うつみさとるに会った
(長文です)
プロフィールにある通り、今の自分が心の闇から浮上出来たのは内海聡医師(以下うつみん)の「精神構造分析法」というものに出会えたからに他ならない。
二十年近く、いや生まれてから私を悩ませていた奥深くのしこりをひと突きし、あっけないほど粉々に打ち砕いてくれた。
うつみんが今回の東京都知事選に立候補し、私は都民では無いけれど、少しでも彼の言葉が聴いている人たちに届いてくれたらと願っている…
私がうつみんを知ったのは、バービーと暮らすようになったことと自分自身の病気がきっかけ。
調べていく過程で西洋医学に疑問を持つようになり、医療に頼ることなく本来人間(動物)が持っている自然治癒力によって健康でありたいと考え、マクロビオテックから望診法、東洋医学などを学ぶようになっていった頃だった。
言っていることは納得できることが多いものの、言葉使いも悪く、正直口調もあまり好きではなかった(ごめんなさい)
それでも書籍や動画は今まで学んできたことの復習にもなるので、あらゆるSNSをフォローして彼の発信に注目するようになっていった。
彼にとって食事療法は枝葉でしかなく、精神、心の問題が病を作り出すと言う。
そこが私にとっては一番腑に落ちた点だった。
食事療法のアドバイザーを一時していた頃、病気になる人達は食生活の問題はもちろん大きかったけれど、どこか考え方が偏っていたり家庭に問題があったりと、精神的にも健康とは言い難いと感じていた。
私自身食生活には気を使うようになり体調は改善されていたものの、人間関係に悩みメンタルはどこか不安定で更年期も相まって鬱っぽくなったり。
薬に頼るという選択は無かったが、考え方の癖がいけないんだとカウンセリングに通ったこともある。
ただそれは無理矢理心に蓋をする行為でしかなく、ちょっと何か問題にぶつかるとたちまちその蓋が開き、海の底。
同じことの繰り返しだった。
そんな時にに出会ったうつみんの「内海式精神構造分析法」
原因を外に求めるのでは無く、自分の中にあるということ。
このモヤモヤとした思いから抜け出すことができるなら、一度試してみてもいいかもと思うようになった。
講演会に行ったこともなく一度も面識がなかったから、本人に会ってあの毒舌で叱られたら落ち込んでしまいそうで怖かったけど(笑)
でも直に体験してみなければ納得出来ない性分。
二年前ついに一泊二日の根本療法合宿に臨んだ。
合宿では医学の本質や、病気を抑え込むのではなくその症状を起こしている根本原因を探っていくことを学ぶ。
確かに一見するとぶっきらぼうで話しかけにくい雰囲気はあったが、間近で話を聞いているとどこか優しさがある。
以前動画でも彼の原動力は一人娘だと言っていた。
生まれた時に打たせたワクチンの正体を知り、心病むほど落ち込んだらしい…
その様子に嘘はなかった。
虚無主義と言いながら、絶望の中に光を求める人なのだと思った。
あなたは頑張ってきたとかこの世界は素晴らしいなんてことは言ってくれない(笑)
自分のダメっぷりクズっぷりをとことん自覚することで、そこから這い上がることを目指す。
自分の生い立ちや家族との関係を見つめ直す事によって、自分自身がこの生き方を決めてきたということを自覚する。
人によってはかなりキツイ作業。
誰かに与えてもらうのではなく自分で考え答えを見つけるしかない。
はたから見ればなんで分からないんだろうという答えが、長年自身を縛りつけていた思考が邪魔をしてなかなか辿り着けなくてもがく。
内海先生はただ問いかけてくるだけ。
でも、こんな手間のかかること、なかなか出来ないと思う。
だって美しい答えを与え、さも救ってあげたかのような錯覚を起こしてあげる方が楽だもの。
もちろん真摯に向き合っている方々も、救われた方達も沢山いると思う。
でも、私はそうではなかった。
そして合宿後も自身を見つめる作業をクリニックで段階的に進め、うつみんに最後のひと突きをされ、自分の口から思いもかけない答えを呟いた。
私は不覚にもポロポロと泣いてしまったのだ。
それは多分心の奥底に眠っていた、ずっと気づくことのなかったものだった。
その言葉を言った私自身が驚いたくらい…
憑き物が落ちたとはこのこと、長年のよい子の鎧がバラバラと剥がれていった。
多少のかさぶたは残ってはいるけど、もうあの頃の自分に戻ることはないと分かる。
終わってしまえばあっけないほどで呆然とした。
…あれから二年が経った。
リバウンドもない。
あの頃の自分はもうどこにもいない。
大袈裟でなく私を救ってくれたと感謝している。
「すべてはフラクタル」「メタファー」「支配」「依存」「奴隷」が物事を見極める私のキーワードとなっている。
(長文お読みいただきありがとうございます)
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