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社会人3年目くらいで書いてた文章を公開します。

前職では社員が日替わりで全メンバーにメールをしたためるという文化がありました。
その中で私が勇気を出して書いたことをここに供養します。
この文章を全社メールしたか、別の文章を送ったかは覚えてません。
長いので気をつけてください。

私は「なぜ」という言葉をよく使います。
自分の中でなのでよく使う単語というだけで、TAでいうAが高い等に結びつくわけではありません。
また会社では発話・表現せずに思うことがほとんどです。
使うシチュエーションは大体以下に分類されます。

1.単純に疑問があるとき。疑問以外の感情はない。
 例 なぜ生きているのか。
2.なんらかの答えを知りたいとき。
 例 なぜジンジブという社名なのか。
3.論や主張を補強する、反語的な進め方をしたいとき。
 例 嬉しいのになぜ泣くのか。笑う方が自然だ(から泣くべきではない)。
4.相手を否定したい、攻撃したいとき。
 例 なぜそんな酷いことをするのか。

1は答えを自分に求めるか、今すぐの解決を必要としていない。
2は相手しか知り得ない情報(感情や考え含む)を確定させる。答えがあるのに推測して終わるのはばかばかしい。
3は論の補強や反語でまどろっこしい装飾入れるより、もっと伝えるべき言葉も要素もある。
4は互いに不愉快な思いしかしない。
ということで人に対して発話する、表現する場合は基本的に2の使い方をします。

ただ「なぜですか?」「なんで?」等の疑問はコミュニケーション相手に攻撃だと思われることが多くあります。
そしてなぜと聞くと自分の考えを求められることも多くあります。
3,4の場合には主張があるので答えられますが、1,2の場合は答えられないことがほとんどです。
2の場合ではなんとか言えて
「○○と●●のパターンが意見として考えられて、どちらを意見として選ぶかのためにあなたの持っている情報がほしい」という言い方になってしまいます。

私が●●●●(前職の会社)で「なぜ」を使いたくないのは攻撃だと思われるといやだから、そして「批評家ではなく改善家であれ」に抵触していると評価される可能性が高いからです。
いずれも自己保身のために使わずにいました。

そうです。それは過去の話です。これからは使っていきます。
なぜ使う気になったかというと、面談で「意見」を言ってほしいと言われたからと、最近ある考えを教えられたからです。

一点目の「意見」に関しては苦手事項ではありますが、数打ってけば練度も増していくだろうという推測のもとなぜを含めて表現していこうと思っています。

二点目の考えに関しては二つ引用をします。
1「周りからの過度の期待は辛いものがある。しかし、自分の評価は他人がするのだから、もしかすると過度ではないのかも。他に人がいないということもある。」by父
2「<子曰く、位なきことを患えず、立つ所以を患う。己を知ることなきを患えず、知らるべきことを為すことを求むるなり。>
君子の学問は己に求めて他人に求めないことである。
人はみな自分が認められず、地位を得られないことを気に病むけれどもこれは間違いだ。
地位というものは人が認めて初めて授けられるもので、自分の力ではどうすることもできない。
これを悩むのは無益なことだ。
だから君子は地位のないことを悩まず、地位を得てその職についたときは、認められた力を十分に発揮するにはどうしたらよいかを常に研究して、自分にその力が不足していないかどうかを考える。
(「論語」の読み方 渋沢栄一、編・解説竹内均)」

私は評価されないと悩むことはなく、基本的には評価されすぎている、何を見ていってるんだと疑問を抱くことがほとんどです。
そこでこの2つの考えに触れ、他人の評価に対して私が感情を揺さぶられる必要はないし、揺さぶられたところで何も生み出さないことに深く納得しました。
そうであるなら2で言う「認められた力」はなんなのか、求められている物事はなんなのかを思考するか、最も楽な道として直接疑問を投げるだわーとなりました。

そうなると私が恐れる他人からのいい評価も悪い評価も気にする意味がありません。無価値です。
論語的には道に外れず学び続け正しく能を用いれば、おのずと道は開けるはずです。
なのでやっとですが、●●●●(前職の会社)で意見を言おうという思考になりました。
まだ「意見」がなんなのかよく分かってないので、皆さんに(何言ってんだコイツ)と思わせることもあるかと思います。
お手数おかけしますがその都度「ちげーよ」とお声がけいただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。

直接的で本質的な会話を会社ではするべきだなと感じたときにぽちぽち書いていたものでした。
これによって柔らかなコミュニケーション能力を軽視し始めたのは言うまでもありません……
「引き続きよろしくお願いいたします。」と書けば許されると思って書いてました。

引き続きよろしくお願いいたします。

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