ITパスポート受験記1 資格のメリット

今年の5月下旬にITパスポート試験を受けて、無事に合格することができた.今日からしばらくこの試験について書いていきたい.

試験の概要などはサイトを見るなど調べればすぐにわかるので、ここでは受験して感じたことなどについて記していく.かなり個人的な見解となるのでご了解いいただきたい.


そもそもITパスポート試験は、ITに関する基本的な知識を持っているかを測る試験だ.基本とはどのくらいかということだが、情報処理系の資格の中では最も簡単なレベルで、おそらくこのnoteを利活用するほどのリテラシーがある人であれば、簡単に合格できるものである.

例えば、私はプログラミングができるわけではないし、wordやExcelは一般的なレベルでしか利用できない.VBAは勉強したことがあるが、すぐ挫折した.Javaも本を買って取り組んだことがあるが、読み通すことができず、結局何も身につかなかった.

そんなレベルの私でも、全く勉強せずに初めてITパスポート試験の過去問を1年分解いたら、いきなり合格点を取ることができた.ギリギリではあったが.そんな難易度の試験である.

念のために断っておくと、全体で6割以上が合格ラインである.また3分野から出題されるのだが、それぞれ合格最低点が設定されているようだ.そして単純に1問何点という配点ではないようなので、厳密に言えば、私が初めて過去問を解いた時の点数で、本当に合格できたかどうかはわからない.しかしわずかではあるが正答率が6割を超えたのは事実である.

だから、繰り返しになるが、ITパスポートは、難易度で見ると非常に簡単な試験であると言えるだろう.ちなみにこの資格は国家資格なので、少しの努力で国家資格が手に入るという意味では美味しい資格とも言える.

また、これは国家資格では初の試みらしいのだが、コンピュータを使って解答するCBT方式を採用している.そのため試験日程がたくさんあり、都合の良い日・場所を選んで受験することが可能だ.通常の資格試験は日程が固定されており、自分の都合に合わせるということはできない.しかも多くの資格試験は週末に実施されることが多いが、ITパスポートは平日でも受けられる.

ITパスポートは受験者多い人気の資格で、かつコンピュータを使うので大規模会場での実施は難しいことから、実際には人が集まりやすい日時・会場は早く埋まってしまう.したがって完全に自分の都合の良い時を選べるというわけではないのだが、それでも他の資格に比べて圧倒的に受験しやすい試験だと言えるだろう.

しかも受験後すぐに自分の得点が何点だったか、画面に表示される.それで合格かどうかはわからないのだが、点数はわかるので、予想はできるだろう.

このようにITパスポートは、かなり易しめの難易度、国家資格なのにわずかな勉強で取れる、プライベートや仕事の都合などと調整して受験しやすい、という点が大きなメリットである.

ここではITパスポート試験についてのいい面ばかりを書いてきたので、次の記事ではデメリットについても触れていきたい.


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