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感情伝播

書くことがありすぎて、しかし、それらをどう書いたらいいかわからなくて、あぐねている間に一週間が過ぎた。


もう日曜の午後。


あっという間に時間は過ぎる。
何をしていてもしていなくても、同じように1分は1分だし、1時間は1時間。結局、今日も、何もしていないのと等しいスマホゲームをして時間を無駄遣いしてしまった。
こうやってスマホゲームする時って、現実逃避したい時なのよね。

今ハマってるゲーム。同じ物を3つ揃えるだけのゲーム。やっているときは「無」になれるんだ。






この一週間、怒涛のように過ぎたので何があったか、書いておこう。(最近すぐ忘れるからなw)


月曜日

以前から不穏な空気を漂わせていた、まるちゃんVS上司が冷戦体制に入る。
上司は2月に異動でやってきた。このnoteを昔からご覧いただいている方はお分かりであろうが、ここは【人材の墓場】なのである。使える人材が来るわけがないのだ。役に立たない役職ばかりが上の人間ほど扱いにくいものはない…。それがまるちゃんのセクションの上司となった。仕事ができない上司にイラつくまるちゃんの機嫌はすこぶる悪く、その雰囲気を上司も感じ取り、一触即発。



火曜日

ネガティブメーカー杉山さんが休みなので、気分良く仕事がはかどり、合間に放送大学のお勉強もはかどる良き日。


水曜日

まるちゃんと対立している上司の表情が怖い。上司は黙りこくっているかと思ったら次の瞬間、まるちゃんと談笑し始める。しかしとびっきりの笑顔なのに目が全然笑っていない。(闇を感じる)遠くの席から私とメンディーちゃんはその様子を慄きながら見ていた一日。



木曜日

夕方から会議に入った上司は、会議の途中で離脱し帰宅。(一体何があった?)この後判明する。

金曜日

朝から上司は「パソコンのデータが改ざんされている、勝手に私のパソコンを触った人がいる!」と騒ぎ出す。(ちなみに、パソコンは離席すればロックされパスワードを入力しなければ触れない。)

上司がシステムの人間を呼びつけて、「データ盗まれた~」「データ改ざんされた~」と訴えるもんだから、セクション内の雰囲気悪いし、もう怖いってもんじゃない。
システムの人は適当に対応して帰っていったが、その様子を見ていた私は、思う。



上司は、病んでる。(しらんけど)



ここ何週間か、上司と喋っても言ってることが支離滅裂で、被害妄想気味なことを口にしていた。
言っていることのつじつまが合わないなぁ、話を聞きながら思うのだが、まぁ、私の直属の上司ではないので適当に聞き流していた。

しかしまるちゃんをはじめ、部下たちは大変である。
部下が上司に前日報告したはずが、翌日上司は「聞いてない!」と言ったり、
逆に上司が部下たちに伝えていないのに、「言ってあったでしょ!!」と言い切って、忘れていたことは認めないらしい。
上司は毎月決まった日に、顧客データを別部署に送るという大事な仕事があるのだが、着任した2月から6月までの5ヶ月間、毎月のようにデータが間違えていてそのたびに、大騒ぎして被害を被った人は数知れず。



木曜日の夕方の会議で、その上司に言い渡されたことが、月一の顧客データを別部署に送る仕事から外す、ということだったようだ。
だから会議を途中で放棄したのだろうか。



被害妄想は、伝播する。
不の感情も、伝播する。


上司が周りの人間を疑うような態度をするので、部下たちも「私は疑われているんだろうか」「誰がやったんだ」と疑心暗鬼になっている。



感情はうつる。
とても空気が悪い。




冷静に考えれば、上司の言動は「おかしい」ことばかりなのだが、みんな感染しちゃってるので、負のループである。




こんな時、心理学やっててよかったと思うのだ。
以前放送大学の授業で学んだ時のテキストを引っ張り出して読み、私は自分の心の平穏を取り戻す。
こうやって「どこかに今回のようなケースの事例があったよな」と探そうとする行為は、生きた復習になって逆にありがたい。

今回はこのテキストを引っ張り出した。

学ぶ前なら、悶々と起こったことを後ろ向きに考えて、どうにもならない答えばかり出そうとしていただろう。


悪いことを考えていることのほとんどは現実には起こらない、なのに、脳は勝手にネガティブな想像をさせていく。

これは、人間の生理的反応だから仕方ないのだけど、それを知っていると知らないじゃ、えらい違いで。

だから、心理学を学ぶのはやめられないんだな、私。