見出し画像

【インタビュー】メンター必見!メンティーの満足度があがるメンタリングとは?

こんにちは!
「教えたい人」と「学びたい人」を繋ぐマッチングサービスMENTAの公式キャラクター、MENTA君です🦊

以前、Youtubeにて公開した「【メンター必見】メンティーの満足度が上がるメンタリングとは!?」についてゲストの種市さんと開発者の入江さん、MENTA広報の廣濱さんで対談した内容をまとめました。

▼今回のゲストはこちらの方!

種市貴文さん
FeelSyncSytem.Co Ltd代表
文系大学からSIer企業に新卒入社
その後Webベンチャーに転職しPHPプログラマへ。数年後、ベトナムホーチミンへの子会社設立に伴う駐在員生活を経て2015年に海外でWebシステム開発会社を起業。

2018年よりMENTAでの活動をスタート、2021年現在140人を超えるメンタリングセッションを実施。
時には5時間を超える、技術だけではなくキャリア論や人生論まで掘り下げた熱血セッション(?)が有名
プランは↓「エンジニアにはまだなるな」
https://menta.work/plan/717


■このnoteで分かること

・新規メンターさんは「分かりやすいプラン」から作成した方が良い理由
・メンターとしての強みをみつける方法
・1対3対10の法則(メンター必見!)

さっそくいってみましょう!

1.メンターを始めようと思ったきっかけは?


(種市)海外に会社を立ち上げて、落ち着いたころに「日本との接点がなくなっている」と感じていたんです。もともと前職で新卒教育の担当を4,5年やっていたんですが、ベトナムにきて社員は全員現地の方なので、教育できる機会がありませんでした。その時ちょうどリリースしたのを入江さんのTwitterでみつけて登録したのがきっかけでしたね。

(入江)未経験からエンジニアへの転職はメンタリングしていますか?


(種市)しています。これ賛否両論あると思うんですが、僕は
ポートフォリオを作るよりも先に面接をたくさんしなさい」って話しています。作るのに時間をかけすぎて面接にいかなくなっちゃうんですよね。サッカーの試合に出るのが目的なのにずっと練習ばかりしてるみたいな。笑

実際にメンティーさんも「恥をかきたくないから、失敗したくないからまずはポートフォリオを作らなきゃ」って方向に行き過ぎて、実際にの転職活動をされていない方が多いので、まずは面接してみましょう。って言ってます。

基本的に中途でも未経験なのでポテンシャル採用じゃないですか。
なのでメンティーさんのポテンシャルがどこにあるのかを聴いて、その方の強みをみつけて自己PRを提案させていただいています。そのうえで企業さんに出してどんな反応があるのか見てみましょう。って話してますね。
どの会社にいくかによって求められるポートフォリオは違うので、まず面接にいって、反応があった会社はどんなところだったのかを出して、そこに合わせてポートフォリオを作ったり、自己PRを考えたりというようなことをしています。

(廣濱)種市さんのプランの中に、「その人にあった学習プラン」がありますが、この中に面接のフォローが入っているんでしょうか。

(種市)単発でお話して、継続でフォローが必要な方に案内をしています。
学習プランに関しては、基本的に単発でお話を聴いたメンティーさん自身ができるものを提案してその期間中のモチベーションにの管理だったりをしていますね。面接のフォローはプランというより一緒に伴走しているような感じですね。
「面接落ちちゃった」ってメンティーさんから連絡がきたら背中を押していくって感じです。



2.メンティーさんのモチベーション管理はどうしていますか?

(種市)僕、単発プランで2時間~5時間とかしゃべっちゃうんですよ。笑
みなさん、本業しながら新しいことを始めようとしているので相当強い目的意識がないと挫折しちゃうんです。以前は「PHP教えてください」「分かりました!」の二つ返事でメンタリングしていたんですけど途中でやっぱり折れちゃったんです。だから


「なぜ、プログラミングを勉強したいのか」
「なぜ、月10万稼ぎたいのか」


を深く聴いています。今、どれくらいの収入があって、将来どんなライフイベントがあって、どれくらいのお金をいつまでに稼がなきゃいけないのか

詳しい話を聴いていくとメンティーさん自身の明確な理由がでてくるんです。実際、話を聴いていくと「お金を稼ぎたい」と「スキルを学びたい」が混同しているメンティーさんも多いので、どちらの方が大切かを問うと、メンティーさん自身が自分の気持ちに気づいていきますね。

なので、「なぜやりたいのか」の理由をめちゃめちゃ深掘って、それの言語化のお手伝いをいかに最初の方でできるか。それがモチベーションの保ち方だと思います。



3.メンターとしての強みは誰にだってある

(入江)新しく入ったメンターさんへプランを作る際のアドバイスはありますか?

(種市)僕が登録した時から登録者は数百名いたんですがその時から顧問から入ってオンリー1を目指す戦略をとっていました。

最初からオリジナリティを出しすぎるとメンティーさんは「この人、何を教えてくれる人なんだろう」と混乱するので「WordPress教えます」「PHP教えます」「ディープラーニング分かりやすく解説します」など、分かりやすいものからスタートしました。
そこから単発できたメンティーさんとお話をして、プログラミング学習希望の方でであれば継続プランで長期的な関係を速めに築いていくのがいいのではないかなと思います。


・分かりやすいプランから強みを分析
継続プランで契約される方が3名程いるとプログラミング学習者がどこで困るのかっていう生の声が集まってくるんです。それらを集めた上でどんな相談が多いか分析していきます。

そしたらプログラミングの相談のりますっていってるのに「キャリアの相談のってください」だったり、「一緒に目標設定つくってください」だったり様々だったんです。中には「プログラミングの相談は実は違う人にしてました」って人もいて。笑
複雑な気持ちだったんですけど、逆にキャリア系の相談は僕の強みなんだと捉えていきました。


・メンティーの悩みが分かると自分に価値を感じてくれる
メンティーさんの悩みが分かると、自分のプロフィールにもどんなプランを書いたら相手に響くのかが分かってきます。なのでまずは1人でもいいからメンティーさんをサポートさせていただくプランをつくって継続していただくのが一番かなと思います。

値段は3000円とかで設定していましたね。当時は無料初回体験とかもしていました。あとはメンター募集の方をみにいって提案のメッセージを送ってみるなど、まずは悩んでいるメンティーさんとお話をする、そこから価値を感じてもらって継続的にサポートさせていただくのが戦略の中身かなと思っています。



4.メンターさん必見!「1対3対10の法則」とは?

1:お金をもらう側の認識
3:お金を支払う側の認識
10:お金を支払う側が行動を起こす基準値


(種市)お金を払う側ともらう側には1対3の倍率の違いがあるってことです。今3000円もらってるとすれば相手は9000円払っているつもりになっているってことを意識することです。

つまり、自分が「これは3000円の価値だろう」と思ったら相手は1000円の価値にしか感じていないってことなんです。実際に僕もMENTAでプランをつくる前にオフラインで同じサポートを友人にしてみて、どれくらいの価値があるかを聴いたら僕の予想の3分の1くらいだったんですよ。

サービス設計をする時に常にもらった金額の3倍くらいの基準でつくらないと全員に満足してもらえないと知りました。

10はお金を支払う側が金額の10倍の価値を感じると行動を起こすことをさしています。メンティーさんに良いにレビューを書いてもらういたい場合、10倍の価値を感じてもらうってにはどうしたらいいかという発送で価値提供をするとメンティーさんが良いレビューを書いてくれて、それを読んだ他のメンティーさんが契約をするという循環が生まれます。最初は大変なんですが、なるべく自分のサービスを高い基準にもっていくのは長い目でみると良い結果につながっていると思っています。

===

まとめ

・駆け出しメンターさんは「分かりやすいプラン」からつくる。
・学習者がどこで困るのか生の声をあつめる。
・あつめた質問内容からよく自分の強みをみつけ自己紹介・プラン内に反映させていく。
・1対3対10の法則を意識して、10倍の価値を感じてもらうためにどうするかを考える。

でした!種市さんの聴く姿勢が満足度に直結していると感じられる時間でした。ありがとうございました。

インタビュー動画はこちら。ラジオ感覚で楽しめるのでランチを食べながらどうぞ🍴🎧







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?