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そう、ちょっとついてないんだ

みなさん、こんにちは。メリアです。

最近、こちらの本を読了いたしました。

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タイトルを見れば、少し想像できるかもしれません。

いろんな登場人物の「ちょっと、ついていない出来事」が描かれています。

あらすじ

お話は、バブル期の中、自然写真家として一躍有名となった立花浩樹の物語から始まります。

ブームがすぎ、事務所からも負われ、連帯保証人として多額の借金を背負うことになった立花。気づけば借金を返す日々で40歳に。大好きだったカメラも捨て、全てを失ったが…今からでも間に合うだろうか…。

立花は思いがけない『敗者復活戦』に挑むことになる。

人々は"それでも"生きていく。

今はちょっと、ついてなくても…。

それが永遠に続くことはきっとないんだ。

感想

私自身、"最近、ついていないこと"が続きました。

それは連鎖の如く、1つ悪いことが起きると、次々に後を追ってくるのです。逃げても逃げても追いかけてくる現実に、打ちのめされて、生きていくことの意味を考え、「自分は一体何をしているのだろう」と考えることさえ鬱陶しく感じる…。

それでも、それでも、今を生きているという現実は、命ある限り変わることがないのです。

この小説を読んで改めてそう思ったのです。


しかし、そんな"ついていない出来事"は一生続くものではありません。

人生には波があって、落ちて落ちて落ちるとこまで落ちれば、それ以上下はありません。

どんなに深い海の底でも海底は存在します。

しかし、空を見上げれば、果てしなく続く空とその先にはまだ見ぬ宇宙が存在する。上を見上げればその先は無限なんです。

ついていない出来事は、きっと今だけなんです。


改めて、最近いいことが起きていないなと思っている方がいるのであれば、それは「今はちょっと、ついていないだけ」ですよ。


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