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効果絶大!セルフコーチング術!

皆さんは今、やり途中な物事はありませんか?
楽器を覚えたいと思って買ってみたものの続かずインテリアになっていたり、読書を習慣づけようとしてみたものの、読み途中の本がたくさん残ってしまったりと何かしらやり残していることがあるかもしれません。
なので本日はモチベーションを高める方法、習慣化する方法をお伝えできればと思います。
久しぶりの投稿となりますがよろしくお願いします!



■非機能的コストベネフィット診断■

やる気を出させる、習慣化させるのに最も適切なツールは「非機能的コストベネフィット診断」です。
皆さん”非機能的行動”と”コストベネフィット”という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
簡単に言うと”非機能的行動”とは、やらなくて良い行動のことです。例えば、授業の時にノートを綺麗にとろうとする人はいませんでしたか?直線や曲線を丁寧に書き、蛍光ペンの色を変えてカラフルにするアレです。
ああいった行動はやらなくてもよい行動です。あれをやるくらいなら問題集を解きましょう。
続いて”コストベネフィット”は、”コスト”が損害”ベネフィット”が利益を指します。ビジネス用語だとまた違った意味になってくると思いますが、今回はこの意味で話を進めていこうかと思います。


Ⅰ.行動選択(Action Choice)

ここからは、「コストベネフィット診断」の具体的な手順を説明します。まず最初のフェーズは「行動選択」です。
「行動選択」とは、今自分が習慣化できていないなと思うことを1つだけ紙に書き出すことを指します。もしペンと紙があればこの記事を読みながら一緒にやっても構いませんよ。スマホのメモでもOK。
例えばここでは、「夜更かしがやめられない」にしましょう。そして、その後に理由も付け加えます。ここでは「ネットフリックスが面白すぎる」にしましょう。

Ⅱ.行動分析(Action Analysis)

次のフェーズは、「行動分析」です。分析といっても簡単なので気楽にいきましょう。
このフェーズではそれぞれのコストとベネフィットを考えます。この際、「短期的」「長期的」の2つに分けて分析を行います。
例えば先程の例でいくと、「夜更かしがやめられない」の短期的なコスト(損害)は「寝不足になる」とかですかね。
次に、短期的なベネフィット(利益)は「好きなアニメや映画が見れて楽しい」でしょうか。
続いて夜更かしをする長期的なコスト(損害)を考えると「寝不足すぎて集中力や判断力が低下する、肌荒れする、体がだるくなる」この辺りだと思います。
次に、夜更かしをする長期的なベネフィット(利益)を考えますが、「、、、、、」あまりないですね。強いて言うなら「アニメや映画に詳しくなる」くらいでしょうか。
このように、大体やめなければならない習慣は長期的なベネフィットが浮かばなくなるパターンが多いです。逆に、して良い習慣は長期的なコストが浮かばなくなります。
例えば、「英語の勉強をする」であれば、短期的なコストは「若干面倒臭い」になり、短期的なベネフィットは「達成感や自己肯定感が上がる」になります。
また、長期的なコストは「、、、、」特になく、長期的なベネフィットは「英語力が付き仕事にも活かせる、色んな国の人とコミュニケーションが取れる、モテる」などがあります。
すなわち、長期的なベネフィットが浮かばない場合は辞めれる習慣だし、逆に長期的なコストが浮かばない場合はするべき習慣ということになります。

Ⅲ.最後に

今回紹介した「非機能的コストベネフィット診断」は、セルフコーチングに使われているものですが、このようなことを他人に聞くことによって他人のコーチングもできてしまうというのがこのツールの利点です。
大切なのは、しっかりと書き記すことです。慣れてくれば頭の中でできますが、きちんと視覚的にそれぞれのコストベネフィットを捉えることでやる気や意識に差が出てきます。
是非、今回のセルフコーチングを活用し、自分自身を高めていきましょう。ではまた!



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