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オリンピック選手とメンタルヘルス

こんにちは。メンタルウェルネスあおぞらです。

2024年のパリ五輪が始まりましたね。
毎年オリンピックが開催されると、私もテレビにくぎづけになり、応援しています。

スポーツは観戦者にドキドキハラハラ、そして大きな感動を与えてくれます。私もその一人で、特にアスリートたちの素晴らしいパフォーマンスを見るのが楽しみです。

しかし、オリンピックに出場するアスリートたちは、強靭な肉体と精神を持っているため、メンタル不調や精神疾患とは無縁と思われがちですが実際にはそうではありません。

海外の調査では、トップアスリートのおよそ34%が不安や抑うつ症状を抱えていることが明らかになっており、うつ病、睡眠障害、摂食障害、薬物依存、薬物乱用のリスクが高いとも言われています。

パリ五輪での心のケアの取り組み

パリ五輪では、アスリートたちのメンタルヘルスをサポートするために様々な対策が取られています。

90カ国以上から170人以上のメンタルヘルス専門家が参加し、24時間対応のカウンセリングサービス(70言語以上に対応)を提供しています。また、アスリートのSNSでの誹謗中傷を監視するAIツールや、ヨガなどのメンタルリラクゼーションを行う「マインド・ゾーン」というスペースも設置されています。

さらに、米国チームのアスリート1300人が合計6000回以上のセラピーセッションに参加するなど、メンタルヘルスケアに対する取り組みが進んでいるそうです。これらの取り組みは、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、心の負担を軽減することを目的としています。

アスリートが感じる心の問題

アスリートたちは、競技におけるプレッシャーや怪我、引退後の生活への不安など、多くのストレス要因に直面します。また、SNSでの誹謗中傷やプライバシーの侵害も大きな精神的負担となります。

テニスの大坂なおみ選手がメンタルの悩みを公表したことは記憶に新しいですが、水泳のマイケル・フェルプス選手や体操のシモーン・バイルス選手も同様の問題を抱えていたことを公表しています。これらの公表は他の選手たちにも影響を与え、メンタルヘルスについて話しやすい環境が整いつつあります。

まとめ

オリンピックはアスリートにとって大きな挑戦の場であり、成功を追求する中で大きなプレッシャーがかかります。しかし、彼らもまた一人の人間であり、メンタルの健康に関する問題を抱えることがあります。オリンピックの舞台裏では、メンタルヘルスの重要性がますます認識されています。結果に関わらず、努力を惜しまないアスリートたちを応援し、称えたいですね。

メンタルヘルスは誰にとっても重要な課題です。アスリートの皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できるように、そして心の健康を保つためのサポートが提供されることを願っています。

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