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祭りと資本主義

今の資本主義経済は、人件費をいかに安く抑えて、効率的に利益を上げるかが基本になっています。このシステムは、いわゆる「社畜」システムの根本で、労働者をマニュアル通りに動かし、機械の歯車のように扱うことで成り立ってきました。

高度成長期には、物が不足していたため、作れば売れる時代でした。ですから、マニュアル通りに働くだけでも大きな利益が出て、それで豊かな生活を送ることができました。サラリーマンとしての生活が「勝ち組」と言われ、多くの人がそのレールに乗りたがっていたのです。しかし、所謂バブルが弾けた後、そのシステムが完全に崩壊し始めたと思います。

バブル崩壊後、競争は激化し、低賃金で働かされる労働者が増え、地方から都市への人口集中が進みました。特に若者は、まだ古い価値観に縛られて、受験勉強や就職活動に時間を費やしていますが、実際にはそのレールに乗れる人は限られてきているように思います。

今では、デジタル化やAIの進化によって、マニュアル通りに働くジェネラリストの需要はどんどん減っていて、領収書のデータ入力や簡単なプログラム作成などは、自動化が進み、人がやる必要がなくなっています。それなのに、まだ多くの人が「安定した職」にしがみついていて、そこに未来があると信じていますが、それはもう過去の話だと思います。

これからの時代、もっと多様な働き方が認められた方がいいなと私は思っています。農業やインフラ、エッセンシャルワーカーのように社会を支える仕事ももっと大事にされるべきであり、若者がそういった分野に流れていくような社会が求められてるように思います。しかし、現実にはまだ古い考え方が幅を利かせており、それが若者を縛りつけているんだろうなと。

さらに、資本主義の矛盾。高度成長期に築かれた蓄えはもう底をつき、頼れる場所も少なくなっています。競争が激化する中で、多くの若者が将来に不安を抱えています。このままでは、社会が不安定になり、結果として悲しい出来事が増えるのは目に見えています。

だからこそ、私はそんな時代に、己のエネルギーを用い、社会に貢献し、幸せに生きていくお手伝いをさせていただいております。今こそ、私の必要性を感じ、そんなタイミングに来ているなと、東京でゴリゴリに資本主義化された伝統的な祭りの中で、ふと思ったことを共有しておきます。

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