見出し画像

HSPあるある(私の場合)

世界中で5人に1人は存在するといわれるHSP(敏感すぎる人)。いったい誰が、どうやって統計をとったんだ、笑。

私の感覚では、もっと少ない。30名近いクラスの中に、4~5名ではないかと思うけど。確かに敏感すぎる人がいる。少しだけでも空間を共にすると、お互いに分かり合える。話さなくてもすぐに気づく。

HSPあるあるとして、あげられている特徴の中で自分に当てはまりそうなものを列挙してみた。

まずは、HSPの前提として、、、

セルフラブが低い

西川氏によれば、HSPはセルフラブ(自己肯定感)が低く、ありのままの自分を受け入れることができない。無条件でのImOKを出せないということだ。何かを達成できれば愛されると思っているので、とりつかれたように目標を達成しようとする。お金・立場・地位・名声・フォロワー数・・・しかし、何をやっても満足がいかない。

HSPの傷つきやすい特徴が、セルフラブを低くさせてしまうのだろう。そんな自分が嫌でしょうがないわけだから。絶対的に自分を受容できない。満たされない気持ち。

世界が敵に見える

HSPにとって、世界は危険な場所。自分のことが絶対的に信頼できないので、いつでも見せかけの自分でいるように感じる。いつかは、その見せかけがばれてしまうのではないかと不安でいっぱい。ニコニコ笑いながらも、すべての人が、実は敵ではないかと感じる。

学生時代のことを思い出した。当時は、街中を通って登校していたが、カツアゲされるリスクをいつも考えて、お金を靴の中に入れて登校していた。何やってるんだ。本当に世界が敵に見えるというのが、一番ふさわしい表現だ。どの人を見ても犯罪者にしか見えなかった。時々、親切な人に会うと面食らった。どんだけ、おびえているんだ。

五感情報に敏感

HSPは視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚にかなりの敏感さを示す。特にどの感覚が敏感かは人により異なる。時にはシックスセンスが働く人も。

私の場合は、特にひどかったのは、ジャンパーのこすれる音が苦手だったこと。カサカサなる音に耐えられず、耳をふさぎながらジャンパーを着ていた。脱ぐ時とかは、どうしても音が聞こえるのでひゃ~!と言いながら脱いでいた。

小学生の時には先端恐怖症に悩まされた。何を見ていても「角」が目に入ってくるのがつらくて。いつも顔を手で覆いながら見ていた。テレビの角が目に入る!といって、顔を覆っている小学生。親も困ったことだろう。

感情に敏感

人の感情に異様なまでに敏感。怒っているのか、悲しいのか、つらいのか、いじけているのか、ほんのちょっとしたシグナルから感じ取る。悲しい顔を見たら、黙ってはおけない。ありとあらゆる方法で相手の感情をケアしようと奔走する。そしてやりすぎる。

怒りの感情には敏感。相手が怒っている雰囲気を感じただけで委縮する。妻は強いので「何かあったんじゃないの。勝手に怒らせておけば」というのだが、その怒りの表情を思い出しては、心配になる。相手がちょっと笑ったりすると、ほっとする。表情を見て一喜一憂する。

人混みが苦手

HSPの本を読むと「エネルギーを受けやすい」とあり、これはよくわからないのだけれど、とにかく人混みが苦手。買い物に行くと、本当にぐったり疲れ切ってしまう。これまでは「自意識過剰」なんだと思っていたけれど、HSPの人たちは、だいたい同様の傾向を持つようだ。

旅行とか、自然とか公園とかも好きなのだけれど、そこに人がいるので、もう疲れ切る。人が気になって、とても自然に集中できないのだ。常に周りを意識してしまって、帰ってくるとぐったりだ。リラックスしない。

そういう意味では、温泉も苦手。特に混んでいる温泉だと、少しのリラックスにもならない。壺湯くらいだな、落ち着くのは。

恐怖を感じやすい

自分の感情に敏感であることから、恐怖心を抱きやすいそうだ。知覚過敏みたいなものだ。私の場合は、異様に虫を怖がったり、怒られることや、批判されること、ちょっとしたことに恐怖を感じる。

小さい頃は、親が死んでしまうんじゃないかという恐怖。大人になってからは、自分が死んでしまうという恐怖。病気ではないかと疑ったり、事故にあったりするのではないかなど、心配事は尽きない。

感じやすい・・つながりで言えば、痛みに弱い。

子供のころは、歯医者に行けなかった。大人になってからもかなり苦手。無痛治療のようなところを探して受診したことがある。まだ痛くないのに、体がビクッとして「あれ?痛いですか」と先生に心配されたことがある。痛そうと思うだけでダメなんだよ、こっちは。その音も怖いし。ほんと、全身麻酔してほしい。

相手を気遣いすぎて疲れる

自分自身がデリケートなので、相手もそうだと思い込む。どうしてあげたらよいだろうかと考えて、いろいろ先回りして気を遣う。相手の感情を気遣うあまり、自分の感情のケアを怠り、いつの間にか燃え尽きになってしまっている。ほとんど他の人に気づかれることはないにせよ、気が付いた人からは「やりすぎなんだよ~w」とよく言われる。

私がやらなければ、いったい誰がやるんだ!みたいな謎の正義感をまとっている。っていうか、誰もやる必要がないのだw

ストレスが体に表れやすい

感情を抑えると体は無意識のうちにエネルギーを使う。我慢には限界があるので、どこかで爆発する。だいたいは体調不良として表出する。

学生時代から、定期的に発熱する癖があった。大きなイベントなどが終わると、その翌日から高熱を出すことがあった。自分自身で、自分の体に許可を出しているような感覚があった。

今でも、心身症的な、ありとあらゆる疾患が体に表れる。ある時は、胸痛があり、ある時はみぞおちが痛くなり、ある時は頭痛がする。どこも調子の悪い時がない!という時がない。。

まとめ

HSPあるある漫画は、共感できて楽しめるのだが、実際にHSPの日常を思い起こすと苦しいことばかり。HSPにとっては、世界がこういう場所だから、私は、毎日、毎日、悪夢が続くのだろう。

HSPを治したい!もっと強くなりたい!何事にも動じない人になりたい!そう願い続けることが、よりいっそう自分を傷つけ、セルフラブ(自己肯定感)下げ続けている。

自分を受容しつつ、対処すること。

HSPは、自分自身の取り扱い説明書を自分で作らなければならないのだ。

この本を見て学んだこと。


大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq