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転職するか悩んだ際の整理ポイント

みなさん、こんにちは。
月額定額制のパーソナルキャリア支援サービスmentorsを運営するLife Will Changeの大堂と申します。

今回は弊社キャリア相談サービスで多くいただく相談である「転職をしようか悩んでいる」という悩みに対して、整理の方法案を記事にさせていただきます。(※個別事情やご性格、夢などを加味していないため、あくまで整理の1案となることをご了承ください。)

まず転職するか悩んだら、以下3項目を考えてみて現状を整理してみてはいかがでしょうか。

①現職の不満(不足感)と満足(期待感)の整理

「年収や待遇面」「会社の将来性」などへの不満や「もっとキャリアアップしたい」「○○がやりたい」という不足感など、転職を考え始める理由は様々あると思います。

しかし、転職をした場合、現職と変わるのはその不満や不足の部分だけではありません。現職でここは満足、または期待していると感じている部分も現職とは変わるので、両方を整理し、現状を冷静に整理することがまずは必要です。

整理する軸として、仕事に関わる以下8軸を考えてみましょう。
1.仕事内容
 理想とする仕事内容はどんな仕事・状況で、現状はそこに対してどうか
2.年収
 理想とする年収に対して、現状はどうか(現在・今後両方を加味して)
3.健康・精神安定
 理想とする健康面・精神面に対して、現状はどうか(残業時間やストレスなど)
4.家族・パートナーとの関係
 家族(ご実家も含む)やパートナーとの時間や余裕は取れているか
5.職場の人間関係
 理想の職場の人間関係はどんな関係で、現状はどうか
6.学び・自己啓発意欲
 現職の仕事は学びたいという意欲が湧くか、またその時間が取れるか
7.遊び・余暇の余裕
 理想とするプライベートの時間や息抜きはできているか
8.オフィス環境
 オフィスの通勤時間やオフィス環境、勤務地域は理想に比べてどうか

上記8軸の理想を10点としたときに現状は何点でしょうか?
またそれは何があれば点数が上がるでしょうか。

キャリア相談を受けていると、上記を整理した際に下記のようなお声をいただくことも多いです。
「仕事内容には不満があるが、意外と他は悪くなかった」
「勤務時間が多いことが他の軸も悪くしていると気づいた」など

実際に整理した際に、どこの部分がネックになっているのか、そしてそれはどうすれば点数が上がるのか、もしくは解決できるのか、ここを考えると転職するかどうかや転職する場合の軸なども見えてきます。

②現職で変えられるもの変えられないものの整理

①で現状を整理した後は、現職で「変えられるもの」か「変えられないもの」かを考えてみましょう。

例えば、「社風」これは変えられるでしょうか?
経営に近い立場や社内広報、会社によっては人事部など、社風を作っていく立場でかつ発言権も大きければ、もしかしたら変えられるかもしれません。しかし、多くの場合は変えづらく、変えられたとしても一斉に役員が変わることでもない限り、時間がかかることが多いです。

次に「仕事内容」はどうでしょうか?
こちらは会社によりますが、もしかしたら部署異動により変えることができるかもしれません。もちろん異動のしやすさや会社の業態によっては難しいかもしれませんが、変えられるチャンスはあります。

このように、①で整理した「軸の点数」と「どうすれば点数が上がるのか」を現職で変えられるものと、変えられない(変えづらい)ものに整理することで、
・自らのしたいこと
・現職でできること、もしくは学べる事
・現職ではできないこと、もしくは現職よりもっとしたいこと

という3点が整理できます。

その結論として、部署異動や転職、副業、起業などを考えるとそれらの決断をしたときにも迷わないで済むかもしれません。
また転職する場合は、転職理由そのものにもなるので、転職先も探しやすいです。

③時間の観点を考える

理想の働き方ややりたいことを整理し、現在地を把握するとそのGAPが見えてきます。
次はそのGAPをどのくらいの時間軸で埋めたいのかを考えてみましょう。

例えば、以下のように整理した方がいたとします。
(実在の人物ではありません)
・○○業界を変革するためにいつか起業し、○○という文化を広めたい(理想の働き方)
・妻や子供に迷惑をかけたくないので、転職先が狭まるようなキャリアは歩みたくない(価値観)
・今はまだスキルや知識に自信がないので、まずは会社に属したい(現在地)
・現職では学ぶことも少なくなってきたし、マネージャーにはなりたくないので、他に足りない知見を得るために転職したい(結論)

一見、結論が出ているように見えますが、時間の観点を入れるとどうでしょうか?

例えば起業した会社が伸びるかどうかは大体2年くらいで判断がつきます。
もし、この方が「転職先が狭まるのは嫌だ」という価値観が強いのであれば、起業して2年後に何歳か、その時の年齢で求められるスキルは何かを考える必要があります。
上記を考えることにより、場合によっては今すぐに起業準備した方がいいという結論に変わるかもしれません。

上記は極端な例ですが、例えば女性の方だと出産・育児を考えなければならない場合もあります。(もちろん、その人によります)
その場合、出産・育児で産休に入るので、その前にマネージャーになるためには何歳でマネージャーになりたいか、そして現職はマネージャーの平均年齢は何歳なのかなどを考える必要があります。

時間軸の観点を入れると、行動の時期が決まるので、これも忘れずに整理してみましょう。

終わりに

今回はよく相談をいただく「転職をしようか悩んでいる」という悩みに対して、まずは整理した方が良いことを書かせていただきました。

転職は人生の大きな決断です。
安易に1つのことに囚われるより、落ち着いて整理を行い、後悔ない決断をしましょう。

1人で悩むのが大変な場合は、弊社もお手伝いさせていただきます。
と最後に宣伝を少し挟み、今回のブログとさせていただきます。

もし、よろしければ記事のスキを押していただければ幸いです。

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