見出し画像

三大寺院巡りとぼったくり

タイ3日目です。
タイでのミッションを終え、完全にやることを失いました。今回は、予防接種の副作用で寝込むことを想定していたので、タイでの観光の予定は特に組まずにいました。いつ体調が悪くなるかわからないので、あまり遠出もしたくありませんでした。とは言っても、せっかくタイに来たので、楽しめることは楽しみたい、ということで、定番のタイの三大寺院へ行くことにしました。宿からは頑張れば歩いていける距離なので、体調が悪くなればタクシーですぐに帰ることができるからです。

再びローカルバスを使って向かいます。初日、二日目と親切な方に恵まれていて調子に乗っていました。。今日は、聞く人聞く人皆に冷たくあしらわれ、朝から心折れかけたのです。やはり何事も謙虚に、期待せず、が大事ですね。
 結婚生活を通して学んだことを思い出しました。相手が〜してくれるだろうという期待はネガティブな気持ちを引き起こす原因になりやすいと思います。勝手に期待するから、そうならなかった時に悲しくなったり、怒ったりしてしまうのです。わかってくれるだろう、やってくれるだろう、それは私の勝手な期待であり、傲慢さに過ぎません。
 話は逸れましたが、、朝の忙しい時間に言葉の通じない外国人に道を教えることは、とても面倒なことです。教えてもらえることが当たり前じゃない。そんな当り前のことを忘れていたのです。ということで気を取り直して、まずはワットプラケオへ向かいます。

後に、乗る必要なんて全くなかったと知った水飛沫バンバン上がるボートにも乗りました。その上、サーチしていた値段より高いし、怪しげなボートでした。。完全に乗る予定のボートより低クオリティー高料金なボートへ誘導されてしまいました。

それはさておき、ワットプラケオへ向かっていると、近くの海軍で働いているというおじさんが声をかけてきました。

おじさん
どこへ行くの? 

私    
ワットプラケオ

おじさん
ワットプラケは今入れないよ。
今日は、ブッダの日だから今は集会をしていて、1時以降しか一般客は中に入れないんだ。

私    
え、ウソー。知らなかった。(純粋なんです)

そうです、この今は中入れないよおじさん(勝手に命名)について後でネットで調べると沢山出てきました。。。。
インドのことで頭がいっぱいで、タイの下調べが激甘だったのです。インドのニューデリー駅でよくあるこの手口、少し考えれば気づきそうなものですが、全く気が付きませんでした。

このおじさん、この後、1時間でワットアルンから水上マーケットを周って1時間かけてワットプラケオ周辺に戻ってくるプランを勧めてきます。そうしたら、ちょうどワットプラケオがオープンする時間帰って来れると。

ワットアルンには行く予定ですし、先にワットアルン行っても良いかなと思い始めます。

そして、聞いてみます。そのツアーいくら?

おじさん 2000バーツ

高すぎです。このとき、まだぼったくりだと言う確信はなかったものの、純粋に高すぎるのでお断りです。ツアーはいらない、ワットアルンへ渡りたいだけ、と伝えるとそれはできないというのです。そんなはずはないので、とりあえず船着き場まで行って、自分でワットアルンへ渡る船を探そうと決めました。

このおじさん、トゥクトゥクを捕まえて、私のトゥクトゥク代払うから船着き場までトゥクトゥクを使うことを勧めてきます。怖いのでお断りして、歩いていると、他に二人ほどの人にこの今は中に入れないという話を聞かされ、完全に信じ切っていました。

不幸中の幸い、私は、ドケチなのです。
この詐欺の内容は完全に信じていたのですが、財布の紐がかたすぎて助かりました。

ワットアルンへ向かうことも考えましたが、1時までそこまで時間もないし、お腹も空いていたので、お昼ごはんを食べて、予定通り最初にワットプラケオへ行くことにしました。

そして、ワットプラケオが閉まっていないことに気がつくのです。
あんなに良い人そうだったのに、全部嘘だったなんて少し悲しいです。

私は、海外でのぼったくりに関して持論があります。それは、自分が納得して支払ったのであれば、それで良し。現地価格や他の方が支払った金額と比較して一喜一憂する必要なし、ということです。

例えば、私が乗る予定だったボートは50バーツもしないボートで、見た目もそこそこのはずでした。しかし、実際乗ったのは、100バーツの古びた船です。きっと乗り場を間違えたのだと思います。しかし、これは私が納得して支払った100バーツ。何かのアトラクションのような、水飛沫をあげて荒々しく進む船を楽しみ、良い経験になったので、それで良しです。数10バーツの損得で心を乱すのはその金額以上に無駄なことだと思います。
トゥクトゥク代の交渉も同じです。相場よりも高い料金だったとしても、乗るときに、その値段で納得したのならば、その値段で良いのです。ただ、相場を知っているうえで、交渉するも高値でしか乗せないというドライバーも多く、そのやり取りに疲れてしまうので、私はバスや電車の移動が好きです。

また、実際に提示された内容とは違う内容を提供されてしまう詐欺には気をつけなければならないと思います。先程の2000バーツのツアーなどに関しては、事前に説明されたツアー内容
とは異なるお粗末なものだったということがあるようです。

この内容に、この値段なら良いと思って支払ったにも関わらず、その内容が異なれば話が変わってきます。

全てを疑ってかかることは、とても悲しいことですが、外国にいるということを忘れず、全てを鵜呑みにはせず、事前調べられることは調べておくのが良いですね。

そして、何より一番大事なのは命です。何かあっても、命は助かって良かった!いい人生勉強になった。 そのように思えれば、旅をより楽しめると思います。もちろん詐欺被害にあわないことが一番ですが...

こんなことが有りつつも、無事に三大寺院巡りをし、改めてあまり寺院には惹かれないことを痛感してしまったのでした。というよりも、観光するのであれば予備知識が必要であると痛感しました。背景知識がないと楽しめるものも楽しめませんね。。次回からは勉強してから、観光しようと思います!

(実はもうインド二日目です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?