農業従事者とその家族専用の電話回線「Farmer Wellness Initiative」の提供が始まる
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As stressors soar for farmers, wellness initiative aims to help
カナダのオンタリオ州の農家は、気候や市場の大幅な変動による、プレッシャーに直面しています。2016年の調査では、農家の35%がうつ病を経験したと報告されています。そして、5年後の研究でも、その現状は改善されていないことが報告されています。
別の調査では、過去1年間に25%が人生に生きる価値がないと感じていると答えています。また、一般人口よりも農業従事者の方が、アルコールを飲む習慣が著しく高いことが判明しました。
このデータの背景には、農業特有の仕事環境(会社員と異なり定時で仕事が終わるわけではない)が影響していると考えられています。高いストレスが続くと、肥満、心臓病、認知症、精神疾患のリスク増加など、心身に影響が現れます。
オンタリオ州では、農業従事者のメンタルヘルスをサポートするために「Farmer Wellness Initiative」と呼ばれる、電話相談窓口を設けました。電話をかけるだけで、農業従事者とその家族は、専門家によるカウンセリングを無料で受けることができます。
最後まで読んでいただき、有難うございました。以前も、カナダの農業従事者を対象にした取り組みについてNoteで取り上げました。引き続き、関連するニュースについて追って行きたいと思います。
農業従事者の76%が中程度または高ストレス カナダで農業従事者に特化したメンタルヘルスケアプログラムが始まる
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