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タイの洗礼

タイ4日目はチャトゥチャックのウィークエンドマーケットへ行きました。可愛くて安い服や食器、雑貨などがたくさんあり、お土産を買いたい衝動に駆られましたが、、これからのことを考えて泣く泣く自粛しました。。。マーケットのすぐ隣にあるショッピングモールはクーラーが効いていて、お手洗いも綺麗だったので、ちょっと休憩するのに良さそうでした。楽しかったものの、何も買えないので、そそくさと退散し、宿の近くで1時間200バーツのマッサージを受けて、この日の散策は終了しました。(なぜかこの日の写真と動画のデータが全部消えていてガックリ)

その日の夜、なんとなく胃がもたれる様な、気持ち悪さを感じたのですが特に気にもとめず就寝しました。

次の日の早朝、ふと目が覚めて感じた猛烈な吐き気とお腹がゴロゴロとなる音、、、。あれ?と思った頃にはときすでに遅し、、、。もう上下からの噴水が止まりませんでした。。
わたしはドミトリーの二段ベッドの上段に滞在していたため、ベッドに戻ってしまうと、トイレまで間に合わないということが発生してしまうので、シャワールーム(トイレ併設)に座り込み、うなだれ、トイレへ駆け込むというアラサーの人妻らしからぬ惨事に見舞われたのでした。

昨日食べたマンゴーか油たっぷりの空芯菜の炒めものか、、何が原因かは定かではありませんが、こんなにも制御不能な状態は人生初めてだったと思います。

普通の食あたりであれば、悪いものを出しきれば、よくなるだろうと、そこまで焦ることはないのですが、なんせ今夜はインドへ旅立たなくてはならないのです。。とにもかくにもトイレへ駆け込む間隔を1時間おきほどにできなければ、飛行機に乗るどころか空港へたどり着くことすらできません。とりあえず、一泊はできないものの、お昼にチェックアウトできる状況ではないので、延泊しゲストハウスに籠もります。
 しばらくして、トイレへ駆け込む間隔が15分くらいと落ち着いたので、力を振り絞り薬局へ向かいます。下痢止めと抗生物質をもらい宿へ命からがら戻ります。このときは、薬をもらい一刻も早く宿へ戻りたかったので何も言いませんでしたが、2種類の薬を買って800バーツでした。高い。。

薬を飲んで、しばらく経つとトイレへ駆け込む間隔がぐっと長くなり、インドへ行ける気がしてきました。タイに留まれば、夫が予定変更をしてタイへ駆けつけてくれるという甘い誘惑に惑わされつつも、パッキングをして、出発の準備をしようとバックパックを開けると、シャンプーが大量に漏れ出しています。もう再びうなだれます。笑
昨日、シャワーを浴びてから、あまりのしんどさに、シャワーセットを入れたかばんを整理せずそのままにしていました。貴重品は肌身離さず常に持ち歩くタイプなので、シャワーセットを入れたかばんにパスポートやGoProも入っていました。GoProを見ると、しっかりシャンプーまみれ。手に入れたばかりのイエローカード(黄熱病の予防接種の証明書)もシャンプーまみれに。体調最悪な中、GoProのシャンプーを洗い流し、全ての持ち物を洗います。旅用に奮発して買ったGoProも一カ国目で使い物にならなくしてしまったかもしれない(大丈夫でした)、体調悪いのになんてついてないんだ、、と悲しくなり、一週間ほど会っていない夫のことが頭をよぎります。こんなことがあれば、大丈夫だよと言って全てを処理して、看病してくれるような夫なのです。重たいものはいつも夫が持ってくれて、旦那と出会ってからはペットボトルのキャップすら自分で開けることがない(キャップを緩めてから渡してくれます)ほど甘やかされていました。今の自分の状況の惨めさと、夫への想いが相まって、泣きながらシャンプーまみれになった物を洗い流したのでした。笑 とりあえず、ひと通り洗い流し、気合を入れ直し、空港へ向かいます。

本当はバスで空港へ行きたかったのですが、万が一、途中で耐えきれなくなったら、、と考えると融通がきくタクシーの方が安心なので、タイに来て最初で最後のタクシー利用を決意し、空港へ向かいました。
青色タクシーを流しで拾い、高速利用なしと伝え空港に行ってもらいました。(ネットで検索した際、タクシーの色によって信頼度が違ってくること、高速を使うと高速代を別で支払うことになるということが書かれていたので参考にさせて頂きました)

しっかりメーターを使ってくれて、少し渋滞していたものの40分ほどで空港へたどり着きました。(民主記念塔から徒歩10分に位置する宿の近くから乗って、220バーツほどでした)
乗ってすぐに、中国人か?と聞かれ、日本人だと答えると安心したと言われました。タイ滞在中このようなやり取りが何度かあり、コロナウイルスの影響を強く感じた旅でもありました。インドへ行くと言うと、インドは水が危ないからと新しいペットボトルの水をくれようとした優しい運転手さん、最初から最後まで親切で、体調絶不調ながら良い旅の締めくくりになりました(お水は頂かず、 優しさだけ頂きました)。

空港についてもしばらくは、瀕死の状態でしたが本番に強い女です。飛行機に乗り込んでから約四時間半、無事耐え凌ぐことができました。インド着は深夜のため、空港で朝が来るのを待ちます。2回目のデリー空港泊です。1日以上固形物を摂取できておらず、フラフラな状態でのインド突入。不安しかありません。果たして無事にインドを楽しむことができるのでしょうか。。。

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