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リアリティ・トランサーフィンの考察おまけ『振り子とホーキンズ博士のアトラクターの関係について』

質問箱にいただいたここ最近のいくつかのご質問に回答させていただいた内容が、ヴァジム・ゼランドの『リアリティ・トランサーフィン』における最重要概念のひとつである「エネルギーの振り子」とも深く関係していると思いましたので、簡単にですが情報を整理しておきます。

該当の質問箱への回答の記事はこちらになります。質問への回答に対してさらに質問をいただく形でこれらは繋がっていますので、順にお読みいだたくとよいかと思います。

最初はその人を取り巻く環境が意識レベルの変化(ここでは基本的に上昇していくものと想定しています)とともにどのように変わっていくだろうかということをお話しています。

トランサーフィン的にいうなら環境とはその人の人生ライン上のいまいるセクターのことになるでしょうか。あるセクターから別のセクターに移動する方法(つまり環境を変える方法)としては、いまいるセクターにおいて地道になにかを積み上げていくか、あるいは幸運の波をつかまえてそれに乗るというものがあると、第1巻では紹介されています。

そして、これらよりも強力なやり方が第2巻で登場します。これが「外的意図」を活用するというものなのですが、これこそがトランサーフィンの奥義といってよいものでした。

ところで、こうした方法を説明していくなかでゼランドは折に触れて、「意識的であること」を強調していました。お忘れの方は原書もしくはわたしの記事を再読してみてください。実はこれがトランサーフィンではとても重要なことなのですが、「意識的であること」とは「気づきのある状態でいること」あるいは「気づきを増やすこと」と同義なのです。

そうです。これでお分かりになる人もいるかと思いますが、トランサーフィンを正しく理解して実践していくことによって結果として起こるのは「意識レベルの上昇」なのです。意識レベルが上昇していくことによってよりよいセクターに移動していくというのがトランサーフィンの真相です。しかしこれは、よりよいセクターに移動したことによって意識レベルが上昇していくとみることもできます。三次元の物質的領域であるこの世界では、これらはどちらが先でどちらが後ということはできません。でも実際にはすべては意識なので、どちらかというのであれば意識レベルが上がる方が先で、それに続いて環境(セクターの移動)が現象化されるというのが本当です。

続いて話題は「意識レベルの低い人物からの影響」に移っていきます。

意識レベルが低いというのは、ここでは意識レベル199以下(200未満)のことを指しています。トランサーフィン関連以外のわたしの記事を読んでおられない方には意味が分からないかもしれませんが、これはデヴィッド・R。ホーキンズ博士という人が書いた「パワーか、フォースか」という本で明らかにされた人間の意識に関する画期的な概念です。ぜひ読んでみてください。読むか読まないかで、その後の人生ラインは大きく違ってくることでしょう。なぜなら、読むだけで確実に意識レベルが上昇するからです。

さて、今回わたしが指摘しておきたかったのは「意識レベルが199以下の人物は破壊的な振り子である」という事実です。

これはなにも199以下の人物だけに限らず、なんらかの振り子の影響下にある人物は振り子の手先となってしまっているわけですから、その人自身を振り子とみなして間違いないわけです。ただ、振り子にもその危険性はピンからキリまであって、とりわけ危険な振り子や、その手先といえる人物は意識レベルでいえば199以下で測定されるということです。

上にリンクした質問箱への回答の記事のなかで「対人関係において、身近にいる意識レベルが低い人物はそのまま低いアトラクターとして作用する」ということを書いているのですが、アトラクターとは人類全体の意識のフィールドに存在している、人間の意識を特定の意識レベルの領域に誘引する磁場のようなものです。アトラクターとアトラクターフィールドについては以下の記事をご覧ください。

これでもう大体お分かりかと思いますが、実は、振り子とはアトラクターの一種を可視化したものなのです。

同じ集団に属する人間の思考エネルギーは集まり、まとまった一本の流れとなる。この時、エネルギーの海の真ん中で、個々に独立したエネルギー情報体、すなわちエネルギーの振り子ペンジュラムが産まれる。この構造はそれ自身が一つの生命のように独立して歩み始める。そして、この構造の中で活動する人々を自分の決まりに服従させる。

ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン 第1巻』

すべてのアトラクターが振り子という形で現れてくるわけではありませんが、人間がなんらかの集団に属さないかぎり生活していくのが難しいこと、別の角度からいえば人間関係から完全に自由な人はいないこと、を考えると人間に影響を及ぼすアトラクターの大半は振り子として描写可能でしょう。ゼランドが挙げている振り子の特性は以下のようなものです。

・振り子は、自分の信奉者たちのエネルギーを受け取り、それによって振幅を増大させる。
・振り子は、より多くのエネルギーを受け取ろうとして、できるだけ多くの信奉者を自分に惹きつけようとする。
・振り子は、自分の信奉者たちのグループをほかのすべてのグループと対立させる。
・振り子は、信奉者になりたくない者なら誰であれ攻撃的に非難し、自分の側に引き入れるか、無力化するか、または排除するかしようとする。
・振り子は、自分の行動を正当化し、より多くの信奉者を獲得するために、上品で魅力的な仮面を被り、高尚な目標を掲げて装い、人々の感情をかき立てる。

ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン 第1巻』

振り子は基本的には集団の意識エネルギーのことですが、実際に遭遇するのは振り子の信奉者である個人である場合が多いです。振り子が破壊的である場合(振り子はすべからく大なり小なり破壊的ではあるのですが、なかでも特に破壊的なものを指しています)、その信奉者も破壊的であることは言うまでもありません。破壊的とは分離的・分裂的であることと同義ですから、つまりこれらの振り子とその信奉者は、パワーかフォースかでいうところのフォース(意識レベル199以下のエネルギー)で駆動しているということになります。

そして、今回とくにお伝えしておきたかったのは以下のことです。振り子は自分の勢力を増大させるために常に信奉者を増やそうとするのですが、そのやり方は自分の周波数に惹きつけられた人を捕まえて、その人の周波数を自分の周波数に固定するというものです

これを振り子に捕まってしまう人の側からみると、振り子の放つ周波数(思考や感情のエネルギー)と一体化してしまうということなんですよね。

そうです。人間の問題はこの、意識がなにかと一体化してしまうことに尽きます。その最大のものはエゴすなわち自我との一体化なのですが、自我との一体化を解体できるようになるまでには、他の様々なものへの一体化に気づいていくプロセスがあります。トランサーフィンをわたしが推しているのは、このプロセスをとくに意識することなく実践していくことができる点にあるのですが、もちろん意識して実践しても問題はまったくありません。

トランサーフィンでは振り子への対処として、振り子から身をかわす、振り子を手懐けるといったものが紹介されていますが、これらはそのまま低いアトラクター(であるところの意識レベルの低い人物)への対処法となります。ポイントとしては、繰り返しになりますが「意識的でいること」です。

今回はここまでになります。この観点から、ホーキンズ博士の教えとトランサーフィンを両面から学び直していくと、さらに理解は深まっていくはずです。この記事がそのきっかけになれば嬉しいです。

お読みいただきまして、ありがとうございました😉✨✨

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