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モーツァルトにきゅんです。ー『きらきら星変奏曲』
全然良さがわからなくてこれまでの自分にとっては何でもなかったものが
急に心にスゥッと入ってきて燦然と輝き出すことって
ありますよね。
今日の私にとってはモーツァルトの『きらきら星変奏曲』がそうでした。
なんというか、これは当時だったらどんな感慨で受け入れられたのかわからず今だからこそ言えるけど、主題のとり方も才気溢れるし、
びっくりするような音(展開)が次々出てくる。
辻井伸行さんの演
「言い尽くせない」って愛だ。ー『こちらあみ子』を読んで思ったこと
『こちらあみ子』という小説は今村夏子さんの処女作です。
今村さんはこの作品で第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞され、
『あひる』『星の子』を経て2019年には芥川賞を受賞されています。
元々は『あたらしい娘』というタイトルで刊行されていたようですね。
この原題も、とっても気になる。
でもそれ以上にこの小説の置きどころのない読後感に置きどころを見つけるため、
今回は奇をてらわず(もっとも