見出し画像

神様、今回のはヤバイです!

我が家の恒例行事に

 神社参拝

がある。

三重県だから伊勢神宮と思われた方も
いらっしゃるだろう。

確かに伊勢神宮も行く。
そして初詣は津市の山奥にある川上神社に行く。

それとは別に行く神社がある。
しかも「すごく気合を入れて」」行くところだ。

それが奈良県十津川村にある
  
 玉置神社   である。

もしかしたら知っている人もいるかな。
関西有数のパワースポットで
ダウンタウンデラックスも出たことがある。

この神社は今から10年ちょっと前
知り合いに連れて行ってもらったってから、
毎年に年に2~3回は行くようにしている。
実は、そこから仕事運とかが上昇しているのである。
それだけじゃなく、以前両親が入院した時も
無事改善するということがあった。
ちなみに母親は胃の腫瘍(ガンではない)、
父親は皮膚がんだったのに両方完治している。

我が家にとってそれくらいすごい存在なのだ。
本来なら毎月いきたい。
だが、ここに行くのは結構ハードルが高い。
なぜならすごく遠いのである。
どれくらい遠いかというと、こんな感じ。


片道160キロ近くある。
これね、神戸に行くのと変わらないのよ。
浜松にしても170キロくらいだから。

津市から4時間はかかるし、最後の1時間は結構な山道。
ちなみに冬場は凍結するので命がけだ。

なので12月の初旬に年末年始の挨拶をかねて
ご参拝にいくことにしている。
しかも今回は、父の手術の件もあるので
それもあわせてご祈祷をしてもらうことになった。

それくらい行くまで大変な場所だが
駐車場からまた試練が待っている。

ここが入り口の鳥居。
ここからなんと、徒歩で15分は歩く。
しかも登山道みたいな道。
こんな感じで下って上るイメージ。

こんな感じね。
なので雨とか降ってると、ほんと辛い。
風が強いと、ほんと辛い。
雪がなくても12月初旬に雨風が吹くと
速攻で帰りたくなる。

そういえば数年前に

「注意!熊が出ます」

的な看板があった。
いやいや。注意と言われてもねー。

最近熊被害のニュースをよく聞くので
今回も心配はしたが、そういうのはなかったみたい。

この日は穏やかな天候だったのでよかった。
ただちょっと変な感覚があった。
車に乗っている時もそうだったし、
参道を歩いている時もそうだったのだが

「あれ?こんなに遠かったっけ?」

そういう感覚があった。
あと道間違えたww

まあそうこうあって本殿に来た。
ここね。

本殿にお参りをしてご祈祷場へ。
今回はいつもの自分のご祈祷と、父の手術の無事を
お願いすることにした。
ちなみに玉置神社は「神恩感謝」とか「世界平和」を
お願いするのが良いらしいですよ。

今回、初めましての宮司さんだった。
ここでもこれまでにない出来事があった。
宮司さんから
「本人が来られてないのなら代理参拝になるけどいい?」
みたいな話が出た。

いや、これまでも何回かしたことあるけど
そんなこと言われたことないぞ。
なんかレギュレーションでも変更になったのか?

そう思っていると、宮司さんはこう言った。

「ご祈祷するといろいろ出たりするんだけど
 代理の場合は代理の人に出るのでいいかな?」

つまり、代理の人になんかしんどい反応が出るかもってことね。
まあそうは言ってもやってもらわないといけないので
「はい。代理で」ということ、これまた宮司さん

「どちらが?」と聞く。

聞いてはいるけど、その視線は私に注がれている。

え?俺か?確かに奥さんがしんどくなるのは困るしなあ・・・

と躊躇していると隣の奥さんが

「私がやります!」

と力強い発言が。
後で聞いたんだけど、この日私が少し体調が悪く
朝から咳が出ていたので

「ただでさえいろいろもらう人やから
 これ以上はあかんと思ったから。
 それに私は絶対に大丈夫やから」

おおー頼もしい。
ていうか根拠のない自信というか
相変わらずの天然ぶり!

これでことは整った・・・と思ったら
またまた宮司さん

「ご祈祷はいろいろ出ますから、
 咳が出そうになったら隣の部屋で
 出してきてもらっていいですよ」

バレてる!確かに待合室でちょっと咳したけど。

とはいえこの時点で咳は出ていない。
なんとかおさまっている。

ご祈祷が始まった。
最初は太鼓をたたくところから。
この宮司さん、いきない上着?を脱いだ。
いや、完全に脱いだわけではなく、
遠山の金さん(古い!)のように
袖のところを脱いだ。
あ、金さんのように素肌は見せていない。
あの白い服は着ておった。
(うーん、説明難しいぞ)

そこからはいつも通り。
祝詞(でいいのか?)をあげていただき、
しろいヒラヒラの紙がいっぱいついた棒を
※大麻(おおぬさ)っていうらしい
ぶんぶん振り回してもらい、
鈴をシャンシャン頭上で鳴らしてもらうのだが
ここで事件は起こった。

咳が止まらないのである。
さっきまで大丈夫だったのに
このタイミングでなぜ?

必死で口をふさいでこらえたが、
結構大変だった。
ていうか、席を外すタイミングがなかったしww

なにはともあれ、今回も無事終了した。
ご祈祷が終わったら咳も止まった。不思議だ。

こうしてまた、4時間かけて津に戻り
父の病院に立ち寄りお守りを渡してきた。
とりあえずやれることはやった。

そして翌日。
父の手術は3時間におよんだが
無事に終わった。
かなりの量のがん細胞をとっていただいたが
どれも浸潤が浅かったようで
思ったより軽くすむかもしれないとのこと。
ありがとうドクター!そして玉置さん!!

と、ここまではよかった。
実は玉置神社に参拝をすると必ずその後、
体調不良や事故に見舞われる。
ただ。その後はこれまた良いことが起こる。
これを神様のギフトと呼んでいるが
今回も何かあるだろうと覚悟はしていた。

していたのだが・・・

その後、頭痛と腰痛が治らないので
念のためと思い、熱をはかったとこと

 38度もある!!!!!!!!!

あわてて病院に行くと

 「かわもとさん、コロナやね」

そう!今回の神様のギフトは
私のコロナ感染という形で現れた。

いや~これまた重すぎるやろ。
その分、すごくええことあるんやろなあ。

と父を救ってもらったのに
もっと欲しがる自分の器の小ささを感じた。

というわけで現在家庭内隔離中です。

追伸1
いやいや。代理の人に出るのじゃなかったの?
と思っていたけど奥さんも熱はないけど体調不良。
明日職場(病院)で検査するそうです。
うつしたらごめん。

追伸2
宮司さんから「お父さんどこが悪いんですか?」と聞かれた。
奥さんが「膀胱がんと白血病。それと腎臓にもあると
言われてます。あと皮膚がんです」と答えるとそれをメモっていた。
でも実際にご祈祷のときには
「膀胱のところ~全身をめぐる血液~腎臓のところ~」
と言っていて皮膚がんがなかった。それに対して奥さんは
「二回も言ったけど皮膚がんなかったね。考えてみたら
 皮膚がんは完治したんやった。宮司さんわかってたのかな」
なんかやっぱすごいかも。