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チームビルディング持論〜会話から対話へ①〜

ある会社から依頼されて、社会人チームを創立して4年になります。
チームを運営する上で、まず出だしで失敗したことがあります。

それは、

対話する基準

を作らなかったことです。
チームコンセプトやチーム内の約束事や決まり事は作りましたが、サッカー対話をする基準を全く作りませんでした、というかまだ作る必要はないか?と思っていたのは事実です。

創立1年目、集まった20名ほどの選手達、そこそこのサッカー経験値があるしサッカー感もあるし、Jリーグを目指すわけでもないと安易な考えでした。

今思えば、約40名ほどの練習体験者も来たし、スタートから20名ほどのチーム入会者もいたので、僕自身に自覚も覚悟も足りなかったのだと思います。

創立してから翌年、地域のカップ戦に出場しました。選手達のバックグラウンドは違うものの、若い選手達だし、個々のレベルで見れば勝てない大会では全然ない印象でしたが、結果は予選リーグ敗退。

しかもまあまあの負けっぷりでした。笑

チームをつくる難しさは分かっていたつもりでしたが、プレーはバラバラ、会話はなし。。。

自分の知り合いを寄せ集めた方が強い!と思ったほどでした。

そこで取り組んだのは、とにかく『会話』をさせる事。コミュニケーションです。当たり前だろって感じですがこれが出来なかった。

全体ミーティングを開いても、数人しか来ない…。半強制的に集めても、こちらの一方的な訴えであまり効果のないものでした。

エンジョイ志向と競技志向の間を行ったり来たりしている選手達がほとんどの中でどうモチベーションを上げようか?

俺は楽しく蹴りたい、僕はもっと戦術のトレーニングをやりたいとバラバラの日々。喧嘩もなければ励まし合うこともない。次第にトレーニングにも来なくなりました。。。

会話にすらならない集団をチームにするには

仲良くなる、会話を増やす

するしかないと思いました。
そこで、3つ実行しました。

①チームの影響力のある選手をピックアップ

トレーニング前日から声をかけてくれて、活動に参加させる。

②トレーニングをやめる

今も実行中ですが、平日のトレーニングをやめてゲーム中心にしました。
そこで会話させる。ゲームの方が会話しやすい。

③サッカー以外であつまる

サッカーのプレーが合わない選手達でも、趣味や価値観が合う共通の物を探して会話させました。
するとプレーも合ってきた選手が出てきました。
今はできませんが、当時は飲み会をして、メンバー同士の知らない一面が見れたり、だらしない所、良い所が共有できる。

こうして会話を促す、改革が始まりました。

次回につづく…

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