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ハラスメントストッパー <看護大学での講師のバイト> 連載3回目

3.紫陽花が始まって

前回までのあらすじ:某看護大学で「在宅での摂食嚥下障害を持つ方のケア」をテーマに講義をすることになりました。その準備をしていました

紫陽花が咲き始めた時に、
安富歩先生のある著書を読みました。


内容を十分に理解できたわけではありませんが、
「歴史を学ぶこととは、今生きている自分にとってどういうことになるのか」
と解釈しました。

「『摂食嚥下障害を持つ方のケア』は、自分にとってどういうことか」と閃きました。

前回の記事では、読書メモが頼りと書きました。
写真の赤い表紙のメモはダイソーで購入しました。



しかし、非常に印象深かったその著書を、あろうことかメモしていませんでした。読む前にYouTube視聴して、わかった気になっていたのでしょうか。
著書の内容は、ある大学での講義の記録だったと記憶しています。

印象に残ったことばを入力したら、その本が見つかりました。
本の題名は「生きるための日本史」でした。


ありがたいことに、読み直したかった部分が記載されていました。

客観的歴史描写というよりは、「私は、なぜ、いま、ここで、こんなふうに、生きているのか」を問うための主観的な歴史学です。そこから私自身の実像を理解し、これからを生きていくためには、何をどうすればいいのか、を知りたいのです。


それでは、講義の中で「摂食嚥下障害を持つ方のケアの問題」を 伝えることができるでしょうか。

「自己流・摂食嚥下」ではありません。

摂食嚥下を持つ方へのリハビリを行う環境にいることで、自分が気づき、追及したことがありました。

自分がいるのは患者さんへのケアの現場です。
病院でも、在宅でもケアの現場ということは同じです。
その現場で、患者さんのケアとは別次元の問題に直面していました。

職場のハラスメントを、
大事な同僚へのハラスメントをやめさせたい。


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