西洋絵画風レディに召されたい
私は、自分の最期はヨーロッパで迎えると決めています。
なぜこんなにヨーロッパに思い入れがあるのかというと、たくさんの理由があるので後々、疲れない程度に自由にまた書いていきたいです。
今日は、私の理想の天への召され方を書こうと思います。
私は普段から『死について』よく考えます。というよりも気が付いたら考えていることが多いです。
考えれば考えるほど、日本の一般的なお葬式やお墓の形式への疑問が膨らんでいきました。
私がこれまで参列してきたお葬式は、仏教形式のものばかりでした。
調べてみると、やはり日本でのお葬式の9割は仏教形式のようで、
私の主な感覚としては喪服で参列し、しんみりとした雰囲気の中で、お焼香をあげる…という感じです。
亡くなった方が仏教形式を希望した場合ももちろんあるのかもしれないですが、仏教形式のお葬式のほとんどは故人からの希望を聞いていなかった場合が多いのかなと思います。
無宗教の人が多い日本なのに、お葬式の形式はなぜか仏教になりがち。
結婚式は和装か洋装か、どんな世界観にしたいか選ぶのが当たり前なのに、お葬式の形式も当たり前のように自分で選びたいとはならないのはなぜなのでしょうか。
寿命は誰にもわからないし、いつ死んでしまうかわからないとはわかっていながらも、元気に生きている時に、死後について考える人は少ない気がします。
私は、理想のお葬式も、火葬後の自分の遺骨をどうしたいのかも決めています。
もしかしたら明日突然死んでしまうかもしれないので、現時点での希望をここに書いておこうと思います。笑
もちろん、希望を叶えてもらえるかはわかりません。笑
ですが希望は書いておきたいのです。結婚式を挙げることになった時と
同じぐらい世界観にはこだわりたいと思っています。
希望開催地:ヨーロッパ のどこかの教会
(具体的な場所は行ってから決める予定。今のところギリシャかイタリア)
希望様式:カラフルでmellow色なたくさんのキャンドルと好きなお花に囲まれて、欲を言えばアンティーク調の棺桶に入って、西洋絵画の女性が纏っているような服装で葬ってもらいたい。
希望時間:夕暮れ時の、紫と水色と、オレンジが混ざり合う空に召されたい。
また大事なポイントとしては参列していただけるの方の服装は自由で、
自分が一番好きな服を着て、とびきりのお洒落をしてきて欲しい。
お葬式のマナーも気にしなくていい。むしろ気にしてほしくありません。
そして、悲しんでもらえたら嬉しいけど、できるだけ笑い泣きながら
見送ってもらいたいなと思います。
そして遺骨は、ヨーロッパの綺麗な海に足の骨だけ散骨してもらい、
他の骨は大切な人に持っていて欲しいです。
なぜ足の骨だけ散骨を希望しているかというと、
私は人魚という存在、概念に強い神秘を感じていて、
小さい頃から今までずっと、人魚姫を題材とした作品に強く惹き付けられてきたからです。自分自身も夏生まれで、昔からずっと海の虜なのです。
死後、もし別世界の、いわゆるパラレルワールドがあるとするならば
その世界で人魚として生きていけたらと、そういう願いも込めて
散骨を希望しています。
書いていて、自分もいつかは死んでしまうのだということを、
改めて真剣に考えて切ない気持ちになりましたが…
人の寿命というのは、目には見えない、誰にもわからないものです。
突然寿命がきてしまい、事故や天災などで亡くなってしまう可能性もあるということです。自分の最後の姿を、どこで、どんな雰囲気で
見送って貰いたいかを考えて生前に周囲の人達に伝える人が増えるということは、個性が溢れるお葬式が増えていくことに繋がり、
一人一人のこの世での人生をさらに彩ることができるんじゃないかなと思うのです。
また、民族学博物館で見たのですが、ルーマニアのサプンツァという村の
お墓には故人が生前好きだったものや趣味が、カラフルなイラストで描かれていて、さらには故人を象徴する詩も書き記されているとのことでした。
故人の人柄や個性を感じることができ、お墓参りの、再会できている感じが増しそうなとても素敵な文化で、日本にもこんな明るいお墓が増えたら素敵だなと思いました。