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直感を刺激してくれる音楽は私に欠かせないものです。特に忌野清志郎さんが好きです。彼は、1988年に「サマータイムブルース」という曲を出しています。当時芸能人が政治的な主張をすることをタブーとされていた時にリリースした反原発の歌でした。そして、その23年後に福島の原発事故が起こりました。

けれど彼にとっては当たり前のことです。なぜなら彼は本物のロックンローラーだったからです。侵食してくる大きな力に怒る。「イヤだ」「認めらんねぇ」とはねのける。それがロック魂です。派手な衣装を着てアップテンポの曲をシャウトするのがロックではありません。

忌野清志郎さんのように直感が研ぎ澄まされていない私たちは、「茹でガエル理論」のように徐々に思考停止に追い込まれています。今、巷にはびこっている「イヤと言えない雰囲気」は、様々な手段であなたを侵食します。親は「あなたのために」上司は「君のためを思って」、勇気を出して意見を言っても「現実を見ろよ」と……。幾度となくはね返されるうちに面倒臭くなります。そして、流されて生きていくのが当たり前になって、あなたはゾンビです。生きながら死んでいる。

「イヤとは言えない社会」はすでに社会問題ですが、多くの人にはその危機感が希薄です。「愛知中3刺殺事件」「京王線でのジョーカー事件」「旭川女子中学生凍死事件」等、加害者被害者双方に「イヤとは言えない社会」が関わっているのではないかと思えてなりません。

幸せを感じにくいこの世の中にもあの世で忌野清志郎さんは問いかけるでしょう。「愛し合ってるかーい!」って。彼の本性は愛であり、愛があるからこそ怒るのです。「イヤ!」と言うために私たちは何をしましょうか?共に話し合ってみませんか?

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-