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メンタリストが教える最強の記憶術!

 皆さん記憶力は良い方ですか?良いという方はここから先の話は退屈するのですぐに読むのをやめてどうぶつの森でもやりましょう。反対に、記憶力に自信がない、記憶力を向上させたいという方には参考になる内容となっていますので是非目を通していただければと思います。では早速、使える最強記憶術をご紹介していきます。

~最強記憶術「関連付け法」~

 以下に、無作為に選ばれた10の単語のリストがあります。この先に進む前に、これを15秒間で順番通りに覚えられるだけ覚えて下さい。

1.電話 2.ソーセージ 3.サル 4.ボタン 5.本 6.キャベツ 7.ガラス 8.ネズミ 9.お腹 10.段ボール

 タイムアップです。そしたら、スマホを伏せて紙に書き出してみましょう。どれくらい覚えられたでしょうか。結果はどうあれ、少しリラックスしてこれらの単語を忘れていって下さい。恐らく時間が経てばほとんど忘れると思いますが。                           

 実際にこれを覚えようとしたとき、中には物語形式にして覚えたという人もいるかもしれません。その方法もうまくいく可能性はありますが、この先に書かれている技術はそれよりもはるかに優れています。ほとんどの人にとってこの課題は難しく、半分ほど行ったところで言葉を思い出すのに頭を抱えたのではないでしょうか。

 さて、これから紹介するテクニックは単純かつ簡単なものです。このテクニックを簡潔に説明するとこういうことです。「一つ一つの単語を視覚的なイメージで隣の単語と関連付ける」そして、関連付けられるならどんな絵柄でも良いわけじゃなく、次の条件を満たしていなければなりません。

条件①:「絵柄は鮮明なものでなければならない」     
これと定めたら、そのイメージを脳内ではっきりと思い描く時間を作りましょう。そして、その絵柄に一瞬でも自分の感情を連動させましょう。その絵が面白い、おかしい(シュールだ)と思えばそれで良いです。

条件②:「それぞれの絵の要素は、互いに影響し合っていることが必要」
AとBが並んで立っていました。と言うのではうまくいきません。AがBで作られていたり、あるいはAがBに強制的に押し込まれていたり、AがBを殴ったり、いじくりまわしたり、踊ったりしてしていたら、その方が覚えやすいです。

条件③:「想像する絵は、ありふれていないものが良い」
もし、「男性」と「コップ」を関連付けなければならない場合、その2つが影響し合っている絵を色鮮やかに思い浮かべるのはさほど難しくないと思います。しかし、「コップで何かを飲んでいる男性」のように、あまりに普通過ぎると記憶に残りずらい絵となってしまいます。なので、巨大なコップで男性がどうにか飲もうとしていたり、小さな男性がコップの中にいて、紅茶が注がれる前に何とかして抜け出そうとしているといった絵であれば、記憶に残りやすいのです。

 これらを頭に入れて、先ほどのリストに戻りましょう。先ほどの単語を関連付けるときに、僕が使いたくなるような絵を紹介します。まず、あなたのイメージが上記の条件を満たしているという確信がない限り、あなたのイメージではなく、僕が関連付けたイメージで読み進めていってください。また、各イメージがあなた自身にどのような感情をもたらすか、意識してみて下さい。それは面白いか、不快か、危険か、自分の反応を感じる時間を取り、僕が説明する絵をはっきりとイメージしてみて下さい。それではいきましょう!


電話/ソーセージ:旧式のダイヤルを、しなびた生のソーセージを使って回そうとしている。それは極めて不快で、冷たくて、ダイヤルを回すのには効率が悪い。少しくらいは回せるかもしれないが、すぐ元の位置にジリリと戻ってしまう。

ソーセージ/サル:野生動物のドキュメンタリー映像を見ていたら、サルがジャングルの中でソーセージをバーベキュー用のコンロで焼いていた。このサルはとても希少な種類で、初めて映像に収めることに成功したらしい。

サル/ボタン:あなたは貴重な時間を使ってシャツのボタンを留める必要はない。あなたには今、目の前にシャツのボタンを留める訓練を受けたサルがいる。靴下だけ履いて立っていれば、器用なサルがボタンを全部留めてくれるだろう。

ボタン/本:その本はボタンがテーマの本で、開くには本の表紙に留まっている色とりどりの大きなボタンを外していかなければならない。全くもって実用性のないマーケティングの仕掛けである。そのせいで本を読むのが面倒臭くなる。

本/キャベツ:静かに読書を始めようと思い、本を開くと、表紙と全てのページに腐った悪臭のするキャベツの葉がくっついている。その匂いはきつく、本は使い物にならない。誰かがあなたにくだらないイタズラを仕掛けたのだ。あなたの指は、悪臭漂うキャベツの汁だらけである。

キャベツ/ガラス:美しく巨大なキャベツが、かなりリアルにガラスで作られている。その作家は自慢げにそれを見せびらかしていて、指でガラス面をつま弾いて「キーン」と音をさせている。周りには大勢の人がいて、ワイングラスを片手に鑑賞している。あなたは個人的にそれをバカバカしくて見苦しいと思っている。

ガラス/ネズミ:あなたはワインを飲もうと立ち上がるが、ワインは空になり、グラスの底には小さなネズミがいる。そのネズミは明らかに酔っていて、飾りのリボンが肩にかかったパーティーハットをかぶっている。パーティーでの飲みすぎが力なく口から出ていて、70年代の漫画に描かれた酔っ払いの様に、しゃっくりしてはシャボン玉を吐き出している。

ネズミ/お腹:あなたのお腹の中にキーキー言うネズミが沢山詰まっていて、あなたがチーズを口に入れるとネズミは興奮してあなたの口から続々と出てくる。

お腹/段ボール:妊娠している女性が古い箱からとった段ボールでお腹を覆っている。かなり巨大になってしまうまで、テープで段ボールを体に巻き付けている。これで守られている気持ちになれるみたいだ。


 いかがだったでしょうか。皆さんがしっかり最後まで読んでくれたならスマホを伏せて「電話」から順番に思い出してみて下さい。もし、一つ一つちゃんと頭に描かなかったのならば、もう一度やり直して頭に描く練習をしてみて下さい。それから、この記事を見ずにいくつ思い出せるか試してみるのも良いでしょう。一つ一つの単語に導かれるように次の単語を思い出していきます。つまずいたら、先ほど描いたイメージで確認しましょう。最初にチャレンジするときは十分鮮明にイメージできていなかったことに気づくかもしれません。そんな時は、よりイメージしやすいように自分なりに変えてもらって構いません。そして、この方法によって随分先までかなり簡単に思い出せる感覚を味わってもらいたいです。何回も繰り返し練習していただければ、もう暗記のテストなんて怖くありませんよね?(笑) ではまた!




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