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2023年みんなとつむぐ音楽会の振り返り

こんにちは!今回は私が代表を務めるプロジェクトである「みんなとつむぐ音楽会(通称つむおと)」の振り返りをしたいと思います。2023年はつむおとにとってまさに「芽吹き」の1年でした!

つむおと、とは?

みんなとつむぐ音楽会(通称つむおと)は、2022年3月より活動開始しました。生きづらさを抱える子ども・若者が、音楽の演奏・鑑賞を通して、自分の「表現」を見つけたり守られる経験をし、ゆるやかに他者とつながるきっかけを持てることを目指しています!音楽会は二部制で、(1)アマチュア演奏者による演奏会(2)演奏体験や演奏者との会話を楽しむ交流会で構成されています。

演奏者と聞き手が「表現」を守られる経験ができる、みんなとつむぐ音楽会
つむおとが目指す「表現」を守られる経験

運営メンバーが増えた!

昨年のつむおとは、私1人で企画し、古くから一緒に活動するバンドメンバーに手伝っていただき、戸塚のコミュニティカフェ「こまちカフェ」さんのイベントとして開催しました。伝説の初回開催でしたが、結構ハードでした…。深夜の練習、安価な機材をかき集める…。
そこで、今年はバンドメンバーであり、若者の「生きづらさ」について研究をしている角(すみ)くんが運営メンバーとして参加してくれることになりました!心強い!

新運営メンバー、角くんの写真
ベーシストでもある角くん

2回目の開催@こまちカフェ(戸塚)

そしていよいよ2回目の開催!2023年8月に昨年と同じくこまちカフェで開催しました。こまちカフェでは、毎月1回、第2金曜日夜に学校に行きづらい子どもと親御さんの居場所「ただい間のおうち」を開催しています。

「ただい間のおうち」は私が関東にいた頃から遊びにいっている場所で、よく子どもたちと一緒に音楽を楽しんでいます。何をしても、しなくてもいい心地よい空間です。関西に引っ越してからも実家のような場所で、時々帰っては元気をチャージしています。毎年つむおとは「ただい間のおうち」のスペシャルイベントとしてお邪魔しています。

2023年は2つのバンドが演奏者として参加しました!
ヨコゲン。
弦楽器を中心としたバンド。私と角くんも所属しています。

ヨコゲン。の写真。手前からヴァイオリニスト、ギタリスト、ベーシスト(コントラバス)

あげだしどうふとかぷちーの
ギターとピアノ、コーラスが優しい世界観を織りなす3人バンド。

あげだしどうふとカプチーノのメンバー写真。左からカホン、ピアノ、ギター

今年の生演奏は、バンドがコラボすることで、豊かな音楽のつながりを感じるものとなりました!それぞれのバンドの色が合わさって、素敵な時間だったな~。また、前回のつむおとに参加された方が、今年も遊びに来てくれたり、つむおとの様子を絵日記にしてくれたお子さんがいたりと、心に残る時間を届けられたことに幸せを感じました。

なんと!クラウドファンディングへの挑戦

実は活動資金は持ち出しで開催していたつむおと。このままでは活動継続は難しい…そしてもっと多くの方につむおとを知っていただきたい…。
そんな思いから株式会社academist様と日本生活学会様のコラボで始まった「知の無尽講をつくろう」プロジェクトに参加することにしました。
「知の無尽講をつくろう」プロジェクトは、日本生活学会創設50周年記念プロジェクトで、「知」と「資源」の循環を活発化させ、生活学を発展させることを目指した「研究クラウドファンディング」です。
(参照:日本生活学会「50周年記念事業『知の無尽講をつくろう』http://lifology.jp/lifo50mujinko/

なぜ研究クラウドファンディングに応募したかというと、大学院生である私と角くんは「生きづらさ」という共通のテーマで実践・研究をしています。つむおとの活動も、「生きづらさ」を「表現を守り、つながりあう」という視点でいかに緩和できるかを検討する試みと言ってもいいでしょう。そのようなつむおとの試みを改めて研究し、ハンドブックという形にすることで、研究・活動実践の2方向から「生きづらさ」緩和にアプローチできると考えたからです。
つまり、実践だけでは分からない構造的な課題や有用性を、研究で紐解き、研究だけでは実際に「生きづらさ」を抱える人に届かないノウハウを、実践を通して届ける、という活動を私たちは目指しているのです。

少し話がながくなりましたが、そんな思いで始めたクラウドファンディングは、こちら!

最強のボランティアさんを迎えて

クラウドファンディングってSNSでの情報拡散が大事らしいよ!ということは知っていても、うまく発信する自信がない運営メンバー。
そこで、音楽や居場所づくりに関心を持つ大学生のボランティアさんを2人お迎えすることに♪ お2人の活躍のおかげで、IntstagramとX(旧Twitter)で賑やかな情報発信をすることができました。

コラボイベントの開催

実は「知の無尽講をつくろう」プロジェクトには、6組のチャレンジャーが挑戦していました。中でも「給食」という観点で、私たちと同じく子どもの居場所について研究されている宍戸佳織さんとコラボイベントを開催しました!
当日は宍戸さんによるお茶のおふるまいや、コラボトーク、つむおとのようなミニ音楽会など楽しい催しが盛りだくさんでした。

イベントの様子。左から角(すみ)、南、宍戸さん
赤ちゃんがヴァイオリンの弦を触っている様子

ネクストゴールの達成

私たちにとって大きな挑戦だったクラウドファンディングでしたが、たくさんの方のご支援のおかげで、なんとネクストゴールまで達成することができました!89人もの方にご支援いただいたこと、その他の方々にも応援いただいたこと、本当に励みになりました。これまで手探りで開催していたつむおとですが、「ひとりじゃないんだなあ」と背中を押してもらうような経験になりました。
ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

2024年に向けて

2023年は運営メンバー・ボランティアさんが増えたり、クラウドファンディングに挑戦したり、つむおとにとって「芽吹き」の1年でした。
みなさまの応援を大切に、2024年はこんなことにチャレンジします。

  • みんなとつむぐ音楽会、4回の開催!(開催場所を大募集中!全国各地へ出張可能ですので、お気軽にお問い合わせください)

  • 音楽を通した居場所づくりのハンドブック作成

活動内容は各種SNSで発信しますので、ぜひチェックしてみてください!

X(旧Twitter):@tsumuguongaku https://twitter.com/tsumuguongaku
Instagram:@tsumuguongaku https://www.instagram.com/tsumuguongaku/



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