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アルコール依存性チェック診断まとめ

わざわざ通院しなくてもネットでアルコール依存性診断が出来る時代です。

しかし、世の中には簡易的なチェックから良く医療の場で使われている診断まで様々な診断ツールが存在します。

本投稿では、その中の代表的なアルコール依存性チェック診断をまとめました。自分の飲み方に疑問を持たれている方は、是非この際チェックしてみて下さい。

尚、正式な診断は病院で無いと出来ませんので、参考程度の位置付けとして下さい。

①ICD‐10

ICD‐10はWHOの診断基準です。アルコールやドラッグなどの「精神作用物質」の依存症候群について、次のような診断ガイドラインを定めています。

◼️過去1年間に以下の項目のうち3項目以上が同時に1ヶ月以上続いたか、または繰り返し出現した場合はアルコール依存性の疑いがある。

①飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感
②飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して行動をコントロールすることが困難
③禁酒あるいは減酒したときの離脱症状
④耐性の証拠
⑤飲酒にかわる楽しみや興味を無視し、飲酒せざるをえない時間やその効果からの回復に要する時間が延長
⑥ 明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒

私の依存性末期は全てにチェックが入っていました。

要はお酒を飲む量、時間含めてコントロール出来ているか、お酒を止めると離脱症状が発生し、強い飲酒欲求が発生するか。

この2点が当てはまれば、依存性を疑った方が良さそうです。

②アルコール依存症 チェックシート(AUDIT)

WHO(世界保健機関)が作成したもので、世界で最も使用されているスクリーニングチェックシートのようです。

これは設問に正直に答えて行き、出た点数によって依存性のレベルを判断するものです。

③新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(KAST)

アルコール依存性の中で知らない人はいないと言われる久里浜アルコール症センター。

国立の医療機関として初のアルコール症専門病棟を設置した機関として有名で、アルコール依存性が入院する、と言った時に真っ先イメージに上がるものです。(依存性者限定)

この久里浜アルコール症センターが独自に作成したのが、KASTと呼ばれるスクリーニングテストだそうです。

こちらも、設問に答えて行き、点数による診断をするもの。

何と、②と③のチェックはアサヒビールのホームページで出来たりします。アルコール業界の苦悩が良く分かりますね。

下記サイトより、②、③どちらのチェックも可能です。

◼️チェックツール利用の際に重要なこと2点

(1)ご紹介したテスト内容は医療の場でも使われているようですが、サイト等で自己採点する場合は、あくまでも自己診断に過ぎません。

正式な診断をされる場合は、アルコール専用外来に受信して下さい。

(2)自己診断の場合、否認の病を発動させないで下さい。アルコール依存性予備軍の人にとっては、アルコール依存性と判定されたく無いため、つい誤魔化してチェックしてしまいます。

何度も言いますが、その時点で否認の病に掛かっています。恐れずに正直な自己診断をして、自分の飲み方を改める機会にして下さい。

最後に私の依存性末期時代を振り返った時の②の結果です。末期時代とはいえ、満点は中々取れませんね。

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今回は以上となります。

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