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【感想】美と若さの新常識~カラダのヒミツ~「海のサプリ!アサリの新パワー」

実はシーフード嫌いなので、この番組を見るかどうか迷った。特に嫌いなのが「貝」なのだ。海産物の、あの独特の風味、潮の味が苦手。学生時代に旅行で行った民宿で、生貝を勧められて食べようと思って、うげっとなったのが苦手のきっかけだったようだ。まあ、そもそも都会っ子なので、あまり生で海産物を食べる機会が少なかった。

しかし、妻は大の海産物好きだ。子供の頃から、毎年、近所の海で貝を取ってその場で割って食べたりしていたらしい。そのせいなのか、エネルギー量・疲労の感じ方・メンタルの強さが私と妻では数十倍違う。ということで、妻の希望で、アサリパワーについて学ぶことにした。

血糖値を下げるアサリ効果

アサリは血糖値を下げる効果、ひいては痩せやすくなる効果が知られている。アサリの中にある「コハク酸」という成分がよいのだ。コハク酸は、アサリの特徴的なうま味成分でもある。

血糖値が上がる原因は、実は肝臓が一生懸命、糖を作ることにある。それで、糖質を体内に取り入れないだけではなく、肝臓で糖が作られるペースを落とさないと、血糖値は下がらない。そこで、このコハク酸の出番なのだ。コハク酸は、体内に入り、小腸に達すると、そこでわずかながら糖(グルコース)に変化する。
そして、小腸から肝臓に向けて「もう、糖を生産しなくてよい!」という指令を出す。そのため、肝臓での糖の産生が抑えられ、結果として血糖値が下がるのだとか。

また、コハク酸は褐色脂肪細胞を生み出し、脂肪を燃えやすくする効果も期待できるとのこと。

この、アサリ効果が本当なのか、お笑いコンビ「納言」の薄幸(すすき みゆき)が、25日間、毎日100gアサリを食べるという実験を行った。その結果、25日後には、中性脂肪の数値が165→78へと激減していたのだ。そして、肌の水分量も増え、キレイになった。生活の中で変えたのは、アサリを食べることくらいだったようだ。おそるべき、アサリパワーだ。

ご飯を多少食べすぎても、アサリの味噌汁があれば、血糖値の上昇は抑えられそう。ほんと、昔の人が作った献立はうまくできているものだ。

毎日、アサリを食べる方法

番組で紹介されていた、スーパーアサリの作り方。なんと6時間もの仕込みが必要だ。ちょっと現実的ではないかなと思ったけれど、この仕込みをするだけで、アサリの健康成分が倍増する(コハク酸5倍・グリシン1.7倍)。

1:3%の塩水に3時間漬ける
2:水で洗い3時間空気にさらす
(濡らしたキッチンペーパーで覆う)

この方法で、仕込んだアサリは100gずつ小分けして食べる。3日以内なら冷蔵庫でも保管できる。4日目以降も食べるなら、冷凍庫に入れておいてもよいらしい。一度、この方法で用意を整えておけば、アサリを使ったちょっとしたメニューで一品できそうだ。

比較的、アサリは苦手だが、そんな私でもちょっと食べてみたいのは、パスタだ。ボンゴレビアンコなら、食べられるかも。我が家では在宅ランチのパスタ率が高いが、簡便さから、ミートソースか、ツナパスタにしてしまうことが多い。冷凍したアサリがあれば、ボンゴレビアンコできるぞ。

意識しないと献立はいつも同じものになってしまいがち。でも、こういう健康番組で啓発されると、その瞬間は、アサリでも食べようかと思うよね。まあ、「●●食べるだけダイエット」のように極端なものは良くないけど、こういう情報を得て、結果として、いろいろなものをバランスよく食べられるのは、ありがたいことだと思う。

健康に良いらしいから、来週はちょっとずつアサリを食べてみよう・・・。(番組では、アサリよりはるかに大きく、しかも安価なホンノビス貝の健康効果も特集されていたが、こんなに大きい貝はちょっと無理。まずは、アサリから慣れたい。)

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq