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息子のためにCanvaで自作絵本を作ってみた!

獣医師×ママライターのMERIです!
息子は現在3歳。乗り物が大好きな、お調子者系男子に育っております。

息子と一緒に本屋さんで絵本を選んでいるとき、ふと思いついたこと…
それは「自分で絵本を作ってみたい!」でした。

遠い昔の記憶のなか…あれは小学生でしょうか…
なにかの授業で幼児向けの絵本を手作りした記憶があるのですが、もちろん絵も手書きなわけで、絵心が1ミリもない私には苦でしかなかったという苦い記憶があります。

しかし、時代は令和。
絵心のない私でも簡単にデザインができてしまう神ツール「Canva」があるではないか!
ということで、出版うんぬんは抜きにして、まずはおうちで楽しむための自作絵本を作ってみることにしました!


題材はもちろん乗り物で

乗り物好きな息子に影響されて、すっかり乗り物にときめくようになってしまった私。メインで出てくる乗り物は、Canvaで遊んでいるときにグラフィック素材のなかから見つけた、可愛らしい水彩画タッチのトラックにしました。

絵本の表紙

どうやら私は水彩画や手書き風の鉛筆画が好きなようで、今持っている絵本のなかで私のお気に入りの絵本はすべてこのタイプ。
どうしてこんなに惹かれるんだろう…
日常に癒やしが足りないのでしょうか…

そんな流れで、素敵な素材を最大限活かしたトラックの絵本を作ることにしました!

題名「おにもつトラックえほん」の由来

「おにもつトラック」とは、息子がよく言っている言葉です。家畜運搬車、ヤマトさん、コンテナトラック以外の荷物を運ぶ系のトラックはほとんど「おにもつトラック」。
いつもドライブ中にトラックを見つけては、『あれはなにをはこぶ おにもつトラックかな〜?』なんて会話をしているので、それをそのまま絵本のストーリーにしちゃいました。

息子にウケるポイントは分かっているので、楽しんでもらえそうな展開を仕込みつつ…こうやって、誰かを想いながら作る絵本って最高ですね。
作っている時間がとても楽しくて、幸せで、すごく良い創作タイムでした。

母がこっそり絵本に込めた想いとは

絵本を作るからには、読んで楽しめることはもちろん、私が伝えたい想いもいくつか忍ばせておきました。(※ネタバレです)

①おにもつトラックたちの個性

トラックたちの形は同じだけれど、それぞれ車体の色が違い、載せている荷物も違う。
みんな違う個性をもっているというメッセージを忍ばせてみました。
(3歳児に伝わるかどうかは一旦置いておきましょう。)

②みんな違ってみんな良い

ストーリーのなかで出てくる荷物は、花、プレゼント、お手紙、アイスクリーム、クリスマスツリーです。
みんな違うものを載せていて、それぞれがみんな魅力的だということ…分かってもらえるでしょうか…?
あれ?①と被ってるかな…?(笑)

③自分の荷台に載せる荷物は、自分で決めるいうこと

さいごに出てくるトラックには、実は荷物が載っていません。
オチといえばオチなのですが、このトラックは実は読者である息子自身を表しています。
このからっぽの荷台に、夢や希望、息子の好きなものをいっぱい載せてほしい、そんな母の想いを込めました。伝わるかどうかh(略

まだ3歳の息子の、心のどこかにこの絵本がいてくれたらいいな…と思っています。

しまうま出版で印刷発注→自作絵本が完成

こんな流れで、初めての自作絵本が完成しました!
ハードカバーじゃないので、正直なところペラペラ感は否めない。100均で売ってる絵本や、チャ◯ンジのDMのおまけにあるような薄い絵本といった感じです。
ポジティブに考えれば、場所を取らないし、持ち運びに便利ということで😘

Canvaの素材を貼り付けて文字を入れただけのド素人作品なのですが、息子には大好評でした✨(…よかったぁぁぁ!)
もう1回読みたい!と言ってもらえるのが、こんなにも嬉しいことだったなんて…✨

印刷は、2023年4月に始まった新サービス「しまうま出版」で発注しました!
サイズはA5スクエア、ページ数は20ページ、そして左綴じをチョイス。

操作が簡単で、印刷代も安くて良かったです!
「しまうま出版」は、12〜144ページのあいだで4ページ刻みで細かくページ設定できて、右綴じ左綴じが選べる自由度の高さが特徴です。(ただし、ハードカバーは不可。)

一方、フォトブックで有名な「しまうまプリント」ではハードカバーが選べるものの、左綴じのみで、ページ数は24〜144ページのうち6段階から選択というように、やや自由度が低めのようです。
でも条件が合えば、しまうまプリントの方が安く作れるらしい♪

ちなみに、月曜日の夜に注文して10日後に届きました!

初めての自作絵本の反省点

反省点は2つ。

①配置のバランス
②ページ数の設定

これはまさに、自分の手でやってみたからこそ分かったことです!

①に関しては、ノド(綴じ目)を考慮せず、ページのど真ん中にトラックを配置していったら、ちょうどよく配置されていました。
逆に表紙に関しては、ど真ん中に配置したのになぜか右端が切れていました。(綴じる方=左が切れるわけじゃないのか…)

②に関しては今回20ページをチョイスしたのですが、内容的に2ページほど余ってしまい、余白ページができてしまいました(笑)
自分用だしまぁいっか〜と思いそのまま発注したのですが、実物を手に取ってみるとやっぱり気になる(笑)
これから絵本を作る方は、ページ数に沿ったストーリー構成を考えておくことをおすすめします!!

自作絵本からの気付き

自作絵本を作るにあたり、あらためて製作者目線でいろいろな絵本を見てみると、新たな発見がたくさんありました。

  • 対象年齢によるひらがな率の差

  • 1ページあたりの文章量

  • 1語ごとの空白

  • 文字間隔の調整

  • ページ展開

  • 子どもの集中力が続く適切なストーリーの長さ

  • 好奇心を刺激する色の使い方

普段こんなこと考えながら絵本を読むことなんてまずないですよね…
大変勉強になりました。
絵本の世界も、なかなか面白そうだ!

まとめ

以上、初めての自作絵本の作成レビューでした🌱
結果的には、印刷の質も良く素敵な絵本ができあがり、大満足です!
さいごまで読んでくださったあなたも、お子さまの好きなものやお子さまとの何気ない日常を、絵本にしてみてはいかがでしょうか?


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