産業カウンセラーの学校に通います

今年から産業カウンセラーの学校に通い始めます。
とはいえ、実は別にカウンセラーになりたいと思っているわけではありません。通い始めた動機は3つです。

[理由1]カウンセリングについての理解を深めたい

1つめは、シンプルにカウンセリングというものをもっと知りたいと思ったからです。
私自身は妻の不調の際などに何度かカウンセリングを受けたことがあります。利害関係のない人に心の内を話すというのは経験のないことで、ものすごくスッキリしました。

そんな経験から立ち上げた有志団体で「カウンセリングももっと有効活用しましょう」なんて言っていますが、そのくせカウンセリングって具体的にどんな効果があるのかすら知らないので、それも知らずに推奨するのも無責任だなと感じました。

あと、自分がカウンセラーだったら「こんな話を聞いたらこっちが逆に落ち込みそう」なんて思うことも多く、そこからカウンセリングをしてくれる方々がどんな思いでやられているのかを知りたいと思いました。
過去に支援職の方々にインタビューなどはしていますが、結局自分がやってみないと彼らの苦悩や苦労の本当のところはわからないです。それも素人としてではなく、ある程度の基礎的な知識・スキルを身につけた上でないといけないと考えました。

[理由2]うまく人をサポートできなかった経験

2つめは、自分がこれまで悩んでいる人をうまくサポートできなかった経験によるものです。
今まで妻や同僚にメンタル関係の相談されたとしても、どう声をかけていいのかすらわからず、手探りで対応をしてきました。相談に乗ったものの状況が好転しなかったこともあります。
自分のとってきたアプローチが正しかったのか間違っていたのか、もっと効果的な方法があったのか。
妻のことなどもあり、それを省みて、必要なら変えなければいけないタイミングがきたのではないかと考えました。
身の回りの人に相談を受けたときに本当に相手のためになるという確信を持って対応したい、周囲に様子のおかしい人がいたときに「声をかけていいんだろうか」なんて迷わずに手を差し伸べたい。
そんなふうに思っています。

[理由3]自分自身の内面を変えたい

いい歳したおっさんが何を言っているんだと言われそうですが、3つめは自分自身の内面に関わる動機です。
昔から上っ面の人間関係はそこそこできても、深い付き合いが苦手なところがあります。
原因は、結局のところ自分に自信がなく相手がどう感じるだろうとかすぐに考えてしまうところにあると思っています。

例えばフィードバックをもらったりするのも苦手です。相手に悪意はないと理解していても「ああ、この人は今まで自分のことをこんなふうに感じていたんだ」なんて考えると、精神的にすごく落ち込みます。

そういったものを避けるので、周囲から見ても無個性な人間になり、自分から相手に深く踏み込んでいくこともありません。
結果的に人と深い関係性を築くことができません。

先日受けた産業カウンセラー養成講座の説明会で説明員の方の言われた「口座を通じて自分を見つめ直すことで、人との関わり方が変わる」という言葉にすごく惹かれたことも、学校に通うことにした理由の1つです。

これから

正直なところ適正的にはカウンセラーなんて向いていないんだろうなとは思ってます。
講義を通じて行われる自分の過去や内面に関するフィードバックにもおそらく傷つくのだろうことも容易に想像できます。

だけどせっかくなので、自分にも周囲の人にも価値があったと言える時間にしたいです。学んだ内容で良かったものは、またこの場でシェアさせていただきます。
がんばります。

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