20/06/04 日記

 今日も、わりと眠れたほうかもしれない。その分、自炊は適当。外出もなし。一応、顔を洗い、ヒゲを整える。あごヒゲを伸ばしすぎて、ラーメンなどを食べるときに弊害が出てきた。

 夢の中でTwitterのアカウントが2つある人が、恋人がいるのに他の人と付き合おうとしていて、大丈夫なんですか? と聞いたら「アカウントが違うので」と答え、自分も、「そうだな、アカウントは違うし」と思ったのだけれど、目が覚めてから、それは理由にならないだろうと思った。

 友人が紅茶店で「Perfect Kiss」なる紅茶を買っていた。New Orderみたいな名前だなと思ったら、ほんとうにNew Orderから取ったらしい。

 自分のリベラルさをアピールしたいなら、わかりやすいところに声を上げるのが手っ取り早い。しかし、地道にやることをやっている人が、結局は最後に正しいところにたどり着くのだろう。

 ストレスのせいか、ムダなオンラインショッピングを重ねている。あとで後悔するのはわかっているのだけれど。一方、いらないものはマメに捨てている。身の回りの環境における、新陳代謝というか。ムダ使いのツケを払っているだけかしら。

 文章を書く力が落ちている。さまざまな表現や組み立て方などが惰性になり、情熱を込められなくなっている気がする。

 最近の新譜で、琴線に触れたものをいくつか。

 John Carroll Kirby『My Garden』は、エキゾチックなフレーバーを漂わせながら、最近のニューエイジ再評価の文脈にも目配せしたような、スピリチュアルな作品。蒸し暑くなってきた今の時期にぴったりだ。ちなみに、デビュー作の『Tarvel』もいい(そちらは、もうちょっとトロピカルな雰囲気が強い)。

 日本のシティ・ポップの愛好家でもあるKevin Krauterの『Full Hand』は、シューゲイザーやグランジの影響をほどよくにじませたドリーム・ポップ。メロディーの甘ずっぱさと、歪ませすぎない音像に好感を抱く。趣味的すぎないというか、取捨選択がうまいというか。若々しくもバランス感覚がよい、今どきの音だ。

 リトアニアのシンガー・ソングライター、Purnamasi Yogamaya『Oh My Beloved』。明らかに最近のR&B以降の音作りでありながら、ベッドルーム的な質素な雰囲気、あるいは切羽詰まったシリアスさは薄く、ストリングスの効いたアレンジに、ほどよいスケール感がある。大仰すぎない不思議な美しさを持ったアルバムで、ワールド・ミュージック観点で消費するのはもったいない。多くの人に受け入れらそうな気がする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?