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小さい字を書く時の半端ない集中力


先々週の三連休、先週末の土日と休みの日は単位認定試験の為に勉強をしている。
ギリシア哲学と錯覚の科学、この二本立て。


問題を解いていく際に、分からないところはノートや教科書を見て、問題用紙の余白にメモを書く。
メモと言っても、結構長い。
特にギリシア哲学の場合の文章は、蛇のように長い。
書くスペースが限られているので、できるだけ文字は小さくしないと全部収まらない。


なんの呪文よ、と思いながらズルズルと字を綴る。


こうやって小さい字を書いていると、学生時代を思い出す。
ペンケースに小さく丸めたカンニングペーパーを忍ばせるために、必死で小さな紙に書いたあの頃。

ああ、なつかし。

小さな字を書くときは、けっこう集中する。
テキストの答えや重要な文章を、限られた狭いスペースに転記する。
シャーペンの芯がつぶれて太くならないように、細心の注意をはらって書く。

職人のような細かい手作業。

そうこうして、やっとカンニングペーパーができあがる。

そっとその小さな紙を折りたたみ、ペンケースに忍ばせる。


そして試験当日は、なんだかんだでそのカンニングペーパーに書いた問題が出題されていて、小さなあの紙を開くこともなく答えが書けたりする。
集中して小さい文字を書いたら、ちゃんと記憶されているんだな。

そんな感じで「カンニングペーパーいらんわ、覚えてるやん!!!!」ということが、あったかと思えば、カンニングペーパーを必死で作り試験に臨んだら、ヤマが外れて殆ど回答できずに赤点取るとかもあった(笑)





何事も集中すると、いい効果がでるということだ。
カンニングペーパー作る勢いで、集中したらええってことだ。



文字を小さく書こうとすればするほど、集中できる。

老眼との戦いではあるが。