗だった人生が、一気に明るくなった気がした。これがずーっと続けばいいなーって。でもね、結局それは、誰かに依存してただけだったんだなって、今になって気づいた。自分の人生、自分で何とかしようって気持ちが、当時の私にはなかった。
ネ:いや、言うてもそん時コユキは15だろ?ひとりで生きてくのはキツすぎるわ。それに、どーしよーもない時に誰かに頼ることは、別に悪いことじゃねーぞ?
コ:うん。お金のこととか、住む家とかはね。でも、心の部分は違う。もっと自立できたはず。私は、ずっと誰かに頼って、依存してた。自分で生きようとしてなかった。だから、ミライとハルトが私の前からいなくなって、生きる意味を失ったんだと思う。
ネ:・・・・・・
コ:というか、そんなの元々持っていなかったのかも知れない。だからこうなった。自業自得だよね。
ネ:うーん・・・まーそこまで自分を責めなくてもって思うけどな。何だかんだ、コユキは頑張ってここまで生きてきたじゃねーかよ。
コ:ううん。私はね、自分の人生つまらないなぁ、ついてないなぁ。何でこんな人生なんだろうってずーっと思ってた。例えば、学校とかね。ちっとも楽しくなかったし。
ネ:それは分かる。つまんなかったよなぁ現国とか数学とかwww
コ:私も授業中はよく寝てたけどw 学校生活は確かにつまらなかった。でもね、つまらないって言ったって、学校が楽しさを提供してくれるわけじゃないじゃん?私自身が、楽しもうとしていなかった。全部与えてもらえるものだと思ってた。
ネ:そっか。
コ:うん。中2の私に大声で言ってやりたい。学校が楽しくないんじゃない。お前が楽しくない人間なんだよ。だから学校生活が楽しく思えないんだよ。楽しいことを見つける努力をしろよ!与えられてばっかりか!それで文句ばっか言ってんなよ!ってwww
ネ:まあ、後になって気づくんだよなそーいうことはなw
コ:ホントにね。ミライとハルトもそうだった。2人が、私の人生を照らしてくれたのは間違いなくて。でも、その明かりだけで、私は生きようとしてた。自分の人生を、自分で明るくしようとしてなかった。誰かが照らしてくれる光を探して、その下で生きていこうとしてた。
ネ:俺っちも若いころはそうだったかもなぁ。自分のことばっかりでさ。
コ:ネーソーさん、今も精神年齢は十分若いよ。おもちゃとかの「対象年齢:5~8歳」ってシール見ると、ネーソーさん思い浮かぶもんwww
ネ:やかまし!!( `皿´)
コ:(*´艸`)フフ ・・・でも本当に、私はいつも、誰かとか何かのせいにしてた。家族とか、友達とか、学校とか、環境とか、そういうのが、私の人生をマイナスにさせてる。そういう運命なんだ私はって思ってた。自分で楽しくするとか、自分で明るくするとか。たとえ小さなことでも、自分で出来ることはあったはずなのに、何もしないで、ただ嘆いてた。
ネ:んー・・・まーそうかもしんねーけどさ。コユキの人生がハードモードなのは間違いないわけじゃんか。そう思っちゃうのも仕方ねーとこあんじゃねーのか?
コ:今まではね。ただ、これからは違う。だって、これは私の人生なんだし、私が主人公なんだし・・・
ネ:「私の生き方は、私が決める」ってか?w
コ:ネーソーさんセリフとらないでよ!( `³´) 
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ニャハハ
コ:でも、今ネーソーさんが言ったのを聞いたら、就職サイトのキャッチコピーみたいで若干寒いねw
ネ:寒い言うな!!( `皿´)
コ:まあ、とにかく。私は、生まれて初めて、自分の人生は自分自身で楽しく出来るんだ!って気づけた。ネーソーさんのおかげです。
ネ:そか。ええことだ。
コ:私は、ネーソーさんに救ってもらった命で生きてる。だから、私はネーソーさんに恩返しをしなきゃいけない。
ネ:だーかーらー!!今はそんなん考えなくていいっての。
コ:うん。今の未熟な自分には、ネーソーさんに何も返せない。それが悔しくてね。
ネ:その気持ちは分からんでもねーけどw
コ:これからネーソーさんが困ったとき、助けが必要な時、力になれる自分になりたい。そのためには、まずは自力で生きないと!って思ったの。
ネ:そか。まーコユキがそう思えるようになったんなら良かったよ。ホントお礼なんていいけどw
コ:ダメ( `³´) 
ネ:あ、そういやさ。やりたいことは全部出来たんかよ??
コ:え?(´雪ω雪`)
ネ:死ぬまでにやりたいこと10個作るってやったじゃねーかw
コ:あー!毎日充実しすぎて忘れてた(´雪ω雪ヾ
ネ:まー読者の人たちも忘れてんだろーけどなwww
コ:(´雪ω雪`) ドクシャ?
ネ:ま、いいや。とりあえず、現時点で何が出来てて、何が出来てねーのか。ちっと振り返ってみよーぜ。書いた紙あんだろ?
コ:あ、うん・・・ちょっとまって。

【コユキのやりたいこと】
その1 カワイイ服着てお出かけしたい  Clear!!
その2 浴衣を着て、夏祭りにいきたい
その3 アルバイトをしたい Clear!!
その4 ダンスをしたい
その5 ミライのお墓を作りたい Clear!!
その6 アイソルのイベントに参加したい Clear!!
その7 パパと仲直りをしたい Clear!!
その8 ハルトと仲直りをしたい Clear!!
その9
その10

ネ:あー夏祭り行けんかったな。気付いたら冬になってたしなw
コ:この前ラキアさんから浴衣頂いたし、来年アインさんと行く約束したから大丈夫(´雪ω雪`)b
ネ:そしたらその2は達成見込みってことでいいな。あとは・・・その4のダンスか。
コ:ダンスもまた始めようと思ってるよ。
ネ:お!
コ:今度暮らすところの近くにダンスサークルがあったら、声かけてみようかなって。人見知りだから怖いけど、そういうのも克服したい。
ネ:そか。ええことだ。
コ:ネーソーさんも腹踊りまた始めたら?(´雪ω雪`)
ネ:やめんか!!( `皿´)
コ:www
ネ:んで、あと2つか。
コ:その9は埋まったよ。「1人暮らしをしたい」。
ネ:あ、それでえーんかw そしたら、残り1つだな。
コ:うーん・・・なにかあるかな?
ネ:ま、無理に考えることでもねーか。元々はコユキに生きる気力を持ってもらうためのアイデアだしな。生きる気満々の今のコユキには、もはや必要ないものかもしれん。
コ:そうかもねw でもせっかくだから、その10は思い浮かんだからまた知らせるね。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)b
コ:ネーソーさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
ネ:ちょちょちょ・・・何か〆に入ってっけど、ちょとまてコユキ。
コ:ん?
ネ:お前、行く当てあるのか?
コ:うん、もう住む場所は決まってる。
ネ:え・・・聞いてねーし(´◉◞⊖◟◉`)
コ:いや、言ってないしw
ネ:もしかして、おやっさんと暮らすんか?
コ:ううんw それじゃ自立にならないじゃん。今後パパが1人で生活するのが大変になったら考えるかもしれないけど、だいぶ先だろうし。
ネ:じゃあ、どっかのアパート借りたんか?
コ:ううん、実はピイコさんがね、ウチで正社員にならないかって誘ってくれてね。
ネ:お、そうなんか!!
コ:で、正社員だと寮に入れるらしくて。ちょうど空きができるけど入る?って言ってくれたの。もちろん無料ではないけど、お給料から天引きする感じで、格安で借りれるの。家具とか電化製品も一通り揃ってるから、初期費用も要らないって。
ネ:めっちゃ良い条件じゃねーか!!ピイコが噛んでるなら安心だしな。
コ:本当に。ありがたいよね。
ネ:ほんで、いつ出ていくん?
コ:来週の土曜日の予定です。
ネ:はっやwww
コ:ほら、私荷物らしい荷物もないしw
ネ:まーそかw
コ:うん。入居できるのが来週みたいだから、善は急げでねw
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)b


<Dialog Yuimi and Kussan at studio クッサンとユィミの会話 レンタルスタジオにて>
ク:フゥ・・・
ユ:ハァ・・・
ク:ユィミ、普通に歌えるじゃんw
ユ:いやもう必死だったよw 歌詞も所々怪しかったし・・・
ク:・・・ユィミ。
ユ:なに?
ク:・・・・・・
ユ:(´ゆωゆ`)??
ク:・・・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~
<Dialog Kussan and Tukiaka on the phone クッサンとツキアカの会話 電話にて>
ツ:久しぶりだね、クッサン。
ク:ツキアカさん、お久しぶりです。
ツ:どう?そっちで楽しくやってる?
ク:まぁ、はい。マイペースにやってますw
ツ:そっか。
ク:・・・どうかしたんですか?
ツ:クッサンは、また日本に戻って来て活動するつもりはない?
ク:え?
ツ:これから先。
ク:あ・・・いや、まあ・・・・・・考えないわけじゃないですけど・・・
ツ:まあそうだよね。何かきっかけがないとね。
ク:そうですね・・・
ツ:・・・・・・
ク:・・・何かあるんですか?
ツ:うん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

ク:・・・・・・
ユ:クッサン??(´ゆωゆ`)
ク:ユィミ、また僕と、音楽やらない?
ユ:!!!(๑꒪ټ꒪๑)!!!



<Story the Final Preview  最終回予告>
アヘアヘキングダムです
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
※最終回の更新は12/25(土)の20:00です。


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