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第一弾商品「めおと包丁」の開発がはじまる。

こんにちは!「めおと」ブランドマネージャーの中川です。
 
「めおと」は夫婦のためのブランドです。
提供するプロダクトにより、夫婦の時間が創出される、または二人の時間が思い出される。そんな商品を提供しています。


めおと包丁の開発がはじまる。

 
さてさて、前回の続きから…
 
プロダクトデザイナーさんに「包丁は社長がプロデュースすべき!」と言われたので、家に帰った後とりあえず、Amazon、楽天に『包丁』と入れて検索してみる。
 
そこでびっくりしたのが、
(包丁ってほとんど同じようにしか見えねー!!)ってこと。

もっと詳しく言うと、ほぼすべての包丁がこの4つに分類できた。

  • 包丁の持ち手のところに金属のポツポツが2つ、3つある、どこのキッチンにもある包丁

  • 刃の部分から持ち手の部分まで、全てが一体のステンレス包丁

  • 職人さんが使うような和包丁

  • 包丁の刃の断面がデコボコした、いかにも武士道「男の世界」を連想する包丁

同じにしか見えなかったのは、選択肢がないから。
(包丁って生活必需品なのに、なんでこんなに同じのしかないの?)
(奥さんにプレゼントしたい包丁が一つもないのだけど・・)
と素人ながらに思った。
 
と同時に、
(生活必需品なのにこの選択肢のなさ…これはイケる!!)
商売人の勘がピン!ときた。
 
常々ビジネスをしてきて、勝てるパターンは経験上よく知っている。
「流行しているビジネスに乗っかる」のではなく、「市場の穴を見つけること。
(これは、おもしろいネタが見つかったなぁ)という気分だった 。

気合いが入ったところでまずはコンセプト作り。

  • 対象は30代~40代の女性

  • 新築の家のキッチンにふさわしい雰囲気

  • 手入れが簡単で日常使いできる

  • ネット通販で目に留まるよう、「なにこれ?」と他と差別化されたデザイン

  • やさしい雰囲気を出したいから、柄は木製にしたい


などなど、ワード2ページほどの、「こうしたい、ああしたい」がすぐにできた。

これを持って、プロダクトデザイナーさんのところへ再度行く。
「やってみましょう。」ということで、デザインを待つことに。
 
何日か後、デザインの初稿が上がってくる。
4パターンほどあったが、どれもグッとくるものがない。正直に伝えて、もう一度デザインしていただく。
 
さらに数日後、新たなデザインが2パターン上がってくる。

このデザインの中に、今の「めおと包丁」のデザインがあった。
丸みを帯びた木製の柄の部分が、デザイン性が高すぎず(デザインに凝りすぎて、使いづらそうなのもちょっと困る)、特徴がないわけでなく、ちょうどいいかな?と思った。
ちなみに、この時点で売れる自信は全然ない。
(コンセプトでイケる!と思って、デザインで迷うのはいつものこと。)
 
とはいえ、「これで行きましょう!」とCGのイメージをいただく。


次は工場探し。

めおとを運営する株式会社プラスワイズは、金物の町で知られる新潟県燕三条エリアに位置している。 
周りには包丁の工場がたくさんあるので、楽勝でしょ!と思っていたが、ここがとっても難航する。


次回は、工場探しから、なぜ夫婦の包丁になったかを、お話ししますよ。