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真っ先に読んで!なオススメ記事

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#小説

この場を借りて

 君が僕のnoteを見ていると人づてに聞いて、こういうことをしていいのかわからないけど、こう…

石鹸師
4年前
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ギフト

「はいこれ、プレゼント」 「なにこれ?」 「『恐怖』だよ。これがあると色んな物が欲しくなって生…

石鹸師
3年前
77

詩 『答 え』

作:悠冴紀 答えなど はじめからどこにも存在しない 誰かの導き出した明確な答えは 他の誰か…

私の選ぶ10冊 幻想文学編

※「私の選ぶ10冊」なのに2作ほど、短編のタイトルを挙げていたことに気付き、短編集のタイト…

由良瓏砂
4年前
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僕はこの町を待ってた

あれはある昼下がりの、夕方の日差し迫る、いい風の吹く頃の事でした。 いつものように崖を登…

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ZOOMで黄泉の国とつながった。
元旦那は若返っていた。あっちの世界では老人の身体で生まれて、歳をとればとるほど若返るらしい。現役の総理大臣は10歳だという。
「そこで死ぬとどうなるの」
「赤ん坊に戻って現世に帰るのさ」
「全員?」
「いや、大人の頃にやり残したことがある人だけ」

水希
3年前
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短編 その人を知る方法

彼女と烏丸御池駅から少しのところで生ハムを食べていた時、こんな話になった。 「その人を知りたい時、あなただったらどうしますか?」 質問が抽象的というか大まかすぎて初めて聞いた時は?と頭の中は小さな混乱を起こしていた、と思う。 つまり面接でも、仕事の後輩でも友達でも、その人の中身を知りたくなったらどうしたり、何を見たりするかを、昔に話した事を思い出したみたいだ。それを俺に質問してきた。 「一緒にご飯食べるかな。それで頼むものだったり作法だったり、お腹膨れるとなんか安心して