変顔が出来ない私。ままごと遊びの話とか。


元場面緘黙の私が苦手…いや、「全く出来ない」こと。
「変顔作り」と「ノリの良さ」(飲み会のノリとか)である。

(主婦である今、変顔をしてもむしろイタイし、機会もないのだが…若かし頃の話)

変顔やノリの良さは求められてもできない。ありのままの自分を出せないという状態。

変顔って、対人恐怖の人は絶対できない芸当。



話が突然変わるけれど、幼い頃のままごと遊びについてふと思い出した。

ままごと遊び、他人になりきる遊び。私はこれが苦手だった。また、TVなどで歌手の真似をするといったことも出来ないタイプだった。

そして、母も、何かになりきることが出来ない人である。

物真似をする、ままごとで何かの役になりきる。そんな母を見たことは一度もない。
歳の近い姉がいて、その姉とはよくままごとをしたが、お互いにセリフを考えるのが苦手だったように思う。
料理をするフリ、仕事をするフリ、などは大好きだったので、もくもくと何か作業的なことをしていたり、前もって私がセリフを指定したりしていた。


そんな私でも、友達の仕草などの「真似」は得意なほうだった。

なぜかというと、自分を消せるから。話す内容も仕草も、相手のものだから。自分自身の中身を見せなくても、友達の前で面白い自分を見せられるのは楽だった。


(緘黙の子で、舞台で演技するのは平気という子がいるのもこの理由かと)

でも、自分を出せない苦しさで悩むことになるんだけど。


そして、モリナガアメさんの漫画、「かんもくって何なの⁈」にあった高校時代のエピソードと同じく、「キャラ作り」をして苦しむことになる。

場面緘黙で、ある程度発話できるようになった状態の場合(場面緘黙ほどの緊張度の高さはなく、発話はできるが、素の自分を出せないという場合もおそらく同様に)中学、高校生となると、「話さなければならない」ことを優先するため、元の不安な自分を隠す「仮面」を作り上げてしまう。(皆ではないと思いますが、私はモリナガアメさんと同様の経験をしました)

キャラ作りをするのは、本来の自分を隠すため。(隠したいのではなく、それ以外の方法がないので止むを得ず)

話があっちこっち行きましたが、この辺で…

 


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