生理周期が乱れに乱れ始める46歳の如月
46歳のある日気づく、あれ?生理が終わらない。
いつもは8日程度で終わる出血が、ダラダラと10日目を過ぎてしまった。
仕事がきつく、人間関係もうまくいっておらず、恋愛は別れを考える程相手に対し嫌気をさしていた。
公私ともに何もうまくいっていなかったのだ。
そんなわけできっと生理周期が乱れているだけだろうと考えていた。
きっとそのうち終わるでしょう、そう思っていた。
しかし、12日、2週間、過ぎても出血が止まらない。
とうとう一ヵ月を数えるまでになってしまった。
さすがに1ヵ月は長いと思って、ナプキン代も馬鹿にならないし(笑)、いい加減血を止めたいわ!と近所の病院に行く。
産婦人科と言っても主な診察は「産科」であり、月経前症候群(PMS)とか更年期とかそういった症状に対しては、あまり力を入れてなさそうな感じだった。
診察結果としては
「生理不順でしょうね、ピル出しとくんでこれ飲んでね。」
と、この間医学部を卒業したんじゃないかと思わせるような若い男性医師は呆気ない。
更年期じゃないのか?
しかし、血液検査の数値が更年期とまではいかなかったので、生理不順と診断されたようだ。
なんだか、腑に落ちないなぁと思いつつとぼとぼ帰る。
この病院前も来たことあるけど、妊婦に対してはすごく優しいのにBBAに対してはどうも冷たいんだったわと振り返りつつ。
病院選びもしっかりしないと、と今になっては思う。
ちなみにそのピルを飲んだら速攻気持ち悪くなるので飲むのをやめてしまった。
結局病院に行った3日後位には出血は止まった。
その後また1週間して出血し、2週間あけてまた生理が来ると言うサイクルが3ヶ月ぐらい続き、こんな状態にもそのうち慣れていった。
自分の体の変化に慣れてしまうのも時としては良くない気がする。
もうすでにこの頃私の体は変化しようとしていたのに、私はまだ若いと言う根拠のない自信のもとに過ごしていたのだ。