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Magical Tangerine Hour Vol.8 プレイリスト

MTH第8回配信。MTHのテーマ、今回は最初期に作ったバージョンでお送りしました。

今回は私の、昔からのお気に入りの曲をご紹介。


I’m Forever Blowing Bubbles / Les Paul, Mary Ford (1951)

1918年発表の曲。なかなかの古さですね。三谷幸喜監督の映画、 “ザ・マジックアワー“で初めて知りました。エンドロールでも使われてましたが、劇中の方のアレンジの方が好み。このお月様のセット、素敵です。


Queer Notions / Fletcher Henderson (1933)

あやし〜い感じで始まるこの曲、実は矢野顕子とTin Panのさとがえるコンサートのアルバムで初めて知ったのです。こういうのをカバーしようとするあたり、さすがのセンスですよね、、!さとがえるの方のアレンジは、2000年発表のTin Panのアルバム、 “Tin Pan“ に収録されているものとほぼ同じ。あっこちゃんのスキャットがとっても良い感じなのです。もちろん、原曲の雰囲気も大好き。 ぎゃあーーーーんという始まりの響きが良いのです。とにかく、どちらも大変よろしいのです。


In a Mist / Bix Beiderbecke (1927)

あやしい始まりシリーズ2曲目。まさにぴったりのタイトルですね。初めて聴いたのは、Beau Hunks のでした。セクステットじゃなくて、Saxophone Soctetteでしたね。


The Old Music Master / Hoagy Carmichael (1943)

レコード屋さんで出会ったアルバム、“Hoagy Carmichael Sings Hoagy Carmichael“に収録されていて、そこで初めて知った曲。“Hong Kong Blues“が聴きたくて買ったけど、アルバム通して聴いていてこの曲もお気に入りになったのでした。


Readin',Ritin’,Rhythm / Helen Kane (1930)

Betty Boopシリーズのアニメーションを観ていて、そこから知った曲からいくつか紹介。ベティのモデルになったとされる歌手、Helen Kane。彼女は、“I Wanna Be Loved By You“で有名ですが、この“Readin’, Ritin’, Rhythm“も好きなのでこちらを紹介。すごくユニークでリズムが楽しい曲です。もちろんこの曲の中でも、“Boop Boop Bee Doop !“が聴けます。

“I Wanna Be Loved By You“もどうぞ。Marilyn Monroeのバージョンが有名ですが、オリジナルのHelen Kaneのバージョンもぜひ。聴き比べてみると、雰囲気が全然違います。みなさん、どちらがお好みでしょうか?

もう一つ。映画“Three Little Words“(1950)では、Debbie ReynoldsがHelen Kaneを演じてます。が、この歌声はHelen Kane本人によるもの。どちらも大好きなので私にとっては最高な組み合わせなんですけど!実はまだ観れていない映画。観なきゃ!


Minnie The Moocher / Cab Calloway (1942)

同じくBetty Boopシリーズで知った曲。Cab Callowayといえばこの曲、この独特のスキャットと、コールアンドレスポンス。最初の録音は1931年ですが、アレンジの好みから1942年のものを。

ちなみにBetty Boopの“Minnie The Moocher“ (邦題:ベティの家出、1932年)がこちら。なぜか洞窟にいるセイウチのお化けの声と動きはCab Calloway本人のもの。ロトスコープという手法で描かれているためか、妙なリアリティがあって怖いです。

Betty BoopシリーズCab Callowayゲスト回の2回目、“Snow-White“(1933)では、“St. James Infarmary Blues“を歌ってます。


Little Girl / Harold Arlen, Joe Venuti’s Blue Four (1931)

同じくアニメーションから知った曲として紹介。Chip ‘N’ Daleシリーズの“Two Chips and a Miss“(1952)より、“Little Girl“。1931年の曲で、いろいろ録音があったのですが、その中でも良かったものを紹介。ちなみに、前半で歌っている曲は“My Destiny“。Billie Eckstineの録音が有名です。こちらは1950年。

“Two Chips and a Miss“。劇中のアレンジ、最高に良いです。



March Winds and April Showers / Teddy Joyce and His Orchestra (1935)

最後の曲は、Electro Swingというジャンルをいろいろ聴いていた中で出会った曲。知ったきっかけは、ProleteRの“April Showers“(2011)。色んな“March Winds and April Showers“を聴いてきて、どれをサンプリングしてきたのか今まで本当に謎だったけど、1番近いんじゃ?と思って見つけたこのTeddy Joyceの録音、たぶんこれなんじゃないかと!2:08あたりからをサンプリングして、スピードを上げているのだと思う。長年の個人的な謎がスッキリした気がする、、!というわけでProleteR版もどうぞ。



ではまた来週!

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