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『精神療法面接のコツ』神田橋條治

ブックカバーチャレンジというのを指名され、Facebookでやり始めた。毎日一冊ずつ、七冊、本を紹介するというものらしい。せっかくなのでnoteの方にも転載しておこうと思う。
 
ブックカバーチャレンジ 1日目
『精神療法面接のコツ』神田橋條治 岩崎学術出版社

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日本のミルトン・エリクソンみたいな存在、精神科医の神田橋條治先生のコツ三部作のうちの一冊である。

神田橋先生は「邪気が見える」「自分の頭に想像上の鍼を刺していくことで、患者さんの問題点がわかる」など謎のオカルトのようなこともかなり言う人で、医学界ではある意味色物的に見られているところもあるのだけど、この本に書かれていることは本当にまっとうで素晴らしい。

この本を読んでいくと、人間は何をやって生きているのかについて理解が深まるし、他人を優しい視点で眺めることができるようになると思う。

「命のわがまま性」「抱えと揺さぶり」「『内省耽溺』に陥ることを避ける」など数々の名言が散りばめられている。対人援助系の仕事をしている人は読んでおいて損はない。

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