忙しい人を使う最適解
忙しさにかまけて、すっかり筆が鈍くなったこの1週間、まぁ、いろんなことが、あったようななかったような。
忙しさっていうのは、予定されていたものとイレギュラーなものがあって、だいたいは、それがぶつかったときに”忙しさにかまける”口実がたつのだけれども、はい、かまけておりました。
文章を書くのは、そう、僕は自動筆記型。とっかかりさえあれば、文末のシメ、オチなど考えなしに書き綴り、もうこの辺りで締めようかという文章量になったところで、オチを探す、作るというよりも、湧いて出てくるってところが、まぁ、僕らしさ、自分らしさでもあり、”だから駄目なのよ”と突っ込まれるところでもあるわけです。
仕事は忙しい奴にふれ!
これってほぼ真理だと思うんですよね。でもだからといって、わざわざ忙しい人・・・たとえば急いで道を歩いている人を捕まえて道を尋ねるっていうのは、普通はやらないですよね。
しかし、たぶん、それでも、声を掛けやすい同じようにきょろきょろしている人に聞いても、逆に自分が道を聞かれる可能性がありますから、目的を持って動いている人の方が、質問に対する最適解を出してくれる可能性は高いのかもしれません
最適解
前回もこのお話をしましたので、詳細は「モルグ街の遅刻と最適解」を読んでみてくださいね。
しかし、なんでもかんでも忙しい人に仕事を振ればいいってものでもなく、軍師に刀の扱いを聞くがごとき愚行を重ねれば、まぁ、大概怒られてしまいます。
それでも、まぁ、その軍師はきっと「刀のことであれば、なになに部隊のだれそれに聞けば間違いなかろう」と答えてくれるでしょう。忙しくも仕事をこなせる人というのは、他人に任せるだけの見識を持っているものです。
忙しくも仕事がうまくいかない人は、人に任せることが苦手だったり、全体として効率よく仕事をまわすのに、自分が何が得意で、人が何が得意で、優先順位を客観的に計る能力に問題がある場合が多いと思います。
マルチタスクをこなすための最適解は、透明化と有機的タスクの統合
ふむ、適当に思いつくままに書いてみましたが、自分が今、何をしているのかを周りにわかるような状態にしておくことで、”余計な仕事”を振る隙間があるかないかを周知させることが一つ。
そしてそれらの仕事が全体のどの部分にあたるのかを自らが把握することで、”余計な仕事”に優先順位をつけて、全体の効率を考えたら、そっちを先にやったほうが、あとあと面倒がなくていいと判断し、取捨選択できることが一つ。
この二つを実行することで、仕事のスタンスが明確になり、周囲も頼んでいい仕事の選別とタイミングとを計りやすくなることが一つ。
僕が知る”忙しくも仕事をこなせる人”というのは、だいたいこんなイメージなんですけど、いかがでしょうかね。
では、逆にそのような味方にすれば心強い忙しい人から取捨選択で断られちゃう人は、どんな問題点を抱えているのかを考えてみましょうか。
まず、”仕事を理解していない”ということが真っ先に上がりますが、そう言い切ってしまうとそれで終わってしまうので、もう少し細かく見て行きましょう。
先ほど”軍師に刀の扱いを・・・”という話をしましたが、頼んで断られる人は、そもそも頼む相手を理解せず、頼む仕事も理解していないということが挙げられます。
コンピュータのことでわからないことがあって、たとえば優秀なプログラマーがいるので、その人に聞いてみようと、買ったばかりのリンゴのマークのイカしたノートブックを持って行ったとしましょう。
”ごめん、それ使ったことないからわからない”
あなたはその返事にがっかりして、なんだ本当は知っているくせに忙しいから断られたのかと思うかもしれません。
腕のいい料理人に魚釣りの道具について質問しているのと同じくらい、実はあなたの依頼は的が外れています。
プログラマーは与えられた環境(魚)でプログラム(料理)をする人で、包丁や調理道具はコンピュータではなく、プログラムに必要な言語(開発環境)なのです。
もちろん釣りが好きな料理人もいますから、なんとなく一緒に思うかもしれませんが、物事を頼んで断られる人の多くは、そのあたりの道理を無視してしまう傾向にあると、僕は思います。
あなたがそれを知らないのは当然、でも、物を頼む前には、誰に頼むのがベストなのか、ちゃんと考えたのかってことです。
しかしプログラマーはきっとこう答えてくれるでしょう。
リンゴのことなら、WEBデザイナーとかイラストレーターの方が詳しいから、どこどこのだれだれを尋ねたら?
ここまで親切な人はなかなかいないかもしれませんけどね、普通は”ググれ”かリンゴ屋さんに聞きに行きなさいで、終わります。
それを冷たいとか思わないで下さい。
寿司屋の大将にアジを釣るにはどんな竿を使ったらいいかと、聞いてしまったのですから、”おとといきやがれ!”と怒鳴られても仕方ありませんよ。
さて、これが入り口の話だとすれば、次は中身なんですけどね、これがまた、よくあることなんですけど、コンピュータの使い方がわからないあなたは、マニュアルなるものを眺めて、きっとその通りにやっているのにうまくいかなかったのでしょう。
もしそれもしていないのなら、まずはそこからって話なのですが、断られる人の傾向として、この時、コンピュータとマニュアルをセットで持ってこないことが多々あります。
これをみてこうやったら、こうなるはずが、ほら、違う結果になってしまう。どうしてかな?
忙しい人というのは、自分がその作業をやるために必要な時間や自分にその知識があるかどうかを判断して、依頼を今、受けるのか、後日にするのか、断るのかを即断します。
つまり即断できる材料をちゃんと持っていけば、もしかしたらその場で5分で解決してくれるかもしれませんが、断れらる人は口頭だけで済まそうとする傾向をよく見受けます。
見積できない物には手を出さない
マルチタスクをこなす人のこれは鉄則と言ってもいいでしょう。それを理解せずにものを頼む人は、あとあと面倒が予測できるので、大概断られます。
そして最後、出口です。
必ず結果は報告しましょう。
ありがとうの言葉を添えて・・・なんていうのは当然のことなのですが、もっと大事なことがあります。
二度と同じことを聞かない、頼まないで済むようにすること。
何度教えても、何一つ覚えたり、少なくとも途中までは自分でできるように”進歩”していなかったら、”ごめん、忙しいから”と断られてしまうでしょう。
まとめると、人の時間を使う時は、自分の時間を使うよりも、ちゃんと準備をしなさいってことです。
それが人にものを頼むときの最適解だと、僕は思います。
ちなみに、僕は女性からの頼み事は、この限りではなく、何度でも同じことを頼まれても、悪い気はしないですから、お気軽にご依頼くださいませ!
※追記
最後のオチは、アップしたあとに思いつた後付けです
だいたい、僕はこんな感じで文章を書きますので、後から見て、内容が少し変わっていることをお許しくださいませ
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