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「コロナ禍が私たちに及ぼした影響」

「あのおとなしかった子がそんなヒドイ事件を?」「そんな些細なことで人を殺すの?」「お金には困っていないあの人がなぜ万引を?」多くの人にとって理解し難い事件が起きています。彼等と私たちはどこが違うのでしょうか?

私はどこも違わないと考えています。彼等に起こることはいつ私に起こってもおかしくない。なぜなら、彼等も私も同じ世の中に生きているからです。刑事弁護のスペシャリストである亀石倫子さんは著書『刑事弁護人』で訴えます。

「これまで250件以上の刑事弁護を経験し、あらゆる犯罪の被疑者・被告人に話を聞いている亀石からすれば、自分が犯罪者にならない可能性がゼロだとは到底思えない。」

犯罪者にはならなくとも「生きる意味」を見失ってドラッグやアルコール等に依存してしまうようになったり、うつ病になって社会復帰が難しくなったり、果ては自殺してしまったり。

それでも、今まではどこか遠い出来事だった。しかし、コロナ禍でそのリスクは多くの人にバラまかれました。職を失った人、契約を切られた人、家を失った人、家庭内での暴力が増え、女性の自殺者が増えました。

私たちは、元々危うい世の中に住んでいて、石ころ一つ踏んづけただけで「生きる意味」を見失ってしまいます。「なぜ学ぶのか?」「なぜ働くのか?」そして「なぜ生きるのか?」これらの実存的な問いに向き合わず、曖昧なモチベーションで生きる限り、私たちの人生は常に木の葉の舟です。

だからこそ他人事でなく考えるのです。想像力を働かせましょう。「わからない」と切り捨ててしまったらそこで終わりです。

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-