スポットライトが当たらなくても。
近畿地方に台風が直撃し、主要路線がのきなみ「運転見合わせ」になった。実家に住んでいた頃に使っていた「最強路線(最後の最後まで走り続ける)」と言われていた私鉄も、全線運転見合わせになった。
それぐらい、強い台風だという事だ。
明日の午前中までは、まだ台風の影響を受けそうなので気を付けないと。
「ゴレンジャーの中だと、ミドレンジャーになりたい」
小さい頃からそう思っていた。
リーダーのアカレンジャー、サブリーダーのアオレンジャー、
ムードメーカーのキレンジャーに、紅一点のモモレンジャー。
そして最年少のミドレンジャー。
リーダー気質でも無いし、ムードメーカーでも無い。
モモレンジャーのように可愛らしさも無い。
そんな自分が一番憧れたのがミドレンジャーだった。
アカレンジャーみたいに、目立つ事はないけれど、きちんと仕事をこなす。
ここぞという時にとても役に立ち、みんなに可愛がられるそんな存在だ。
2人姉弟の長子として産まれ、「お姉ちゃんなんやから・・・」と言われ続けた結果、無意識にしっかりしないといけないという思考が植えついてしまい、結局末子のように甘え方も知らずに大人になった。
そして、学校でも職場でも、表舞台には出ずにただ粛々とやるべき事をこなして生活したいと思っていても、何故か大勢の前で発表させられたり、意見を求められたり、交渉の場に駆り出される事が多い。
正直、苦痛以外の何物でもない。
自分で言うのもおこがましいが、評価して頂いているから、こんな機会を与えられているのだと思う。他にも人はたくさんいるのに、あえて選んで頂いているのだから。本来なら「ありがとうございます。頑張ります」が正解だろう。でも私にとっては「頼むから、そっとしておいて下さい」となる。
「自信が無いから」
「不安だから」
「人見知りだから」
と色々理由を言われる事がある。それも一理ある。だから否定もしない。
けれど、そもそもなのだ。そもそも表舞台に出たくない。
「縁の下の力持ち」が良い。
表舞台に立つ人をきちんとフォローできる、そんな存在が良い。全ての人に認められなくても、スポットライトが当たらなくても、きちんと存在感を出せる人。単なる”我が儘”だと言わても、それでもかまわない。
大人になった今も変わらず「ミドレンジャー」に憧れる。
ジョングクの可愛らしさの中にある色気。
それに、Calvin Kleinの衣装とメイクと音楽が素敵過ぎて。
BTSを知らない人でも、きっと虜になるはず。
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