さようなら、三田さん
2000年の三田さんの結婚式から月日は流れ、2013年。
13年経ったある日、小松から電話がかかってきた。
小松と話すのも10年振りくらいだろう。
「わあ!小松!久しぶり、元気?」と尋ねる私に、うん、まぁ、私は元気よと歯切れの悪い返事の小松。
久しぶりすぎる連絡は、誰かになにか、もしくは自分自身になにかの変化があったときだろうとは薄々感じる。
ひとしきりお互いの近況報告をしたあと、小松が切り出す。
「あのな。三田さんな……」
「うん、三田さんの名前、懐かしいな。三田さんも元気?」
「……、三田さん、亡くなってん。」
「えええええ!!!!」
子供を2人残して、病気で亡くなったと。
三田さん、40代半ばでこの世を去ることに、どんな思いがあったのか、察するに余りある。
明日お通夜で、明後日お葬式だと言う。
小松は明後日のお葬式へ行くと言う。
私は明日も明後日もノルマに追われる仕事が山ほどあり、あの町へ高速道路何時間も車を飛ばして行くのは非現実的だ。
こう考えるのは、さほど三田さんと親しくしていた訳では無いから故。
小松が悲しんでいる様子が電話越しにひしひし感じるのだが、私はというと悲しいと言えばそうだが、うん、まぁ、本当に残念です、という具合であり、三田さんとの関係性がこれでわかる。
小松と私は新卒で入社した時の同期だ。
今で言うところの陽キャの小松は、前回も書いたように超フレンドリーな感じだ。
偽陽キャの私は、それなりにウマが合い、よく連れ立って遊んだ。
小松はお節介な性格なので、たまに、いや、ちょくちょくウゼエとは思いながらも、LIVEに行ったりお酒飲んで朝までオールしたり、旅行行ったりしていた。
小松と三田さんは、高校の同級生だ。
よくは知らないけど、小松の落ち込みようは2人が仲が良かったことがよくわかる。
「小松、寂しいね。三田さんと仲良かったもんな。気を落とさずにね。」
「うん、明日、お別れしてくるわ。」
「そうやな。」
季節は秋も深まってきた頃だと思う。
もう、日にちは覚えていないけど、どっぷりと暮れゆく夕日をぼんやり見ながら、会社の駐車場に車を停めたまま、しばらく三田さんのことを考えていた。
そして、私は、小松から聞いた葬儀場に、弔電を打った。
三田さんが急いでお見合いして、出会って3回目で結婚式をして、2人の子供を産んだ。
あの時、もの凄くスピードを感じた。
なぜそんなに次から次へ?と、いう感じだ。
(後から聞いた話では、家も購入したらしいし、結婚を機に仕事をやめたけれど、別の会社に再就職もしたらしい。)
若くして亡くなってしまったのだけど、でも、三田さんは幸せだったんだろうなと、私は思っている。
幸せが凝縮していたんじゃないかな、スピードに乗ったあの13年間。
私には、一生懸命走り抜けた三田さんがイメージできる。
とても真面目で何事にも真剣に取り組む女性だった。
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さて、話変わって。
ここ最近の私だが、過活動膀胱が治まりQOLが爆上がりだ。
v(。・ω・。)ィェィ♪
夜間頻尿もほぼないし、1時間おきにトイレに行きたくなる欲求や、流れる水を見た瞬間に膀胱が破裂しそうになることもない。
膀胱の平和がやってきている。
久しく薬も飲んでいないのに、この状態は嬉しい。
このままで、いたいぞ。
だが。
一日のトイレの回数が減ったということは、だ。
1回の量が多くなると言うことだ。
それだけの量を溜めることができるんだからね。
うん、これは自然の原理。
ここ最近、わたくし、トイレで用を足すとだな、長い(量の問題だ、笑)
いや、今までが少なく短すぎたというのもあるが。
そして勢いもあり。(元気だぜ)
いつもやってるようにトイレットペーパーで拭き、下着やパンストを引き上げると、内ももに湿り気を感じることがしばしばあるのだ。
うむむ(´-ω-)
これはだな、勢いが良すぎる、そして多量ゆえの弊害(笑)
こんな時決まって三田さんを思い出す、今日この頃。
あの時言った三田さんの言葉。
はいっ!('0')/太ももにかかります。
あの時はかからないって言ったけど、今やっとわかったよ、激しく同意するよ、三田さん!
この事が書きたいが故に、壮大な思い出話になってしまった。
先日なんて、ずっと考えてたからとうとう三田さんが夢に出てきた。
これははよ、活字にせにゃアカン!と思ってしたためた次第。
三田さんごめん、色々書いたけど許してほしい。
私の事覚えてるか知らんけど、私は貴女の事忘れてないよ。
独特な思い出だけど、今となってはユニークだと思うのね。
三田さん、また夢で逢いましょう。
終。
なんやねん、このオチ!
というクレームならどうぞコメント欄へ(笑)
責任は取りませんけどねぇ。