演奏と連動

身体屋の視点から
演奏中の音楽家を見ると、
全身の美しい動きが
気になって仕方がない。

これはこれで
目の前の音楽家の方には
失礼な事だなと我に返るのだが、
いかんせん気になってしまう。

さて、一度そのような視点が
すっかり腰を据えてしまったのなら
もう仕方が無い。

奏でられる音楽に身を任せて
全身の動きの妙を楽しませて頂く。

しかしどうだろう…

優れた音楽を奏でる方は
すべからく共通している事がある。

それは全身の
見事なまでの連動だ。

なぁに、
身体屋が言うのだから間違いはない。

本当に見事な連動が
全身をくまなく縫うように
美しく流れ続けているのだ。

この美しい流れは
いったいどこから生まれるのか。

音楽が流れを引き出すものなのか
流れが音楽を生み出すものなのか
それとも両者が手を取り合っているのか

音楽家本人に聞いてみたいところだが
それはさすがに野暮なことだろう。

美しい流れを診ながら…いや見ながら
これから音楽を楽しんでみたい。

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