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やはり、最強のメンタル訓練は「インターバルトレーニング」っぽいなということが!〜習得への情熱〜

チェスと太極拳チャンピオンが語る最高のパフォーマンスの作り方

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”インスピレーションを得るための公式や型紙は存在しない。だけど、それを得る自分なりの方法を発見するために辿るべきプロセスならある。”
ージョッシュ・ウェイツキン

著書『習得の情熱』を読み終わりました。著者は学生時代に全米でチェスのチャンピオンに輝き、成人後は太極拳の世界選手権で金メダルをとったトンデモナイ方です。

トップアスリートの本なんて、凡人の自分には理解できないだろうと食わず嫌いを起こしておりましたが、著者であるジョッシュ・ウェイツキンさんは

常に仮説と検証を繰り返している科学的なスタンス

を崩さない方でしたので、かなり理解できる内容になっておりました。

本書で語る高いパフォーマンスを保つための訓練法に

外界の出来事に左右されずに冷静に考え続けられること
悪い状況もアドバンテージとして活用できるようになること
自分で自分に刺激を与えて「ゾーン」に入ること

の3つがありますが、中でも参考になったのが「自分で自分に刺激を与えてゾーンに入ること」です。

ゾーンとは、極限の集中状態のことでしてほかにも「フロー」や「ピークエクスペリエンス」などと呼ばれております。

「気づいたら2時間も経ってた!」みたいな経験は、誰にでも1度はあるんじゃないかと。

私は音楽練習してる時にたまに入るなぁ。。あと読書も。

ジョッシュさんが言うには、

ゾーンに入ったときに人間は最高のパフォーマンスを見せる

んですけど、ヒトの脳は外敵に備えて注意を散らすように設計されてるんで、そう簡単に集中状態には切り替われないんですよね。

いつでもゾーンに入れるための訓練法

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ジョッシュさんは

ゾーンに入るためには「インターバル・トレーニング」だ!

と言います。インターバル・トレーニングとはハードなエクササイズと短時間の休憩をくりかえす方法です

例えば

10秒間全力ダッシュ→10秒間クールダウンを8回繰り返す

といったもの。「タバタ式トレーニング」なんか典型的なインターバル・トレーニングですねぇ。

ジョッシュさんによれば、インターバル・トレーニングで極度の興奮とリラックス状態をくり返すと、体が緊張からすばやくリカバリーできるようになり、どんな場面でもクリアな心理状態を作れるようになるんだそう。

これは何もジョッシュさんだけでなく、著書『メンタル・タフネス』で有名な科学者ジム・レーヤーさんも言ってることですね。

また、以前の記事でもインターバル・トレーニングで神経が発達するよ!って言う記事も書いてますので参考にどうぞ!

ちなみに、ジョッシュさんのトレーニング法は以下のとおり。

1.エアロバイクの回転数を100以上にキープして10分間こぐ
2.ペダルの負荷は、10分間で心拍数が170になるレベルに設定
3.10分が過ぎたら負荷をさげて、1分だけラクなペースでこぐ
4.再び高負荷でペダルをこぎ、心拍数を170まで上げて1分こぐ
5.再び1分の休憩をはさんだら、また高負荷でこぐ
6.以下、くり返し

この方法を続けて、少しずつ休息の時間を短くしていくのがコツらしいです。うわ〜さすがアスリートは違うなぁ・・・。

このトレーニングを始めてから、ジョッシュさんはチェスの対局中でもゾーンを楽にキープできるようになったとか。

インターバル・トレーニングがメンタルの訓練にもなるのはもう間違いないですね。これは取り入れ確定ですね。。

インターバル・トレーニングで脳がデカくなるし筋肉も発達するし

感謝脳

本書を読んでてもそうでしたけど、インターバル・トレーニングの恩恵ってとにかくデカイんですよね。

インターバル・トレーニングにはメンタルのみならず

・「IGF-1」という「成長ホルモンの一種」がドバドバでる
・「BDNF」という「頭を良くするためのホルモン」がドバドバでる

とか

・内臓脂肪が激減する
・脳の血流がとにかく良くなる
・肺活量があがる

と言った脳をデカくしたり、フィジカル面でもめちゃくちゃいい結果が出揃ってるんですよね。

ちょっと洒落にならないくらいインターバル・トレーニングにはいい影響がでてるので習慣化したら最強なんじゃないかなぁと。

だから、まず自分が続けられる範囲でインターバル・トレーニングを重ねるのはいいかもしれんです。

私もまずは近場の公園で

10秒間全力ダッシュ→10秒間クールダウンを8回繰り返す

をやってみようかなと。

それにしても、運動の役割って痩せるためというよりは「頭を良くするため」の意味合いがすごく大きくなりましたよね。

変に勉強するよりは、運動をして「脳の器」を大きくさせる方がよろしい気がしてきました。

何より、インターバル・トレーニングは

時間がかからない上に効果絶大な手法

ですので、忙しい方でも合間の時間でできるポイントもグッドです。

特に、今はまた自粛ムードですので、やりやすいと思います。


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