見出し画像

質問箱への回答⑮『低い意識レベルの人物からの影響について』

前々回、前回の内容に引き続いてまたご質問をいただきました。いつもありがとうございます。質問箱への回答についてさらに質問がいただけるということは、それだけわたしの回答を深く読んでいただけているものと嬉しく思います。また、こうして質問が続いていくことで、より深いところへと話が及んでいくのもとてもよいことですね🙂

さて、今回のご質問はこちらの通りです。

今回も回答の文字数が質問箱の上限文字数を大きく超えてしまいましたので、回答はこちらにのみ掲載し、質問箱のほうにはこの記事へのリンクだけ書いていくようにいたします。それでは、回答は以下になります。


さっそく見ていきましょう。

「ある高い意識レベルの状態に達すると、ネガティブな影響を受けづらくなる」

これはおそらく『パワーか、フォースか』の序文のところに書かれている「500台上部にいる奇跡講座の学習者は、一般的な人々がキネシオロジーテストでネガティブな反応を示すものにもネガティブな反応をしないことがある」というような内容の記述のことではないかと思います。

たしかにこれはその通りですね。500台上部とあるのですが、これは540を超えているということを示唆しているものです。ここについてはもうすこし後で詳しく述べます。

キネシオロジーテストは「真実か、真実でないか」を判別するものです。ここでいう真実の意味は「生命に寄与するもの」です。生命に寄与するとは統合していくエネルギーを持っているという意味で、生き物が生きていられるのはすべての細胞が統合的に活動しているからです。

意識レベル200以上の事物にはこの統合していくエネルギー(これが博士のいう「パワー」です)があるということで、これを真実としています。いっぽう、199以下のエネルギーは分離的、破壊的であり、これを博士は「フォース」と呼んでいます。フォースは真実ではなく虚偽ですから、ネガティブな力というのは幻想であるとも言えます。

意識レベルが高いということは、それだけ真実性が高いということを意味しており、かつそれは統合性が高いということでもあります。よって、AさんがBさんよりも意識レベルが高いとすれば、AさんのエネルギーフィールドはBさんのそれよりも虚偽(非真実)を暴き、それを無力化する(幻想は真実によって暴かれ無力化します)働きが強いということができます。ですから、意識レベルが高ければ高いほどネガティブな影響は受けづらくなるというのは基本的な事実です

そしてまた博士は、意識レベル540を超えると基本的に意識レベルが下がることはないとも言っています。わたし自身がそのケースでしたが、深刻な薬物依存からサバイブした人はこのレベルを通過します。意識レベルが下がらないので依存症に逆戻りすることがなくなるわけです。

例外的に、悪魔的な存在(エンティティ)の憑依などによって高い意識レベルにいた人物が転落する事例があるようです

意識レベルが下がらないということは、ネガティブの影響を受けにくいというだけでなく、影響を受けても耐えられるということを意味しています。奇跡講座の上級学習者がネガティブなものに反応しなかったのには、これも理由としてあげられることでしょう。

ご質問にあった「200未満の意識レベルの人と関わる場合も該当するのか」という点については、ですから意識レベル540以上の人においては該当します。しかしながら、たとえば530といった意識レベルの人物にとってみれば、350のレベルの人物よりは受ける影響は小さいものの、それは程度の違いであって、受けた影響の分だけ意識レベルが下がってしまう可能性があります。

ですから、539以下の人はみな199以下の人物を避けるべきです。「意識レベルが高ければ高いほどネガティブな影響は受けづらくなる」とはいっても現実的には意識レベル540を超えるまでその影響を無視することはできないということですね。

注意が必要なのは、キネシオロジーテストで例えば毒性物質をテストするような場合におけるネガティブな影響と、対人関係におけるネガティブ(199以下)な人物の影響は、同じようには扱えないということです。キネシオロジーテストの場合、被験者がどんな意識レベルであるにせよ、テストとしてはそれを手に持って測定するだけで判定が可能です。

ただし意識レベルが199以下の人物にはキネシオロジーテスト自体が機能しません。キネシオロジーテストを使えるのは200以上の人だけです。というのも先述の通りキネシオロジーテストは真実性を判定するものですから、虚偽のレベルの人に使える道理がないわけです。

しかし対人関係の場合、たとえば意識レベル560の人物の前に199の人物を連れてきて、その影響を測定するということは簡単にはできません。ただ、実際そういう風に対面したときどうなるかと言えば、どんな高いレベルの人物でも、199以下の人の言動を快く思うことはありません。ですが、それで心を乱されるようなこともまたありません。わたしの場合でいえばそのとき起こるのは慈悲の心です。その点でいえば、このような直接的なケースにおいても、影響は受けづらくなるとは言えます。

とはいえ、その人の現実にはその人の意識(レベル)が投影されているわけですから、対人関係においてネガティブな人物からの影響が実際どれくらいあるか? という問いは、560の人物の現実において199の人物がどれだけ近づけるか? という意味になるのです。(ここでいう「近づける」とは物理的な意味も含まれますが、精神的な意味のほうがもちろん大きいです)

高い意識レベルの人はその現実において自覚があるにせよないにせよ、低いアトラクターからは距離をとっています。距離をとっているから高い意識レベルに到達できたとも言えますし、高い意識レベルにいるから低いアトラクターを遠ざけることができているとも言えますが、これは実際にはどちらが先ではなく同時に起きています。

ここで前回わたしが書いたことについてより詳しく説明しましょう。

マッサージの仕事をしていた時期においても、ネガティブなレベルの人々から受ける影響は大したものではありませんでした。すぐ上で書いたように、当時のわたしの現実においてはすでにそのような人々との距離ができあがっていたからです。また、仮に影響に晒されるようなことがあったとしても、これも上述のとおり、それでわたしの意識レベルが下がってしまうことはありません。ですから、あの当時の生活をそのまま続けていこうと思うなら、それはまったく問題のないことだったのです。しかしながら、それはその当時の意識レベルに安住するということでもあったんですよね。

意識レベル540を超えると意識レベルが下がることはなくなるのですが、それが意味しているのは意識レベルが下がらないということだけで、540を超えるとあとは時間の経過とともに自動的に意識レベルがすこしずつ上昇していくわけではありません。意識レベルが上昇するためにはより高いアトラクターのパワーに晒されて引き上げてもらうか、低いアトラクターの影響から脱する必要があるということは前回の記事も含め何度か言っていますが、わたしがマッサージの仕事からUber Eatsの配達業へと仕事を変えたのはまさにこれを実践したことになるわけです。

簡単にいえば、より高いアトラクターからの影響と低い領域のアトラクターからの影響が綱引きをして、どこでバランスしているかというのがその人の意識レベルを表しているのです。ですから、低い領域からの影響力を減らすことができれば、意識レベルには浮力が働く道理となりますね。

もちろん当時そのようなことを明確に意図してやったのではありません。しかし結果として関わる人の数が減るとともに低いアトラクターの影響はたしかに減ったはずです。それに続いてTwitterをやめたことによっても、さらに関わる人や注意を向ける人が減りました。それからもうすぐ4年が経とうとしていますが、その間にわたしの意識レベルはさらに上昇し、知覚が理解に追いつくようになりました。

まとめていくと、540以上の意識レベルの人物にとって199以下のネガティブな人物の影響は問題にはなりません。でも、その人の意識レベルがさらに上昇するためには問題のない程度の影響でさえも排除したほうがよい場合があるということです。場合があるというのは、そうでない場合もあるということで、それはより高いアトラクターの影響力がさらに強まるケースです。

もっとも、これらはどちらかに限るものではなく、むしろ両軸で起こっていくことのほうが多いでしょう。わたしの場合もそうでした。この期間わたしがやっていたのは主に、自らの高次の部分とつながることです。

さて、ご質問の最後のところを見ていきましょう。

「それはこの世界や事象を愛として知覚している事と関係があるんでしょうか?」

この世界やそこで起きている事象を愛(=ひとつである)として知覚しているとき、その人に意識レベル199以下の人々はどのように見えているでしょうか? それは、その人々のよこしまさや自己中心性といったものは幻想にすぎないという見え方です。これについて言及された、おそらく最も有名な言葉がイエス・キリストが語ったとされる次のようなものです。

「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」

この人には彼らが、そして自らもが行為者ではないことが知覚されています。行為者ではないということは、自分の自由意志でそのような意識レベルの現実を生きているわけではないということです。ですから、彼らのそのよこしまな言動も自己中心的な態度もすべて、彼らに責任はありませんし、そのような言動や態度から発せられるエネルギーも幻想でしかありません。幻想は、幻想を幻想でなく真実として受け止める人にしか効力を及ぼせません。

この人は幻想を幻想であると見抜いてそれを知覚しています(=すべてはひとつであり、すべては愛であり、すべては神である)から、当然ながら幻想の持つ力(フォース)には影響されませんね。ですから、ご質問に対しては「関係があります」という答えになります。もっとも、意識レベルとは言ってみれば「愛の度数」でもありますから関係があるというよりは、そのままそれです。

※「愛の度数」については『アミ 小さな宇宙人』というエンリケ・バリオスの可愛らしい小説にまったくそのままの言葉で出てくるのですが、なぜかいま中古相場で1万円前後になっているようなのでおすすめしたくてもできません。

回答はここまでになります。参考になりましたら嬉しいです。お読みいただきまして、ありがとうございました😉✨✨

記事へのリアクションや記事執筆への励ましのサポートありがたく頂戴します🙏 また、プロフィールにAmazonほしいものリストも掲載しています。こちらもぜひよろしくお願いします!