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今思うとやばい高校体験記【労働育成学校】

こんにちは。めんたむです。

今回は雑談メインで、高校の時の話をしようと思います。
卒業から5年以上の月日が流れており、もう時効だと思うので結構ぶっちゃけた話をします。

「こんな高校もあるんだな」と受け流す程度にご覧ください。

自分の高校について

僕が通っていたのは大阪のとある公立高校でした。

現在では某国立大学に進学する割合が高い高校として名が知られた高校です。

知られざる黒い影

と表ではとてもいいように思えますが、実はこの高校にはある黒い面が存在します。

それは「体育がやたら厳しい」ということです。

具体的には「縄跳び」と「プール」が厳しい理由になっています。

「縄跳び」では、「本物の縄」を使って卒業までに前50回、後ろ20回を先生の前で跳べるようにならなければなりません(男子の場合)。

この課題はクリアできなければ昼休みや放課後に補修が入ります。
達成できず、センター1週間前までやらされていた同級生もいました。

僕自身は運よく合格することが出来ましたが、正直合格しなかったら受験前まで邪魔されるのかとひやひやしました。

もうひとつの問題が「プール」です。

僕の高校には50m×25mの大きなプールが設置してあり、水泳大会という行事が存在するほど異彩を放っています。

そんな大きなプールを持つ高校なので、むろんプールの授業もガチです。

毎時限基本的に600mもの長距離を合計で泳がされるのです。

正直中学校まで25mすら泳げなかった僕にとって高校入学早々直面したこの関門にかなり打ちのめされました。

それだけではありません。

プールにも縄跳びと同様課題が設定されており、それは
・バタフライ50m
・背泳50m
・平泳ぎ50m
・クロール50m
・メドレー100m

に目標タイムが存在し、達成できなければプールの授業がすべて終わったあとに放課後補修をさせられるのです’(男子の場合)。

これが僕の高校生活の中で一番憂鬱なものになりました。

今でもたまに夢で出てくるほどトラウマな出来事になっています。

もちろん、25mすら満足に泳げない僕はこれらの課題を達成できませんでした。
なぜかバタフライだけクリアしましたが、それ以外は全部だめでお情けで解放されました。

その場合でも学校の定期試験前に600m泳ぐ必要があったため時間と労力両方を使うことになったのです。

ここでカッコで「男子の場合」と書きましたが、女子の場合は全然異なります。

女子は縄跳びに関しては、前二重跳びが30回、後ろ二重跳びが10回だったと記憶しています。
もちろん、縄跳びに関しては回数が異なるのは体力的にやむを得ません。

が、プールに関しては女子はタイムを測定するだけで目標タイムというものは設定されていません。

したがって、授業にちゃんと出席していても男子は目標タイムを達成できなければ放課後に居残って泳がなければならないのです。

このときほど「男女平等」を願ったことはありません。
「それならどっちも目標タイム設定する必要なくね?」とつくづく思いました。

皆勤賞だともらえるバッジ

もうひとつ闇だなと感じたのは、「皆勤賞になると高校卒業時にバッジがもらえる」ことです。

このバッジはほかにも、部活の大会などで優秀な成績を修めたときにももらえます。
もちろん、文化系の部活の人用のバッジも存在します。

僕のような、スポーツもこれっぽっちで文化系にも縁がないタイプの人の場合、このバッジを習得するためには皆勤賞を取るほかありません。

当時の僕はこのバッジがとても輝いて見えていました。

というのは、校長先生が朝礼でこのバッジをとても絶賛していたからです。
プレミア感を出されるとほしくなるのが人間です。

そのため、多少電車が遅延してもいいように朝早くの電車に乗って20、30分前には学校につくようにしていました。

もちろん、多少しんどいときがあっても休もうという発想にはなりません。

ということで結局はこのバッジを手に入れることが出来ましたが、今思えば「こんなの上にとって都合の良い社会人を作るためじゃないか」と感じます。

今でこそコロナで少しでも体調がすぐれないと思ったら休むようまわりから言われていますが、当時はそんな風習はありませんでした。

この高校生活も相まって、僕は強迫性障害(自己診断)となって大学でも基本的に出席するマシーンと化していました。

その結果、睡眠時間が少なくなり金縛りをよく体験するようになってしまったのです。

今思うとやばかった

ということで、体育や制度面から自分の母校を見直してみたのですがかなり「やばい」と思うところがありました。

もちろん、体育をすることに文句を言うつもりはありません。

ほどよく運動をしたほうが健康的な生活を送れるのは確かですし、目標を設定してそれを達成するよう努力することの大切さも理解しています。

しかし、だとしてもそれは体育の時間内でやる話であって、放課後の時間を消費してまでやることではないだろうと強く感じました。

今思うとこうした制度は「時代遅れ」と言わざるを得ません。

こうした風潮が時間外に働くことを正当化しているのではないかと、昨今の医師の働き方(特に残業時間について)を見ていて思います。

他にもOB・OGから変な言いがかりをつけられたこともありました。

体育大会のときにクラスごとに整列してグラウンドを行進するのですが、そのときに朝礼台の上に立った校長先生の前で敬礼をすることに対して「ナチスを想像させるのでやめてほしい」という苦情が寄せられました。

正直それはあなたがたの勝手な主観であってこちらとしては全くそんなことを思っていなかったので心底いやな気分になりました。

このような上から理不尽なことを言われ続けた経験が、医学部の部活に嫌気がさした原因です。

医学部の部活をやめた経緯については以下の記事で取り扱っています。

今医学部の部活に入っている方でとてもつらいと感じている人は無理してその部活を続ける必要はありません。

ということで高校時代の話を織り交ぜて今回はお話ししました。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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