ゼロから始めるアイルランド日記~初日~7日目
前回は私の紹介と、このブログについてのご紹介をしました。詳しくはこちら。
今日はアイルランドに到着するまでのことと、アイルランドに到着してから現地の生活に慣れるまでのことについて日記をつけておこうと思います。
ロストバゲッジした話
ロストバゲッジしました。ロストバゲッジとは、預けていた荷物やスーツケースが無くなることなのですが、海外渡航は二回目で一人での海外が初の私にとってはかなり精神的に辛く感じました、、。
実はそれ以外にもたくさんハプニングはありました。
最後のフライトで航空会社が変わる際にチケットを取り直す必要があったのですが、「名前と苗字が逆になっていてチケットを取り直す必要があるかもしれない」と羽田空港から乗る際に誓約書を書かされたり。
トルコでの乗り換えの際に、搭乗券とパスポートを見せたのに、IDカードを見せろと言われて、機長さんが来るまで搭乗できなかったり。
フランスの空港では案内板が少なすぎて、英語もわからなくて迷子になり。やっとの思いで到着したアイルランドの入国審査の時には、コロナに関するフォーマットを大使館のページからダウンロードして記入する必要があり、それを書いていったのにも関わらず「このフォーマットは使えないから、新しく書き直せ」と言われたり。
そして入国審査を越えたら、荷物が届いていない!
また、ホストファミリーまでドライバーさんが送り届けてくれるのですが、1時間経ったらいなくなってしまうということだったので、連絡しようとしたものの、今度は国際電話が使えない!というハプニング。
何とかホストファミリーにメールで連絡をとり、代わりにドライバーさんに連絡をしてもらいました。その後、バゲッジサービスに行き、英語でその旨を伝え、何とか対応してもらい、ゲートを抜けるとドライバーさんが待っていてくれていました。
到着するまでがとても大変に感じましたが、家に着いてからもパジャマや歯磨き、下着などの生活用品はすべてスーツケースの中にあったので、全く落ち着きませんでした。
そのようなこともありましたが、二日目の夕方には荷物も届き、体調も少しずつ回復していきました。一時はどうなるかと思いましたね、、、。
1週間の気持ちやメンタルの変化と対処法
そうして、この日記を書いている今日、到着してから1週間が経ちましたが、2週間は隔離期間なので、もう1週間は引きこもっていなければいけません。
初日~3・4日目までは体調もすぐれず、微熱があったりストレスレベルも心拍数も高い日々が続いていました。4・5日目から十分な睡眠も取ることができるようになり、体調も回復してきました。環境に慣れるまで4日といったところでしょうか。
ホームステイ先の家族や、同じホームステイ先にいたフランス人の男の子と話すにもすべて英語。ほとんど会話することができない私にとっては、顔を合わせるだけでも緊張する毎日です。
そんな中、自分の体調やメンタルや不安をコントロールするために実践したことを書いておこうと思います。いつかYouTubeで詳しく紹介しようと思うのでここではざっくりと。
ソーシャルサポート
これは自分の親しい友人・知人や家族とのコミュニケーションを取ることを指しています。よく海外に来たら英語に触れるために、日本語を話さないようにするぞ!と意気込む方がいますが、メンタルにはあまりよくありません。そもそも語学学習において、不安の感情を持っていると言語の上達が遅くなるという研究もあり、ストレスや不安はできるだけ軽減しておいた方が良いことがわかっています。
また、適応性とソーシャルサポートに関する研究(1)では、社会的支援を受けることによって不適応が緩和されることもわかっています。そのため、到着してから1週間は、毎日1時間ほど、家族や友人とビデオ通話する時間を作っています。
瞑想
不安やストレスにはやはり最適なのが瞑想ですね。毎日21時頃から7分の瞑想を2~3セット行うようにしています。瞑想の方法については今後動画であげていきますね。
リフレーミング
これは常日頃から行うようにしている方法です。リフレーミングとは心理学の用語で、簡単に言うと「捉えなおし」「言い換え」です。詳しくは下線の記事を参考に見て見てください。
私の場合は、英語が話せなくて落ち込んだ時に「いま英語話せないのは当然だ。そのために海外に来たんだから」「せっかく海外に来ているんだから、日本じゃできないことをやらなきゃ」と落ち込んでいる時や緊張している時にリフレーミングすることで自分の力に変えていました(2)。
エクスプレッシブライティング
自分の気持ちや感情、浮かんでくる思考をひたすらノートに書いていく手法です。不安も軽減しますし、思考も整理されるので、何かつまずいたり悩んだ時にはエクスプレッシブライティングがおすすめですね。
ルーティーン
習慣化です。これは自分が今までやっていたことを行うことで安心感が得られます。この数か月間、毎日論文を読んでいたので、読まないことの方が逆に違和感となってしまっていて、読み始めると何となく安心する感覚がありました。
あとは新しい習慣として1日2食のリーンゲインズという食事法や寝る前の読書など、環境が変わったことでいくつか習慣形成も行いました。
シロクマ理論
こちらについてから、早く慣れようとしすぎてしまい、なかなか慣れることができずにいました。それもそのはず、シロクマ理論といって、そのことについて考えないようにすればするほど考えてしまうという性質が人間にはあります。
そのため、早く慣れようとすればするほど、慣れることができなくなってしまう罠に気づいたので、「別に急いで慣れる必要なんてないじゃないか」と思えるようになってから、かなり気持ちが楽になりました。
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今回は6つ記載しておきました。私の目標は多くの人が心理学を使えるようになることなので、自分自身、学んできたことがちゃんと役に立っているなと実感が持てていることは良かったです。
まだこちらに来て1週間ではあるにせよ、それなりによくやっている方だと思うので、無理はせずできることだけやっていこうと思います。
トップの写真は天窓から見える景色です(まだ町に出られないので)。
それではよい週末を。