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本当の意味での自立(2022年5月24日放送回)

今日は「本当の意味での自立」というテーマで話をします。

自立と聞くと「自分でお金を稼げるようになって親元を離れる」みたいなのを想像することが多いかなと思います。僕自身もずっとそういうことをイメージしていました。

ただ「自分の力で生きていく」というのが本当の意味で自立なのかと言うと、必ずしもそう言えないこともあるかなと思っています。

自分一人で稼ぐ力

サラリーマンとしてお金を稼いで自分の力で生活をしていく。これも立派な自立で、それを否定するつもりはありません。ただできることなら、サラリーマンとしてお金を稼いで自立をするだけじゃなく、「何かに依存せずに自分一人でお金を稼げる」という状態まで持っていけると強いと思いました。

誰しも子どものころは親に頼って生きていますが、いつか親元を離れて自分自身で生活をしていくときが来ます。どこかの会社に就職をしてサラリーマンをやって、会社から給料をもらって、その給料で生活をしていく。それはそれで悪いわけではありません。

ただ何かあったときのことを考えると、リスクとしては大きいです。分かりやすい例だと、会社が潰れてしまったときです。その瞬間にお金が手に入らなくなります。そうしたら別の会社にいけばいいという考え方もできますが、タイミング的にいけないことがあり得ますよね。

50歳で会社が潰れました。お金が入ってきません。もちろん転職できる人はいいのですが、なかなか転職できない人もいます。年齢的に50歳で転職をしようと思っても、何かスキルを持っていれば転職できるかもしれませんが、なかなか難しいこともあります。

そうすると「あれ?やばいんじゃね?」と思うんです。不安をあおってみんなにブログをやろうって言いたいわけじゃなくて、どっちがいいかという話です。

会社だけに頼らない

・会社でお金をもらって生活をすることしかできない
・会社からお金をもらって生活することもできるし、会社に頼らずに自分自身でお金を稼ぐこともできる

後者の方が人生に何かあったときやトラブルがあったときに、リスクが小さくなると思うんです。

いったんは社会に出て会社に就職をして、会社からお金をもらって自分自身で生活ができるようになる。そのあとのステップとして、会社に頼らずにお金を稼ぐスキルを身に付けることは大事です。なかなかそういうことは意識しないですよね。

今、FIRE(経済的自立と早期退職)みたいなことが言われていて、興味関心や注目が集まっています。「会社で定年まで働くと思っていたのに、もっと早く会社を辞めて自由に生活することができるんだ」みたいな。もちろんそれはそれで間違いありません。

ただいきなり経済的自立をするのは難しいです。特に資産所得はハードルが一番高い。何もせずにお金が入ってくればいいですが、それができれば苦労しません。経済的自立の前のステップとして、自分の力でお金を稼ぐことは必要です。

スキルを身に付けると強い

「これがあれば自分の力でお金を稼げる」という間違いないものがスキルです。手に職をつけるという言葉が昔からありますが、スキルを持っていることは今でもめちゃくちゃ強いし、今後も絶対になくなりません。

なんのスキルを持っているかによって稼げる金額や難易度は違います。

・プログラミング
・デザイン
・文章力
・ライティング

など、なんでもいいです。その辺のものができれば、そのスキルをお金に換えることができます。

「あなたはなんのスキルを持っているの?」と聞かれたら、「ライティング・プログラミング・マーケティング・デザインなどができます」と言えます。「やってみて」と言われたときにできるぐらいのスキルを身に付けておくことは、人生のリスクヘッジとしても大事なことです。

自分自身でお金を稼いでいこうとしている人も多いですよね。「ブログで稼いだお金をバンバン投資に回してFIREだ」みたいな。もちろんそれを目指すことはいいことですが、今日話した「本当の意味での自立」というのも意識してもらうといいかなと思います。

本当の意味での自立ができるようになれば、いつ会社を辞めていいです。FIREまではいかなくても、会社を辞めても自分で生活していけます。フリーランスとかでお金を稼いで生活をするのもいいし、スキルを持っていれば他の会社に転職することもできます。

スキルを身に付けることは今までもずっと大事だし、これからも大事になっていくことです。そこに対して時間やお金を使うのは、悪くない選択肢かなと個人的には思っています。

ブログはスキルが見えにくい

どうしてもブログの運営になると見えにくいんですよね。動画編集・プログラム・デザインなどは、できるようになったら「もの」ができるので、めっちゃ分かりやすいですよね。

プログラマーならシステムやサービスが出来上がるし、デザインならデザインしたものが出来上がるし、動画編集なら編集した動画が出来上がります。スキルとして身に付いた、身に付いていないというのが分かりやすいです。

でもブログになると、それがめっちゃ分かりにくい。ブログを1年間やっていても、なんのスキルが身に付いたかというのは難しいですよね。ブログを見せて「自分はこんなことができるんだよ」と言われても「えっ…」となります。向こう側もそれを受け取るだけのスキルがないから、それを見たところですごいかどうか判断ができません。

ブログはいろんなスキルが身に付きます。

・ライティング
・デザイン
・システム
・WordPress
・サイト制作
・SEO

ただお金に換えられるスキルかどうかということと、自分のスキルがどのぐらいなのかというのは、定期的に自分自身のスキルのレベルを観察しておくほうがいいです。

たまにブログをやっている人でも、例えばWebライターとして仕事を請けてみて、客観的な評価を確かめてみるとかもいいかもしれません。

リスクヘッジが大事

一つのところに依存するのはどんな場合であれリスクが高いです。基本的な考え方としてはリスクヘッジです。収入源も複数持つ方が安心しますよね。

それと同じで、お金の稼ぎ方も複数ある方がいい。FIREを目指している人も「本当の意味での自立」を意識してもらえるといいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本ページの内容はVoicyを書き起こして、Web上で読みやすいように再編集したものです。元音声は以下で聴くことができます。面白いと思ってもらえたら、noteとVoicyをフォローしてもらえるとうれしいです。

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