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英語が出てこない

イッヌのトリミングが仕上がったと、連絡を貰ったのでいつものように車で向かう。
大きな幹線道路を走っていると、歩道でスマホ片手にきょろきょろとあたりを見回している人を見かけた。
その日はゴールデンウイーク中ってこともあり、観光客が道に迷ってんだなぁと思った。
たまに、道に迷ってる感じの人を見かけるので、この辺の道は観光客にはわかりづらいのかもしれない。


イッヌを預けてあるお店がある、ビルの前に到着する。
ここは、幹線道路から一本奥に入った路地にある。
トリミングを終えてすっきり顔をしたイッヌを、車内のゲージにお座りさせていると、あれ?と気付く。

運転中に幹線道路で見かけた人が、大きなリュックを背負ってスマホをガン見しながら、私の目の前を通り過ぎて行った。


こんな路地に迷い込んでらぁ、大丈夫かいな?と心配になり、後ろから
「あの・・・」と声をかけた。
私、旅人には優しいのだよ。




「ハイ?」と言いながら振り返ったその人は、





青い瞳をしたブロンドヘアーの異国の人だった!

つばの広い帽子被ってるからわからんかったじゃない。


(;・∀・)オットドウシヨ心の声

(;・∀・)コトバガデネエ心の声



脳がパニックを起こして、日本語すら出てこない。
私から話しかけたのに、私はコミュ障みたいに引きつった笑顔をするのが精一杯だ。

逆に異国の人は、渡りに船じゃん!みたいな嬉しそうな表情をして
「ココワカル??」と言いながら、手に持ってるスマホのグーグルマップを見せてきた。
赤いピンの所に行きたいらしい。

私はそのピンを指して
「ここ?」「え?」「そこ?」「なに?」
と、キョドって聞く始末。(英語なんて出て来やしない)
そのうえ、私、カタコトの日本語しか喋れてない、残念な日本人に成り下がっている。
それでも私のジェスチャーと変な日本語が伝わっているようで、異国の人はうんうんと頷くし、店の名前を連呼している。
発音が良すぎて連呼しているのが店の名前と気付くのに、時間がかかったが。

あたしゃ、リスニング能力も無いのか。

いやまて。
英語は分からなくてもグーグルマップはわかるぞ、いつも使っているからな。
しかし、全部英語表記である。
地図上の地形も道もいつも通る地元の道だし、よくわかるのだが、店の名前やビル名が全て英語になると途端にわからなくなる。

くっそ、とっつきにくいぜ。

「それ、かして」と、私は手を出した。
異国の人は、自分のスマホを手渡してくれる。
私はそのスマホのグーグルマップを、ガン見する。
地図を縮小したり拡大したりして、ようやくわかった目的の場所。
それは、隣のビルの2階のレストランだった。
目的地は、目の前である。
灯台下暗し、じゃないか。




私は振り返って「あれ」とビルを指さす。
そしてその場から、Uターン。
2,30歩一緒に歩きながら、異国の人を案内。

「アリガト!」と言いながら、異国の人はそのビルに入っていった。
12時過ぎ。
ランチの時間か、そうか。
お腹すいてんだな。

いいことしたぞ、徳を積んだぞ。






あのさ、私、一応、英語を勉強しているの。(無料アプリだけど)
なのに、なんだこれ。
散々たるものだ。
今回の件を思い出しながら書いているけど、思い出すのも情けないw
笑っちゃうぐらい、英語がでてきていないw
その上、日本語もおかしい(笑)

この英会話アプリの連続859日という数字は、何を物語っているのだろう。(5月4日現在)


2年以上、なーにやってんだわたし(笑)