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とりあえず今の不快感をなんとかしたいだけ。みんなそうなん。

先日の始業直前、会社の年下の先輩に聞かれた。(40代)

「きんにくちゃんは、もうホットフラッシュないのん?」

あ。気が付けば今は全くない。あれだけ悩んでいたホットフラッシュは微塵もない。以前は緊張したりすればホットフラッシュが必ず出ていた。緊張時の汗はもう滝汗ではない。それは普通に緊張からくる汗であり、ホットフラッシュと違うのは歴然だ。

「ないわー。気が付けば終わってたわ。ホットフラッシュは、ね。」

「いいなー。今私、ホットフラッシュが凄いねん。何年ぐらいで終わった?」と彼女はハンカチでおでこから噴き出る汗を拭きながらうんざりした様子で言う。

「2、3年ぐらいかなぁ、気が付けば終わると思うよ。けどその代わりにほかの症状が出てきてん。」え?どんなん?と聞かれるかと思って、関節痛や腰痛や頻尿なんかの話をしようと構えていたが。

「えええええ?あと2年もあるん?マジいやや~!」と言いながら自席に戻ってしまった。

おいおい、私の症状は聞かんのかーーーい!と思ったが、このいきさつで思い出したことがあった。




彼女と同様ホットフラッシュで悩んでいたころ、会社の先輩に相談したことがある。汗が止まらないことはよくあるよという答えだった。そんな年頃だとも。

生理の出血が止まらなかった時も、別の先輩に相談したら、そんな年頃だと言われる。彼女たちは自分の体験談と照らし合わせてよくあると言ってくれる。

その答えに、私は安心をする。そして、彼女たちは続けて必ず、その後の自分の症状や今のしんどいことを語りだすのだった。

え?そんな話はもういいよと内心思ったのを覚えている。

私は「先輩方の今の症状」よりも「私の症状」がなんとかならないかと、先輩たちがなんとかして克服した情報や終わった時期や、どれぐらいの期間を要したのかを聞きたいだけなのだ。彼女たちの「今の症状」は聞いたけど、覚えていない。今の自分の症状に当てはまらないから興味ないってことだ(笑)

まぁ、なんせ、更年期はわがままなのよ。自分勝手なのよ。私も含めみんな。みんな自分の今のこの変な重い苦しいダルいキモイ症状が1日でも早く無くなればと、それはそれは必死に願って足掻いているのだ。仕方ない。


だから。

みんな、更年期の女には優しくしてほしい。(笑)