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ゼロから始めるアイルランド日記~29~35日目(引っ越しとハロウィン)

アイルランドでの生活も一ヶ月が経ちました。はじめの2週間は隔離で、その次の週からは学校に通い始め、その次の週にはロックダウンというのがこれまでの近況でした。

新居へのお引越し

そして私は1カ月間のホームステイを終え、先週の日曜日、新居に引っ越してきました。内見の時に撮った写真ですがこんな感じ。

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東京にいた時に住んでいた部屋の三倍くらい広い部屋になりました。いかにも海外の部屋っぽい感じです。とはいえ、アイルランドは家賃がとても高いので、一人暮らしというのは難しいのですよね。なのでシェアハウスに引っ越してきました。

同居人は私含めて5人。アイリッシュが2人とメキシコ、ブラジル人が2人一緒に生活しています。とても素敵な人たちで本当に良かったです。

本来なら、内見というのは数ヶ所見てから決めるものなのですが、私の場合はこの一軒しか見ませんでした。というのも、次の内見がその週の土曜日に決まっていたのですが、ここのオーナーさんに「明日の夕方には返事を欲しい」と言われてしまい、決断せざるを得ませんでした。

しかし、決め手になったのは、そのオーナーさんがすごく素敵な人だったからです。いかにもジェントルマンのようなおじさまで、家に上がった時の第一声は「Helloって日本語では何て言うの?」という言葉でした、、!

この物件を他の人に取られたら後悔するだろうなと思い、一度家に帰ってから「ここに決めます」とメールを送り、この家に引っ越すことに決めました。人生初の内見であり、人生初の英語圏での内見でとても不安だったのですが、なんとかなりました。

ルームメイトも素敵な方で、昨日はルームメイトとハロウィンパーティをしました。人生初のハロウィンパーティ。人生初の外国人の人たちとの飲み会。この一週間ロックダウンの中ではありますが、人生初の体験ばかり経験することができました。

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そして最近の私の趣味となりつつあるのが料理です。日本にいたときは親のお手伝いだったり、寮生活だったので、ひとりで自分のためにご飯を作って、ひとりで食べるということがほとんどなかったのですが、ここ一週間は自分でスーパーに行き、買い物をして、自分で料理を作るという、これも初の経験をしています。

初日は寒い中、一人暗い中で食べていたので、孤独感に押しつぶされそうな夜ごはんでしたが、次の日からは自分の部屋で好きな動画を見ながら、ゆっくり食べることができたので、毎日楽しんでご飯を作って食べています。

最近の気づき

最近はオンラインレッスンで、しかもロックダウンで基本的に外出は買い物だけしかしない生活なのですが、毎日とても楽しく生活しています(ホームステイ先がひどかったのもあるかもしれませんが笑)

そんな中思ったのは、

「あー今自分海外で生活しているんだ」

ということです。というのも、私は去年の9月に渡航を決めたのですが、それまでは一度も海外に行ったことがありませんでした。日本から出るつもりもありませんでしたし。

その理由は、「海外こわい、殺されそう。言語通じないんだから生きていけない」

というものでした。ですが実際に来てみると、殺されないし、何言ってるかわからないこともありますが、それでも何となくわかるのですよね。

私は、なぜかわかりませんが、昔からヨーロッパにあこがれを感じていました。ロンドンってかっこいいな、みたいな感覚。でも、「自分は英語も話せないし、向こうで生活するなんて無理。来世にしよう」と本気で思っていました。なのでいま、夢が1つ叶った感じがしています。実感は薄いですが、とても素敵な体験をしている。だからいま、この瞬間を本当に大切にしたい。

ですが、ビザの関係上、一年しかいることができません。もし仕事が見つからなかったら資金が尽きてしまうので、帰国せざるを得ない状況でもあります。だからでしょうか。自分にとって大切なことをやろうというマインドを持って生活できています。今のところね。

これはよくある、”あの質問”に近い状況が自分の身に起きているのだと思いました。

あと一年しか生きられなかったら何をしますか?

この質問、聴いていていつも思うのですよね。

そんなこと言っても実感持てないのだよな、と。

ですが、こっちで生活できるのは一年というリミットがあることで、いまやるべきことをやろうというマインドにできている。それが私にとって程よい緊張感を与えてくれているような気がしています。

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私はきっと他の人たちよりも甘やかされて生きてきました。だから、自分で何とか生きていけるという不安を常に抱えている感覚をもっていました。ここに来れたのは親の援助のおかげでもあるので、まだまだ頼っている部分も大きいのですが。

それでもこちらに来て、日本よりも少し不自由な環境ではありながらも、自分の力で生活できている感覚は芽生えています。両親だけでなく、このブログを読んでくれている方やアイルランドに来てからも連絡を取ってくれる家族、友人、知人の存在のおかげです。本当に助けられています。いつもありがとう。

まだ1ヶ月ですが、このような感じで毎日元気に過ごしています。そして、今年もあと残すところ2ヶ月ですね。悔いの残らない1年にしたいものです。ではまた来週!


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