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苦手意識は幻想

誰だって苦手なことに直面するのは嫌ですよね。
持論で話しますが、実は苦手って感じることは全て幻想なんじゃないかと思っています。

今日、教室で話したことを書きますね。

うちの教室では、特にジュニア層のバランス良いからだ育成のために、横向きに打つ時は特に、通常に伏せて打っている時でも、逆の体の使い方で打たせることがよくあります。
野球で例えると、時々逆のバッターボックスに立たせるイメージです。

当然、みんな嫌がりますが
なぜ嫌がるんでしょうか?

入会した時は右利きの形でも不恰好だったのに、全然気にしなかったあの子も。
それなりに逆向きに慣れてきて、ぱっと見は普通にできているようにしか見えないあの子も。
まだ気づいてない子は、嫌がります。

それは、「得意と感じることと比較するくせがついているから」です。「これはできるけどこれはできない」と分けてしまうからです。
元々、ぱっと身についてしまうことを得意だと思ってしまうことが多くありますが、それもまた幻想です。

得意と感じることは、これまで生きてきた中でたまたま、近い要素の経験を知らず知らずに持つことができただけです。

苦手と感じることは、類似する経験をまだ積んでいないだけです。

ただそれだけなんですが、無意識に「こっちならできるのに」と思って、抵抗を感じてしまうと
やはり心のあり方が変わってしまい、本来なら感じられるヒントも体感できなくなり、「やっぱり上手くできない」と記憶してしまいます。

さらに、自分で「苦手なこと」=「やる価値が低いもの」と決めつけてしまうのをよく見かけます。

あなたが指導者なら、親ならば
仕事の先輩、上司なら
自信持って言ってみてください。

「私からは苦手そうには見えないよ」って。

信頼関係がある人から、違う視点をもらえたなら
「あの人がそう言うなら、私の勘違いだったかも。」と思い直すきっかけになることがあります。そんな経験ありませんか?

【人は定義する生き物】です。

どんなレベルの習熟度であれ、その段階を誰かが、「価値がある」といえば確かにそうなり、「価値がない」と言えばそうなんでしょう。
経験をどちらにでも受け取れるのであれば、物事の捉え方を幅広く鍛えて、自信を持って「大丈夫!良い経験だよ」と伝える方がプラスになることが増えるんじゃないでしょうか。

いつもあなたの心のそばに、
メンターじゅんいちでした。

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